今後10年は景気後退、自分で生活防衛しなければ

暗い話ばかりでいやなのですが、世界経済は今後日本のような失われた10年を経験することになるのではないでしょうか。経済の基礎条件を鑑み今日ここまで悪条件がそろうとは、過去10年を振り返りますと新興国の経済発展が思わず先進国に空前の活況を生みました。しかし人間の欲望は限りなく身の丈以上のことをしてしまいました。それがリーマンなど投資銀行による無秩序な金融商品を生んでしまいましたが、いわゆるネズミ講みたいなものいつかは破綻するに決まっています、結局リーマンショックとなり見事にバブルは破裂しました。しかしこの時点ではまだ国家に余裕があり積極的な財政出動ができ、金利にのりしろがあったため金融政策からも景気てこ入れができました。先進国では失業率には神経質で政治はある種の硬直性を帯びていってしまったことは今日の不幸の始まりです。
リーマンショックで倒れてしまいましたが、その後なんとかよちよちながら歩くことができたのですが最近つまずいて倒れることが多くなってきました、気が付けが脳梗塞を起こしていたのですね。今では脳の組織の一部（ギリシャ、ポルトガル、アルゼンチンが）が限りなく壊死し始め周りの組織（スペイン、イタリア）もおかしきなってきています。今は治療中、いや治療計画すらうまくたてていけません。ましてリハビリには10年は要するのではないでしょうか。
日本は今後どうなるのでしょうか、この円高はきつい、経済音痴の民主党は円高で物価が下がり国民の生活にはプラスと思っているようですが、日本は所詮輸出で利益を上げている国です。そこへ増税の話ばかり、世論調査では5～6割の方が増税に賛成しているようですが、こんな時に増税すれば間違いなく景気にマイナスのバイアスがかかります、今は小泉政権時代より税収が10兆円少ないですが増税により今後さらに税収が減るリスクがあります。優しい日本人ですがわかっていない人が多いような気がします。結局自分のことは自分で守るしかありません。でもどうしたらいいのでしょうね、・・・・言い出した自分が回答を持っていませんだめですね。