ダイビング 西表島

本日もダイビングブログです。
今回は、また日本に戻って西表島。
S先輩は本当にたくさん行ってますねー。

本日のTOPの写真はやっぱりカクレクマノミ。
ニモ～

---S氏からのお便り

第13弾は，西表です．
八重山諸島編を最初のほうにやったのに，
八重山諸島の中の西表だけを別にするのは変かもしれませんが，
見逃してください．

さて．西表．石垣の港から高速船で約45分．
沖縄県で本島の次に大きな島です．
しかし，住民はほとんどおらず，島の面積のほとんどが
人の手の入っていない原生林の状態です．

宿は，ほとんどが民宿です．
今年，いろいろな強い反対運動のなかニラカナイホテル
がオープンし，リゾートタイプのホテルも選択肢に
のぼってはきましたが…．
あ，そうそう，沖縄県は温泉が少ないので有名ですが，
西表には温泉があります．日本最西端の温泉です．

観光地は，結構いっぱいあります．
っていうか，島すべてが見所です．
自然の密林，川，海岸，すべてにおいて西表は独特です．
八重山のレポートに書きましたが，まず最初に西表に
行くには，石垣の旅行社で，石垣発日帰りツアーに
参加するのが手っ取り早いです．
とりあえず，沖縄のどの島とも違い，独特の雰囲気がある
島です．

ダイビング的には，マクロから大物まで，すごく幅広い
海です．
西表のよさは，石垣エリアの中でも，まだダイバーが少なく，
ダイバーのまだあまり入っていない手付かず感というか，
「まだ誰にもあらされていない」というきれいさがあります．
また，私が行ったときたまたまだったのかも知れませんが，
すごく透明度が良かったです．30mほどは抜けてました．
特に島の南側のポイントの透明度はかなり良かったです．
鹿ノ川中の瀬などといった珊瑚が全面びっしりで，
透明度もすごくいいようなポイントが，ほとんど
貸切状態で潜れます．
マンタを見下ろした写真，海底をびっしり珊瑚が埋めており，
その珊瑚がすごくきれいなのがわかるでしょうか．

ダイビングスタイルとしては，朝ボートに乗ると
夕方まで一日戻ってこないというスタイルですが，
私が使ったショップでは昼に鳩間島や船浮集落に
上陸してお弁当タイムにするという，離島マニアに
とってはたまらないものでした．

…このあたり解説が必要でしょうか．
鳩間島は，西表の北側に浮かぶ，人口40人ほどの
小さな島で，毎日の定期航路はありません．
そのため，観光客が足を踏み入れるのは難しく，
この島を観光したことがあるという人はかなり
少ないと思います．
（昔は，毎日出ている郵便船に便乗という裏技が
使えたらしいけど，今はどうなんでしょう…）
「多分一生行くことができない島」とおもって
あきらめていた島だったのに，「お昼ご飯は
鳩間島で食べましょう」と，あっさり上陸できたので，
喜びはかなりのものでした．
これで，八重山諸島でまだ行っていないのは
新城島のみになりました．

で，船浮集落ですが，これは西表島の西の端にある
集落なのですが，ほかの集落と道でつながっておらず，
船でしかいけません．
ここも釣り船やダイビングボートが立ち寄る程度で，
「船浮を見たい！」といってもなかなか立ち寄れない
ところです．
学校が一軒と数件の民家，商店，民宿がある程度の，
300mほどで終わってしまう集落です．
道を歩いている写真が船浮の集落ですが，なんとなく
いい感じを漂わせているのがわかるかと思います．

鳩間島・船浮という，別な意味での「秘境」があり，
そこに立ち寄れるのも西表ダイビングの魅力でしょうか．

西表島の欠点は，石垣のように夜に街中に繰り出す
ことができないことと，現地に着くまでに下手に海外に
行くより時間がかかることくらいでしょうか．
あと，ツアー代金もシパダンに行くのとそれほど
変わらないほどかかってしまいます…．
あ，あと，宿もキャパシティが少ないからか割と
すぐいっぱいになります．

こんな感じですが，ダイバーとして次に行くところに
悩んでいる人は，検討の価値がある場所です．

西表にもマンタポイントあります


西表のマンタポイントは人が少なく貸切状態


移動中の真下をくぐっていったマンタ


体験ダイバーはバラス島に置いていく


珊瑚のかけらだけでできた島，バラス島


船浮集落はこんな場所


船浮集落


おまけ。花



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