初めてのパスポート

今日もDr.アサードとの会話から

５年前彼が来日した時は、イラク戦争直後でイラク政府がパスポートの発給をしておらず
彼は「渡航許可証」というアメリカの出先機関が発行する紙１枚で日本へやってきた

当初予定の研修期間を本人の希望と指導教授の快諾で１年に延ばした
それで、途中で渡航許可証の有効期限が切れることになり
南青山にあったイラク大使館へパスポートの発給申請と受け取りに赴いたのだった
ｖｉｓａ担当の領事は彼と雑談しながら、幾種類ものスタンプを押し
手書きでパスポートを完成した
このパスポートの有効期間は僅かで、帰国したらまた新しいものを申請するようにと
その後「大使に会っていけ」と言い　大使は彼を夕食会に誘った
大使は彼と同郷だった

彼は初めて手にしたパスポートが日本で発給されたもの
このことを大切な思い出にしている
イラクの医療システム拡充のため、この４年間幾度パスポートを使ったか
今はイラクのパスポートも日本同様ＩＣチップ入り

イラク人と思い出話をする日が来ようとは

緑茶・紅茶

Dr.アサードはイラクでがんの患者さんに「緑茶」を薦めているという
緑茶はがんの予防や再発防止に効能があると科学的に証明されているから、と

イラクで簡単に緑茶が入手できるのだろうか
ヨルダンで買った「green tea」は中国産で「緑」ではなかった

夕食後紅茶をの飲もうとしたら、彼は「食後すぐに紅茶を飲んではいけない」という
紅茶の成分が鉄分の吸収を妨げる　だから女性は特に気をつけて、と

医者の言うことは聞く　べ　き

運転免許不要？

４年８カ月ぶりにDr.アサードが来日
今日は彼を迎えに関空へ行った

関空から名古屋まで３時間　その道中で判明したこと
２００３年のイラク戦争以後イラクでは自動車の運転免許証の取得が義務付けられていない・・らしい

最近アメリカ車を買ったＡさん
日本車を買いたかったけど高くてね
　ライセンスは持っていたのかしら
戦後はライセンスなしでみんな乗るようになったんだ
　ええ？
最初の１週間は兄弟や友達に一緒に乗ってもらうんだ
　じゃあ　タクシーは？
同じだよ　タクシーだって戦後ライセンスは要らない
　・・・・・！？
名阪をトラックに囲まれながら東へ、ハンドルを握るおばさんは絶句

そういえばヨルダンでは知り合った博士が飲酒運転をしていた
彼はそのことについて「問題ない」と言った
「私は高齢だから、私を捕まえる警察官はいないさ。この国は年長者を敬うからね」

休養を

日曜日、低山歩こう会は南信州「しらびそ高原・御池山」
南アルプス光（てかり）岳を眼前に据えるビューポイントと上村・下栗の里散策
下栗の里は日本のチロルと言われ、深い谷、急斜面に張り付いた畑や集落は天空をめざす
紅葉は山の中腹が盛り、カラマツの黄葉が印象的で頂上付近は初冬の様相だった

ただ、一日を振り返ると
名物の蕎麦を食べ損ねたこと、鹿肉のハンバーガーが今シーズン分売り切れだったこと
借りたマイクロバスが整備不良らしく煙を噴いたこと
中央高速が事故などの影響で大渋滞だったこと　など
予想の範囲内とはいえハプニング続きだった
終わってみればこれらもいい思い出となり、また行こう・・に繋がる

昨晩は早めに休養

第一志望

昨晩ＰＴＡの集まりがあった
学校はついコナイダまで男子校だったので
ＰＴＡ役員にはお父さんも多く、お父さん役員はほとんどが卒業生
なのでその出席率はかなり良い
昨晩は１００人程度の会だったが、学校関係者も含め男性が３０人は驚き

さて教頭先生によると
来年度の受験者数が全く読めない、公立高校の授業料無料化で
私立Ａ高を第１志望とする生徒がいないのだという
１３０年の歴史を誇るＡ高始まって以来のピンチ

無料化になっても公立高校の定員が増えるわけではないので
最終的には辻褄が合うのかもしれないが
学校側の焦りは尋常じゃない


今日は
午前ワールドコラボフェスタのブース係

午後名古屋支部句会　句会には名古屋初登場の不在投句があった
雰囲気の違う句が混ざると句会が盛り上がる
名古屋支部は１１月１４日と２８日・２回開催
２８日は兼題句会　

兼題は「鱈」「足袋」「「雑煮」「霜柱」の４つ

芸術品

放懐楚水呉山外得意唐詩晋帖間　　と書いてあるらしい

清の篆刻家「徐三庚」の作品を、長束有峰さんが模した
擦れたところも欠けたところも模してある
有峰さん「ちょと線が太くなってしまった」とコメント

「はんこ」って美しい

不穏

菜穂子さんによれば、イラク西部でユーフラテス川にかかる橋が爆破されたと
ラマデイに入れない　ラマデイでは２－３日前から死者・負傷者が増加している

真紀さんからは、バスラのサブリーン死亡の知らせが
彼女には５月にバスラ母子病院で会った
３度がんの再発を乗り越えて頑張っていた
少女からレディに成長していく姿を見守っていたのに、残念でならない

西谷さんはアフガニスタンからイラク北部のクルド地区へ移動した
菜穂子さんも真紀さんもイラク支援のためヨルダンへ

一方日本では普天間移設問題
いよいよ辺野古が危ない

黄檗

続いてこいやすさんNo.20の商店街放浪記は、京都宇治　黄檗新生市場だった
黄檗へは何度か行っているが、この商店街は知らないなぁ
名古屋からだと「黄檗」駅を利用しにくいからか・・そのうち訪ねてみよう
だけど「黄檗山萬福寺」は知っている　私も好きな寺院のひとつである

中国様式の伽藍、時を知らせる大きな「魚鼓」は思わず叩きたくなるし
卍崩しの欄干のデザイン性も見逃せない
また、中国様式ということで長崎あたりの古寺に同じような趣を感じるが
坂の上にこぢんまり建っている長崎の寺院とは伽藍の規模が違う

そして、萬福寺といえば『普茶料理』だね
中国式の精進料理、市中の中華料理に近いメニューもあるが素朴で薄味
梅干しの天ぷらなんかもオツな味

門前の普茶料理専門店「白雲庵」が目立っているが
萬福寺境内でもオリジナルの普茶料理をいただくことができる　もちろん要予約

２０代の頃、けっこう熱心に「煎茶」を習ったことがある
煎茶・玉露・ほうじ茶を美味しくいだくための作法である
萬福寺の開祖はお茶を日本に伝えた隠元禅師
煎茶を習うものにとって萬福寺は「メッカ」みたいなところ
煎茶道のお席の設えは萬福寺の雰囲気そのもの
というか萬福寺を体験しておけば、床飾りなどのイメージも作りやすい
千利休の作法によるものとはちょっと違う　双方それぞれ楽しいのだ

SATO VINYL

「週刊俳句」に隔週で連載されているこいやすさんの「商店街放浪記」
Ｎｏ．１９　１０月４日版は「神戸　元町商店街」だった

読み進んで５丁目・・丸太屋工芸・老祥記・神戸長崎屋本店あたりまでそうそう、
フムフムと頷く
長崎屋本店の紹介では思わず「お茶」をしたくなる
お店のショウケースの上の「切りだし」と喫茶コーナーの横に置かれた「カステララスク」は
ついつい買ってしまう

しかし・・だ　　ここからこいやすさんと私に違いが出た
こいやすさんはこのまま高級ジーンズ店・６丁目へ進んでゆくのだが
私は５丁目でもう２店舗

長崎屋本店の先にある「㈱アリマ」　一見紳士服店なのだがちょっとヘン
ここは船員服専門店なのだ　見ていて楽しいし　あやしげなマリングッズもある

もう１店は、男女差かなあ
アリマの斜向かいにある「ＳＡＴＯＵ　ＶＩＮＹＬ」サトウビニール
主に輸入プリントのクロスを扱う
ヨーロッパやアメリカのプリントが豊富で可愛い
ビニールコーテイングされた広幅のものはテーブルクロスになるらしい
お店ではこのプリントビニールをオリジナルバッグに仕立てて並べている
レッスンバッグかショッピングバッグ　その程度の簡単な形なのだが
プリントデザインが西洋ぽくってすてき
おばさんイチオシのショップである

このお店のことはいつか紹介しようと思っていたので
こいやすさん、きっかけをありがとうございました

私のは動物柄ばかり、今度は美しいお花の柄に・・・

藤井のバットで

ふーー　勝った
３点目のタイムリーを打った荒木のバットは
昨日から調子のよい藤井のバットを借りたのだそう

嬉しそうな吉見の笑顔が印象的だった


今日は終日、安城市にある「ニチバン」の研修センターで
「スポーツテーピング」の講習会に参加した
足首のねん挫予防、肉離れ、膝の保護、突き指、外反母趾などなど
東京からプロスポーツのトレーナーを講師に迎えて・・
東京・名古屋・大阪で開催されているが、東京・大阪はすぐ満員になるらしく
関東や関西からわざわざ名古屋会場（安城）へ来られた方も複数おられた

テープは用途別に種類も豊富
皮膚の保護・かぶれに適したテープや繰り返し使えるテープもあり、いやー驚いた

誘ってくださった山の師匠とトレッキンググループ「鯱の会」リーダーに感謝

ただこういったテープも思いどおりに使うと結構費用がかさむ
予算のないチームや選手には身体を守るためとはいえ大変なことだなあ