美多哲夫★新・月の起源★

月はゆっくり地球に接近して激突したが、奇跡的に破壊を免れて、地球を回る衛星となった。

リュウグウの6割は有機物かもしれない

2020-06-26 14:51:58 | news
「はやぶさ2」が得たリュウグウの観測データに基づく計算から、リュウグウは60%以上が有機物で構成されているという結果が得られた。元は彗星の核だった可能性もある。
【2020年6月25日 岡山大学】

小惑星探査機「はやぶさ2」が探査を行ったリュウグウは「C型小惑星」に分類されていて、炭素質コンドライトと呼ばれる隕石にスペクトルが似ている。炭素質コンドライトは有機物や水を数%含む始原的な隕石で、リュウグウもこのタイプの隕石と同じような組成であると考えられてきた。
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アストロ天文ニュース

火星の風が引き起こす微弱な振動

2020-06-24 14:50:01 | news
NASAの火星探査機「インサイト」の地震計に記録された微弱な振動の解析から、火星の微動の発生メカニズムが初めて明らかになった。
【2020年6月22日 九州大学】

2018年11月に火星に着陸したNASAの「インサイト」は、火星の内部を探査する初の探査機だ。「インサイト」は着陸地点のそばに高精度の地震観測装置「SEIS」を設置し、探査機本体にも温度計や風向・風速計などを備えている。これまでの探査で、火星内部で発生した地震(火震)が数百回検出されているほか、風による振動などもとらえられている
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アストロ天文ニュース

ソーラーオービター、太陽に初接近

2020-06-20 13:55:13 | news
ヨーロッパ宇宙機関の太陽探査機「ソーラーオービター」が6月15日に初めて太陽へ接近し、表面まで7700万kmの距離に到達した。
【2020年6月19日 ヨーロッパ宇宙機関】

今年2月10日に打ち上げられたヨーロッパ宇宙機関の太陽探査機「ソーラーオービター」は、6月15日に初めて近日点(楕円軌道上で太陽に一番近づく点)を通過した。このとき太陽の表面からの距離は約7700万kmで、地球・太陽間距離の半分にまで迫っている。近日点通過後の1週間は探査機に搭載された6基の望遠鏡を含む10種類の科学機器の動作確認が行われており、撮影された画像は7月中旬に公開される予定だ。
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冥王星の大気崩壊が急速に進行

2020-06-19 09:40:12 | news
2019年7月に起こった冥王星による恒星の掩蔽を観測したデータの解析から、掩蔽観測時の冥王星の大気圧が2016年と比べて約20%低下したことが明らかになった。
【2020年6月18日 京都大学】

冥王星は、太陽系外縁部のカイパーベルトに存在する直径2400km程度の準惑星だ。太陽から約50億km、地球と太陽との距離のおよそ30倍も離れた軌道を公転している冥王星は、太陽系探査において長らく謎に包まれた未到のフロンティアだった。
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予測より速く土星から遠ざかるタイタン

2020-06-16 20:32:48 | news
探査機カッシーニの観測データから、衛星タイタンが年間11cmの割合で土星から遠ざかっていることがわかった。これは従来の予測の100倍も速い。
【2020年6月15日 NASA JPL】

月は1年間に3.8cmずつ地球から遠ざかっている。月の重力の影響で地球の表面がわずかに伸び縮みし、これによって地球の自転にブレーキがかかる一方で、その分のエネルギーが月の公転半径を大きくすることに使われるからだ。
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模擬実験で示唆、生命の材料は隕石の衝突で作られる

2020-06-14 09:07:21 | news
生命の材料となるアミノ酸が、太古の地球や火星の海に隕石が衝突した際に大気成分から合成された可能性が実験によって示された。
【2020年6月12日 東北大学】

生命の起源につながる材料は、太古の地球で生成したものと地球外から飛来したものがあると考えられてきた。このうち地球外からの有機物は、隕石や彗星塵に含まれていたと考えられているが、その量や種類はわかっていない。
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