個人情報・・流出か

朝、職場の先輩から遅刻すると連絡があった　
理由は、急な雨で子どもを学校に送ったとき、右折禁止を右折し捕まったから
そこは違反の多発交差点で、この日は取り締まりのパトカーと違反手続用のバスが来ていた
捕まって乗せられたバスでは既に数人の違反者が手続きをしていた

先輩は免許証も不携帯（化粧もしていないし、服もジャージ）
すると取り締まりの警察官は、彼女の本籍・現住所・氏名などをマイクを通して照会した
彼女の個人情報はスピーカーからバス中に響きわたり、同乗の第三者や他の警察官の知るところとなった
彼女はその場で「スピーカーは止めてほしい」と申し入れたが、笑い飛ばされた

出社してきた彼女は、県警本部へ苦情（本人は「意見」）の電話を入れた
「照会されるのは仕方がないが、その全てがスピーカーから聞こえるのでは、あまりに配慮が無いのではないか！　本籍や国籍まで・・他人に聞かれたら困る方もあるのでは？」
（同乗の方々はひょっとすると同じ学校へ子どもを送ってきた母たちかもしれない
大きな声で名前を叫ばないで・・！）

翌日、彼女に青切符二枚（計１万円也）を切った警察官から事務所に電話があった
「配慮が足りなかった。今後はイヤホンを通しての照会にするよう全県に指示した」と

警察から対応策の報告があったのには驚いた
先輩の剣幕がよほど凄かったのだろうか　


このエピソードは、ご当人の許可を得て書きました