美多哲夫★新・月の起源★

月はゆっくり地球に接近して激突したが、奇跡的に破壊を免れて、地球を回る衛星となった。

太陽に最接近したボリソフ彗星

2019-12-20 09:54:25 | news
観測史上初の恒星間彗星であるボリソフ彗星が12月8日に太陽に最接近した。その最接近前後の姿をハッブル宇宙望遠鏡がとらえた画像が公開された。
【2019年12月17日 HubbleSite】

今年8月に発見されたボリソフ彗星(2I/Borisov)は、当初はありふれた彗星の一つと思われていたが、その後の観測により太陽系の外からやってきた天体であることがわかった(参照:「観測史上2例目の恒星間天体、新発見のボリソフ彗星」)。恒星間天体としてはオウムアムアに次ぐ2例目の天体であり、恒星間彗星としては初めての天体である。
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アストロ天文ニュース

パーカー・ソーラー・プローブの初期成果、太陽の折れ曲がる磁場や塵の穴を観測

2019-12-19 10:32:55 | news
NASAの太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」が3回の太陽フライバイで得た最初の科学成果が発表された。
【2019年12月12日 NASA/カリフォルニア大学バークレー校】

2018年8月12日に打ち上げられたNASAの太陽探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」は、太陽コロナの中に突入して太陽半径のわずか8.5倍にまで接近しようという史上初の探査機だ。遠日点(軌道上で太陽から最も離れる点)が金星軌道のやや外側に達する楕円軌道を回りながら、2025年までに太陽へのフライバイ(接近通過)を24回繰り返し、徐々に近日点を太陽に近づける予定だ。これまでに3回のフライバイを終えており、従来の理解を大きく変える複雑で活動的な太陽の姿を早くも明らかにしつつある。
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アストロ天文ニュース

オーロラを発生させる高エネルギー電子が大気圏に降り注ぐ仕組みを解明

2019-12-08 17:56:27 | news
ジオスペース探査衛星「あらせ」と地上の大型大気レーダーによるオーロラの同時観測から、地球周辺の宇宙空間で生まれた電磁波が南極と北極上空の深いところまで高エネルギーの電子を降り込ませていることが、世界で初めて明らかにされた。
【2019年12月6日 国立極地研究所/データサイエンス共同利用基盤施設】

北極や南極の空を美しく彩るオーロラは、高度約100~300kmに現れる大気の発光現象であり、地球の周りの宇宙空間から磁力線に沿って大気圏に降り込んでくる約0.1~数十キロ電子ボルト(keV)のエネルギーを持つ電子が極域大気に衝突することによって発生する。
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