美多哲夫★新・月の起源★

月はゆっくり地球に接近して激突したが、奇跡的に破壊を免れて、地球を回る衛星となった。

2万5000光年彼方、天王星のような巨大氷惑星

2014-10-31 22:36:47 | news

 天王星のような軌道を持つ系外惑星が2万5000光年彼方に発見された。天王星や海王星のような巨大氷惑星候補が太陽系外に見つかったのは初めてのことだ。
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 太陽系の惑星は大きく3タイプに分けられる。岩石惑星(水星から火星)、巨大ガス惑星(木星と土星)、そして巨大氷惑星(天王星と海王星)だ。これまでに1800個以上見つかっている太陽系外惑星にも岩石惑星や巨大ガス惑星とみられるものは存在していたが、巨大氷惑星に分類されるものはまだ見つかっていなかった。
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アストロ天文ニュース


太陽観測衛星「ひので」が遭遇した金環日食

2014-10-30 12:30:54 | news

 10月24日、太陽と月と太陽観測衛星「ひので」とが軌道上で一直線上に並び、「ひので」から金環日食が見られた。その際に「ひので」が撮影した、金環日食のX線太陽画像と動画が公開された。
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 太陽観測衛星「ひので」が日本時間10月24日朝、北米上空高度680kmで月による影の中(金環日食が見られる擬本影、直径187km)に入り、金環日食を観測した。この金環日食を見ることができたのは衛星軌道上のみで、地上では北米地域(米国、カナダ)等で部分日食が観測された。
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アストロ天文ニュース


系外惑星の温度分布と水の量を観測

2014-10-22 11:58:37 | news

 ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、系外惑星の温度分布や水の存在量が明らかになった。巨大ガス惑星の形成に関する手がかりとなる。
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 ハッブル宇宙望遠鏡(HST)が観測したのは、ろくぶんぎ座の方向にある系外惑星「WASP-43b」だ。木星と同じくらいの大きさで、質量は木星の2倍ほどあり、主星から極めて近い距離を19時間で公転している。
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アストロ天文ニュース


20日未明、サイディングスプリング彗星が火星と超ニアミス

2014-10-15 14:49:46 | news

 日本時間20日未明、サイディングスプリング彗星(C/2013 A1)が火星のそばをわずか14万kmで接近通過する。月から地球までの距離の半分以下という超大接近で何が起こるのか、火星探査機による観測のほか地上の天体望遠鏡でも追ってみたいイベントだ。
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 2013年1月に発見されたサイディングスプリング彗星(C/2013 A1)が、いよいよ19日18時27分(世界時。日本時間20日3時半ごろ)に火星を最接近通過する。14万kmまで大接近する彗星を、火星で活動中の探査機たちも観測する。
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アストロ天文ニュース


8日の皆既月食 秋空に浮かんだ赤い月

2014-10-11 22:50:50 | news

 昨夜、日本では3年ぶりとなる皆既月食が起こった。約1時間続いた皆既食では、赤く染まった月とともに普段はなかなか見ることのない天王星の姿も双眼鏡でとらえられた。
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 10月8日の夜、日本では2011年12月以来となる皆既月食が全国各地で見られた。太平洋側を中心に曇りがちの地域では、月が見えたり見えなかったりを繰り返しながらの観望となったが、2日前の10月6日に台風18号が日本列島を通過、さらに今週末にも台風19号が控えていることを思えば、まずまず幸運な天気だったと言えるだろう。
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アストロ天文ニュース


迫力満点、「ロゼッタ」が間近で見た彗星ジェット

2014-10-07 23:03:11 | news

 チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星を観測中の探査機「ロゼッタ」が、その彗星核から噴き出すジェットをわずか20kmあまりの位置からとらえた。
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 欧州の探査機「ロゼッタ」が、チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星(67P)を間近からとらえた。9月26日に撮影された画像では、幅4kmの彗星核のくびれた部分から昇華した氷や内部のガスが噴出し、塵を放出しているのがよくわかる。こうした彗星活動をわずか20kmあまりの距離からとらえるのは、もちろん史上初めてのことだ。こうして放出された物質が、彗星の特徴であるコマ(大気)や尾となって広がっていく。
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世界初、「ひさき」がとらえた木星磁気圏の電子の流れ

2014-10-03 23:06:06 | news

 惑星分光観測衛星「ひさき」が、木星を取り巻く強力な磁気圏の中を高温の電子が木星の方へと効率的に運ばれるようすを世界で初めてとらえた。高エネルギー粒子の集まる放射線帯がどのように維持形成されているかについて、従来の学説を裏付ける重要な成果だ。
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 2013年9月にイプシロンロケットで打ち上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」が、木星の衛星イオの火山から放出されるガスが木星の周りにドーナツ状に分布した「イオプラズマトーラス」を極端紫外線で観測した。木星磁気圏の外側からやってくる高温電子が宇宙空間でイオン化した火山ガスに衝突するようすを見ることで、高温電子の温度や密度を調べたのだ。
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