株価大暴落を覚悟せよ

しばらく経済の話ばかりですが、今重要な岐路にさしかかっているのでもう少し独り言を、株式投資やっていない人はどうでもいいことなので気にしていないかもしれませんが、世界的な株価の暴落が続いています。株価は景気の半年先を読みますのでこれからかなりの景気後退を覚悟する必要があります、日本国内のGDPにどれだけの影響が出るか私も注視しています。この下げまだ序の口だと思いますが、ギリシャ危機、アメリカのリセッション危機はまだ相場に十分織り込んではいないのではないか、まだまだ下がるとみておいた方がよいと思います。日本の株価はもう松屋デパートを例にするまでもなく資産価値以下に下がっている会社がたくさんありますが、もう理屈ではありません、投資家の間には言いようのない恐怖心みたいな心理状態に陥っていますので誰も株を買う人がいなくなっています。外人投資家は2兆円以上の売り越し、生命保険は日本生命が含み損発生、メガバンクもまもなく損失になります。これら機関投資家は自己資本との関係から持ち合い株式まで売る準備を進めています。あとの個人投資家は95パーセントが含み損を抱えるなどめひどい目に遭っています、そして誰もいなくなった、誰が株を買うのでしょうか買い注文はショートカバーといいまして「空売り」の買い戻しで、すなわち純粋に株を持って中長期での値上がりを待つ正攻法の投資家がどんどんいなくなっているような気がします。
日本の株価は資産価値を大きく下回ったのでもうそれほど下げ余地はないのですが何しろアメリカ、ユーロ圏の株式相場はまだまだ下げ余地があります、朝起きたらニューヨーク、イギリス、ドイツ株式市場が大暴落していたなんて事態が予想され、先物の影響が大きい日本の市場も巻き込まれことは十分に警戒しておく必要があります。円高はまだまだ続くでしょうから（私は円ドルで73円、円ユーロで95円を予想しています）この影響も排除できません。
日銀も政府も｀そのとき｀に備えておかなければならないのですが両者共にあまりにも無能です、迷惑は国民に及ぶのですが。
私の今年の株式投資のもうけは順調に増えて来ましたがここえ来て足踏み、損する前に一時撤退します、残念です。