素振りブログ。

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告白の文化

2021年05月08日 16時34分13秒 | 日記
今週の「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」で、主人公の恋太郎が、いかにもアメリカ人な新任国語教師が日本人であることを見抜くシーンありましたけど。
例によって、その新任教師恋太郎の運命の女性のひとりで。
出会った瞬間即惚れて、交際を申し込んできたので。

そこで「先生、アメリカ人ではないですね?」と見抜かれる。

どうも作中で語られる豆知識なんですけど。
男女交際開始の際に、告白をするのは世界的には少数派で。
日本とその他一部の国だけらしい。

へー、そうなんだ。

これ、何でなんだろうね?

ちょっと考えてしまった。

で、思い当たったのが、日本の場合は、ですよ?

契約なんじゃないのかな、と。
気持ちというあやふやなものだけでは不安なので、キチンと口に出すことで、己の意思を相手に伝え。
それを受諾してもらうことで、己と相手に枷を与える。
これなのでは。

何故って、契約を交わしておかないと、関係性が歪なことになったとき、ようは寝取りとか浮気とか不倫になったとき、相手を非難する根拠がない、みたいな。
それなんじゃないのかな?

作中で「アメリカ人なら基本男女交際を申し込んできたりはしない」って言ってたけど。
向こうは個人主義で、かつキリスト教の基本思考があるから、契約が無いからといって好き勝手やっても「それを神の前で同じことを言うことが出来ますか?」っていうのが最後にあるから。
だから不要なんじゃないですかね?

日本で同じことを言えば、きっと「神様信じてるんだwwww」「アホじゃねwwww」って言われるでしょうけど。(宗教倫理強い人を馬鹿にしているわけじゃ無いです。念のため。あくまで日本的一般論。嫌な事ですけどな)

何故、日本の場合は神の代わりとして、契約が有効なのか?
それは、契約を守らないことは嘘に繋がるから。
で、日本では大体の場合、嘘が極端に嫌われますしね。
いくら学校の成績が良かろうと、金を持っていようと、平気で嘘を吐く人間は最低の人間だと皆思ってる。
最低の人間にならないためには、契約を守るしかない。
だからまぁ、契約を交わすことで男女交際の安心に繋がるわけですよ。

……そういうからくりなんじゃないのかなぁ?