群馬県高崎市の股関節専門治療院 『松本深圧院 高崎』 スマイル&オアシス♪

変形性股関節症、股関節痛でお悩みの方。股関節痛は、乗り越えられます!

問診について②

2011-03-26 13:02:50 | 治療のこと

前回は、問診の重要性についてお話しさせて頂きました。過去の怪我や障害が、今の症状の原因である可能性がある・・・・・。

何年も、何十年も前の怪我でも影響しうる可能性があります。

 

子供のころ・・・・・いや、赤ちゃんに近いとき・・・・・よちよち歩きで・・・・・何度も何度も転んだりして・・・・・

 

実は、この頃の衝撃も神経障害のきっかけになったりもするんです。さすがに、その頃、どれだけ転んだかまでは覚えていませんが・・・・・

 

ただ、できれば、強く尻もちをついたり、転んだり・・・・・もしくは交通事故などで強い衝撃をうけたり、転んで捻挫してさらに腰をうってしまったとか・・・・・過去にそういう経験がある場合は、ぜひぜひ教えてください。

 

きっと、施術方針の方向性をそこから見出せると思います

 

さて、この問診ですが、過去のお話をお聞きすることも大変重要なのですが・・・・・

 

もうひとつ重要な事として、現在の生活状況やお仕事の状況などなど、もしくは、趣味活動などのお話も大変重要な情報になってきます。

 

 なぜ、重要なのか?・・・・・・・・

 

それは・・・・・・・・・・つづく・・・・・・・・じゃなくてもう少しお話ししてみましょう。

 

皆さんもご存じのように、個人個人個々に、動きのクセ、もしくは習慣というものがあります。

 

 例えば、お仕事であれば、手をよく使う、重い荷物を運ぶ機会が多い、同じ姿勢を長時間とる必要がある、立ちしゃがみの機会が多いなどなど・・・・・・趣味であれば、ゴルフ、テニス、ゲーム、裁縫、ボウリング、ランニング、野球などなど、いろいろあると思います。

 

その中で、また、個人個人個々のクセ、習慣が見られてきます。同じ動作をするにしても、右利きや左利き、利き足が左なのか、右なのかなどなど・・・・・個人個人個々で全く身体の使い方が違ってくるんです。

 

普段使いすぎている筋肉、逆に使われていない筋肉・・・・・お話を聞かせて頂けると、そのようなことが判断できるようになってきます。

 

すると、ほぐす必要のある筋肉、ほぐしながらも少しずつ力をつける必要のある筋肉などなど、施術の方針が個人個人個々に変わってくるんです。やはり、このあたりは、オーダーメイド治療というか、患者様ひとりひとりに合った治療ができあがってくるんです。しかし、これも、私1人の力ではなく、あくまでも、共同作業、共同治療です。

 

そして、このクセや習慣を自分自身で知ること、気づくことにより、初めて、障害の予防や、予防するために必要な運動などがわかってくるんです。

 

問診、たかが問診、されど問診・・・・・・・・いや、最重要です

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


手根管症候群①

2011-03-25 13:45:36 | 痛みのこと

今、勤務しているクリニックで、両手共に手根管症候群と診断された患者様の治療をさせていただいてます。症状の訴えは、左右共にあるのですが、特に左の親指、人差し指、中指がしびれたり、痛みが出たり、そして手のひら全体がはばったい感じ・・・・・といった感じです。

特に・・・・・なので、もちろん、右にも症状があります。

 

腱鞘炎にも似た症状ですね。仕事や日常で、特に手や腕を酷使して頑張っている方に多い病気です。

 

今度、図を載せてみますが・・・・・・・

手根管というのは、神経や血管が通るトンネルです。それは、手首と手のひらの根元の辺りに位置しています。そのトンネルが、何かが原因で狭くなったり、締め付けられたりすると、神経や血管が圧迫されるものですから、上記のような症状が出やすくなります。

 

手根管症候群や、腱鞘炎もしくは手指、手のひらがしびれたり、痛かったりすると、まず、治療部位として考えられるのが、前腕の筋肉群です。前腕とは、二の腕から下そして手首までの間のことです。この前腕の筋肉群が手指や手のひら、腱鞘に関係しているので、まずそこに原因がないかどうか確かめます。

 

今回の患者様も例にもれず、前腕の筋肉群がガチガチで、コリコリで、とてもとても硬く、押したときの痛みもかなり強い感じです。そして、前腕の筋肉群を押したときに、患者様からこんな声が聞こえてきました。

 

「そこを押されると、親指と人差し指、中指がしびれる感じと痛みがありま~す。」

 

私は、この時に、「来たな~」と思いました。

 

関連痛の誘発です。患者様の訴えは、親指と人差し指、中指そして手のひらにあります。

しかし、実際の原因は、必ずしも患者様が訴える場所そのものであるとは限らない・・・・・

という典型的な例です。

 

前腕筋群の治療をさらに続けました。手根管を緩める治療もしました。すると・・・・・患者様から・・・・・・

 

「さっきよりも、しびれと痛みが軽くなってます。はばったい感じも軽くなった気がします。」

 

・・・・・というお声をいただきました。

 

しかし・・・・・手根管症候群や腱鞘炎、手首や手指の症状に対する治療は・・・・・私の場合、これで終わりではありません。

再発を予防したり、真の原因を発見するには・・・・・これだけでは不十分なのです。

 

それは・・・・・・・・・・・・・・

 

つづく

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


肩こり・・・・・どうしたらいいの?③

2011-03-16 21:52:32 | 痛みのこと

前回は〇〇筋、〇〇筋についてお話ししました。今回、いよいよ、肩こりや肩の痛み、肩の動きが悪い・・・・・などなど、その時に私が注目している筋肉とは・・・・・・・・・の発表です

 

なんて、そんな大げさな話ではありません

 

さあ、その筋肉とは・・・・・・

 

肩ではなくて、身体の前面にある、大胸筋という胸にある大きな筋肉です。

 

男性なら胸板番長、女性ならバストアップに重要な筋肉とも言われてますね。

 

さらに、解剖図です。

 

大胸筋、そしてその奥にもう一つ重要な筋肉があります。それは・・・・・・・・小胸筋です。

 

患者様から肩の症状に関する訴えがあるときに、私はまずこの2つの筋肉に注目します

 

私の経験からお話しさせていただくと、肩の症状に関する訴えをされた方の大胸筋小胸筋に触れてみると、ほとんどの方でその部分が硬くなっています。そして、押して圧した時に痛みを感じます。なぜ・・・・・・なんでしょうか?

 

肩だけの治療をするよりも・・・・・・・・・・・・・

 

大胸筋小胸筋といった胸周りの筋肉をほぐしていくと、中には肩に触れなくてもそれだけで症状が改善する患者様もいらっしゃいます。

 

なぜなんでしょうか?

 

なんでだろ~う、なんでだろ~う、な、な、な、なんでだろ~う・・・・・・って歌っていたお笑い芸人さんがいましたよね・・・・・・

 

つづきます

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪

 


問診について①

2011-03-14 23:54:25 | 治療のこと

東北地方太平洋沖地震被災地の皆様、並びにご家族、関係者の皆様にお見舞い申し上げます。

皆様の無事、そして、一日も早い復興を心より祈っております。

 

今回は、問診』についてです。この『問診』ですが、私が皆様を施術させていただく前に、皆様にお話しいただくものです。問診、もしくは、カウンセリングと言ったりもします。問診の内容としては・・・・・・

 

①現在の症状、もしくはお困り、お悩みになっていること。

②過去にかかったことのある病気、もしくは、けが、もしくは症状のこと。

③現在の生活状態や、職業、趣味活動など

 

その他、いろいろです。

 

ここで、今回は、②の項目に注目してみましょう!!!

 

過去にかかったことのある病気、もしくは、けが、もしくは症状のことです。なぜこれらのことを、施術前に皆様にお聞きするのか・・・・・。これには、ちゃんとわけがあります。それは・・・・・

 

①の根本にある問題が、もしかしたら②にある可能性があるからです。

 

例えばですが、過去に、ねんざをしたことがあるとします。もしくは、転んだことがあって、その時にねんざまではいかなくても、足をひねってしまったことがあるとします。

 

そして、その足の痛みが消えたということで、良くなったという認識でいたとします。ところが、過去に足首のねんざをしたことのある方の足首や足の指などを検査してみると、反対の足よりも足首の動きですとか、足の指の動きですとかが不十分になっている場合が多いんです。

 

そして、その動きをカバーするために、別の所・・・・・たとえば、膝の関節、もしくは、股関節などに負担がかかっていたりする場合が多いんです。

 

そして、それらがさらに腰痛などの原因になっていたり・・・・・・・・。

 

そうなってくると、例えばですけど、痛みや違和感を感じている膝関節や股関節を直接治療したとしても、その時は良い感じがしても、また、痛みや違和感がぶり返してきてしまう場合があります。

 

それは、根本の原因が足首、もしくは、足の指にある可能性があるためです。ですから、この場合は、まず、足首や、足の指の動きの改善、もしくはそれに関与する筋肉などをほぐす必要があるわけです。

 

上記した例は、ほんの一例です。

 

ですから、過去の病気やけが、症状を施術前にできるだけ思い出していただき、教えていただけると根本の原因が考えやすくなったりします

 

ぜひ、ぜひ、お話しくださいね

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


肩こり・・・・・どうしたらいいの?②

2011-03-11 13:52:35 | 痛みのこと

昨日、こんなことがありました。両腕をバンザイした時に、左に比べて右が挙がりづらい、という患者様からの訴えがありました。そのときに、私の頭の中にまっさきに浮かんだ筋肉・・・・・・それは・・・・・・・・・

 

〇〇筋や〇〇筋です。もう少し、引っ張っちゃおうかしら・・・・・・・・

 

その時、まずその患者様に、仰向けで寝た状態でバンザイをしてもらいました。すると、確かに、訴えのとおり、左に比べて右の方が完全にバンザイになってないんです。そうですね・・・・・バンザイした時に、左はしっかりと治療台の面に接地するのに対して、右は接地せず角度にすると8°~10°くらいの差でしょうか・・・・・・・・・。

 

皆さんの中にも、意外と同じような、「私もそんな感じ!」ていう方もいらっしゃるのではないでしょうか?もしかしたら、左の方が挙がりづらいという方もいらっしゃるかもしれません・・・・・・・・。

 

で・・・・・・・そのときに、それ以上挙げようとしたり、もしくは、挙げようと腕を無理に押したりすると、肩の辺りが痛くなる方もいらっしゃると思います。

 

そこで、肩の辺りを揉んでみたり、マッサージしてみたり・・・・・・・・・。でもこれが、なかなか・・・・・・・・・・・。

 

どうしても、痛みを感じている場所やその周囲を直接治療したくなりますよね。しかし・・・・・・・・・・。

 

私が、昨日の患者様に対して行った治療部位は・・・・・・・・・

 

お昼休みが終わりそうです

 

とりあえず、結果を先にお伝えします。その場所を治療した後に、バンザイをしていただいたら、左と同じように挙がるようになりました。もしかしたら、左を超えるぐらい挙がっていたと思います

 

つづく

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪

 


肩こり・・・・・どうしたらいいの?①

2011-03-05 13:45:47 | 痛みのこと

肩こり・・・・・意外と悩んでる方が多いと思います。肩こりに加えて、四十肩や五十肩、肩関節周囲炎などなど・・・・・肩が痛かったり、腕が上がりづらくなってきたりと、肩のことで悩んでいる方も多いと思います。

 

肩こりっていうと、皆さんどのように対処いたしますでしょうか?肩が張ってるから、肩を叩いたり、揉んでみたり、マッサージ機でほぐしてみたり・・・・・いろいろあると思います。しかし・・・・・その時は気持ち良いんだけど、またぶり返してきちゃって・・・・・・。

 

皆さんはどうですか?そのような経験はありますでしょうか?

 

肩が痛いから、肩が張っているから、その場所を直接叩いたり、揉んだり・・・・・・これはこれで、良いと思います。実際、これだけで良くなる方もいらっしゃいます。

 

しかし・・・・・

またぶり返してしまう方がいらっしゃるのは・・・・・何故なんでしょうか?どうしてなんでしょうか?

 

少し視点を変えてみましょう

 

例えば・・・・・そうですね・・・・・私には、4人子供たちがいて、1番下の男の子は、まだ、オムツを使っています。その息子がある時泣いていたんです。泣いているから、泣いている本人を一生懸命あやそうと抱っこしたり、笑わせようとしてみたものの・・・・・・いっこうに泣き止まない・・・。

 

う~~~ん、どうしてだろう?と考えてみる・・・・・。冷静になって考えていると、少しウンチの匂いがしたんです。「あっ、そうだったんだ!」とお尻を綺麗にして、オムツを変えたら、泣き止み、笑顔が戻ったんです

 

・・・・・そうなんです。息子を一生懸命あやそうと、本人に対して解決方法を模索して、抱っこしたり笑わせようとしたり・・・・・しかし原因は別のところにあったんですね。原因は、オムツだった・・・・・。

 

そうなんです!肩こりも、肩の痛みも、肩の張り感も・・・・・

もしかしたら肩が原因ではなくて、別のところに原因があるのではないでしょうか?

 

その原因とは・・・・・・・・・・・・

 

To be continued

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


関連痛について①

2011-03-02 22:50:42 | 痛みのこと

だいぶ前の記事で、一度、小殿筋というお尻の奥深くにある筋肉と、坐骨神経痛に関してお話したことがあります。関連痛に関して、もう一度復習です。

 

関連痛とは、その筋肉にコリがあったり、また、そのコリを刺激した時に関連して出やすい痛みの場所です。

 

この関連痛とは、筋肉にあるコリを押したときに瞬時に出るものではなく、コリに圧が到達してから、5~15秒後くらいに出現する場合が多いです。(個人差あります)ですから、例えば、単純にその筋肉のコリがその痛みの原因なのか、もしくは、コリを圧することにより関連痛が発生し、それが痛みの原因なのかを鑑別する必要があるのです。

 

この鑑別作業には、以前お話ししたと通り、一方通行な施術ではなく、共同による治療が必要です。そこが痛い、ここが痛い、はたまた、そこを押したときに別の所に響くとか、別の所に痛みをを感じるなど・・・・・・患者様の実際の声が非常に重要になってきます。

 

次の図を見てみてください。

これは、ある筋肉の関連痛を示している図です。図を良く見てみると、左の図は腰からお尻の上部にかけて、右の図は股関節周囲から太ももにかけて、痛みが広がっていることを示しています。

 

例えば、もし皆さんだったら、図の領域に痛みを感じたらどんな風に考えますでしょうか?

 

腰が悪いのかな~?とか、股関節が悪いのかな~?とか・・・・・・いろいろ考えると思います。もし左の図のように、腰が痛いのであれば、腰のあたりが悪いのかな~と腰を揉んでみたり、マッサージしてみたり・・・・・・でもなんとなく、その時はいい感じがするけどまた痛くなってきたみたいな経験はないでしょうか?

 

また、この状態で、整形外科に痛みを訴えていくと、レントゲンを撮り・・・・・おそらく、腰骨が曲がっているだの、少し腰骨が滑っているだの、ヘルニアがありそうだの言われてしまうかもしれません。

 

もしくは、股関節のレントゲンを撮り、股関節が捻じれているだの、関節の隙間が狭いだの言われてしまうかもしれません。

 

しかし、そのレントゲンの結果が本当に痛みの原因なんでしょうか?

 

本当の原因はいったい・・・・・・・・・???・・・・・・・・・

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪