美多哲夫★新・月の起源★

月はゆっくり地球に接近して激突したが、奇跡的に破壊を免れて、地球を回る衛星となった。

火星の核は地球より小さめ

2020-01-29 09:39:30 | news
隕石や探査機のデータに基づいた火星の新たな内部構造モデルが計算された。火星の核は地球の核に比べて、惑星全体の質量に対する割合が小さいようだ。
【2020年1月28日 東北大学】

地球がどんな物質でできているか、また地球の内部がどのような構造になっているのかについては、岩石のサンプルや地震波の伝わり方などからかなり詳しくわかっている。地球の表面には主にケイ酸塩でできた厚さ数km~数十kmの「地殻」があり、その下には厚さ2900kmほどの「マントル」と呼ばれる層がある。マントルの下には「外核」があり、鉄やニッケルが液体の状態で存在している。一番内側が「内核」で、固体の鉄・ニッケルからなる。
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アストロ天文ニュース

オウムアムアやボリソフ彗星の起源は太陽系外

2020-01-25 14:51:33 | news
天体の軌道の分布に着目した研究から、恒星間天体「オウムアムア」と「ボリソフ彗星」の起源が太陽系外である可能性が高いことが示された。
【2020年1月24日 RISE月惑星探査プロジェクト】

2017年に発見された「オウムアムア(1I/'Oumuamua)」と2019年に発見された「ボリソフ彗星(2I/Borisov)」はどちらも、今後二度と太陽系には戻らない極端な双曲線軌道をもつ天体だ。その運動の様子から両天体は、オウムアムアの発見をきっかけに新設された「恒星間天体」というカテゴリーに分類されている。
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アストロ天文ニュース

月の「スミス盆地」の火山活動に迫る

2020-01-21 16:27:12 | news
月探査機「かぐや」により取得された月の地下の観測データから、「スミス盆地」の溶岩領域における地下構造が調べられ、約40億年前以降に溶岩噴出量が急低下したことなどが明らかにされた。
【2020年1月20日 東北大学】

月は約45億年前に誕生した後、約40~38億年前の「後期重爆撃期」に巨大な天体の衝突を受け、主要な盆地が形成された。その後、月の表側の盆地内で火山活動によって溶岩の噴出が起こり、その活動は約34億年前まで活発に続いた。一方で月の裏側では、火山活動は低調だったことが知られている。
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アストロ天文ニュース

シミュレーションで推算、フォボスに積もる火星表層物質の量

2020-01-18 07:53:42 | news
火星への小天体衝突で衛星「フォボス」に物質が運ばれる現象のシミュレーション研究から、フォボスには従来の見積もりの10倍以上の火星表層物質が混ざっていることが示された。
【2020年1月17日 東京工業大学】

日本は「はやぶさ2」に続く次世代サンプルリターン計画として、火星の衛星「フォボス」と「ダイモス」を対象とした火星衛星探査計画「Martian Moons eXploration; MMX」を進めている。2024年に探査機を打ち上げ、2029年に衛星のサンプルが地球に帰還する計画だ。
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