罪を犯すということ

今週のニコニコクウガで、主人公の相方ポジションにいる刑事、一条さんが

「お母さんが倒れました」

って連絡を受けても、現場に留まって仕事を続ける話が展開されたんですけど。
このエピソードを見て、田代まさしを思い出した。

彼さ、昔の人気者で忙しかった時。

お母さん亡くしたらしいのね。
で、その連絡を受けても、仕事に穴を開けず、コメディアンとしてラジオの番組に出た、って話があって。
この話を聞いた当時は「それがプロというものなのか」と感心した思い出が。

あったんですけど。

その後さ、薬物関係で身を持ち崩して。
今はもう、何やってるかわかんないわけですよね。

この状態で、上記のエピソードを語ったとしても

「だから？」

「本性ヤクチュウじゃん」

「それで彼を認めろと？」

そう、言われるよね。

いやね、別にそれの是非を問いたいわけじゃないのよ。
ただ、思ったのは「ああ、これが罪を犯すということなのか」と。

やった時点で、過去に遡って、その人間性までも汚染されてしまうというか。
歪められてしまうというか。

他人に取り返しのつかない害を与えること。
特に、他人を裏切ることはその影響力は絶大ですよね。

彼の場合、薬物関係で数多くの人の信頼を裏切って来たわけですし。

自業自得なんだけどさ。
怖いよねぇ。

まぁ、だからこそ真っ当に生きなきゃいけないってことなんでしょうな。