美多哲夫★新・月の起源★

月はゆっくり地球に接近して激突したが、奇跡的に破壊を免れて、地球を回る衛星となった。

ベテラン衛星「あけぼの」が、太陽活動とバンアレン帯の関連を解明

2013-09-28 21:20:52 | news
 打ち上げから24年という現役最長寿の衛星「あけぼの」が、地球近辺の高放射線領域「バンアレン帯」における電子増加の条件を明らかにした。宇宙天気予報の新たな手がかりとなる成果だ。
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 約400kmの高度を飛ぶ国際宇宙ステーション(ISS)の軌道から、高度約3.6万kmの衛星「ひまわり」などの静止衛星軌道までの間には、宇宙放射線(エネルギーの高い電子)が大量に存在する領域「バンアレン帯」(放射線帯)がある。
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アストロ天文ニュース

火星大気にメタンはない キュリオシティが現地調査

2013-09-21 21:15:55 | news
 従来火星大気に含まれるとされてきたメタンガスが、探査車「キュリオシティ」による測定では検出されていない。信頼性の高い現地調査の結果は、火星の生命探しに新たな展開をもたらしそうだ。
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 太陽系でもっともありふれた炭化水素であるメタン(CH4)は、生命の存在を探る一定のめやすとして火星大気での測定が行われてきた(注)。

 地上や火星周回機からの観測から、火星大気のメタンはもっとも濃いところで45ppb(参考:1ppb=0.0000001%)という値が出ており、火星の生命活動を示唆する兆候ではと期待されていた。
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アストロ天文ニュース

発見から30年の小惑星ドンキホーテに彗星活動

2013-09-18 21:08:12 | news
 発見以来30年間、小惑星とされていた天体「ドンキホーテ」に、彗星活動が見つかった。
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 NASAの衛星「スピッツァー」による赤外線観測で、小惑星「ドンキホ-テ」((3552) Don Quixote)にコマ(大気)とかすかに伸びた尾が見つかった。ドンキホーテは地球軌道に近づく地球近傍小惑星のひとつで、その軌道が小惑星よりも彗星のものに近いことから(注)、数千年も昔に揮発性物質を放出し尽くした枯渇彗星と考えられていた。
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アストロ天文ニュース

「ボイジャー1号」、ついに太陽圏を脱出 人工物初

2013-09-14 21:04:26 | news
 1977年に打ち上げられた探査機「ボイジャー1号」が太陽圏を脱け出し、史上初めて恒星間空間を飛行する人工物となった。
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 NASAの探査機「ボイジャー1号」が、人工物として初めて太陽圏を飛び出したことが公式に発表された。

 同探査機は1977年9月5日に打ち上げられ、木星と土星を観測。その後は太陽系の果てを目指して飛行を続けてきた。2004年に太陽圏(ヘリオスフィア:太陽風の荷電粒子で満たされたバブル構造)の外からの圧力が次第に強まっていることがわかり、太陽圏脱出に備えたデータの監視が始まっていた。
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アストロ天文ニュース

小惑星シュテインスの3D画像

2013-09-07 07:16:08 | news
 欧州の探査機「ロゼッタ」が2008年に小惑星シュテインスを接近観測したデータを元に作られた3D画像が公開された。ロゼッタは2014年に初の彗星着陸探査を目指している。
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 画像は、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)の探査機「ロゼッタ」が2008年9月5日に小惑星シュテインス((2867) Steins)に接近観測した際のデータをもとに作成したもの。最接近時、幅5kmの小惑星とロゼッタとの距離は約800kmであった。一方に赤、もう一方に青または緑のフィルターがついためがねを使うと、立体画像として見ることができる。
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アストロ天文ニュース

青い光からわかるスーパーアースの空

2013-09-05 21:23:52 | news
 すばる望遠鏡による観測などで、40光年彼方のスーパーアース(巨大地球型惑星)が水蒸気を主成分とする大気を持つ可能性が高いことが示された。青い光だけを通すフィルターを用いて、減光のようすを調べることによって得られた成果だ。
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 へびつかい座の方向約40光年彼方の系外惑星「GJ 1214 b」は、主星GJ 1214の手前を通過(トランジット)するときに見られる主星の明るさの変化を観測することで発見されたスーパーアース(巨大地球型惑星)だ。その大気の主成分が何かをめぐってはこれまで議論が続いており、水素あるいは水蒸気が主成分である可能性が考えられていた。
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