前回、自分自身のしびれの診かたが変わってきた、というお話をさせていただきました。
病気によるしびれ+筋肉のコリによるしびれ
この診かたに気づくことによって、従来、あきらめかけていたしびれに対して、患者様に対する診立て、治療法に変化が出てきました。
たとえば、脳卒中によるしびれの場合を考えてみます。脳卒中によるしびれの場合、患者様から「このしびれは、どうにかならないかい?」と相談を受けて、数年前の私は、「それは脳が原因だから仕方がないんですよ。」と答えるのが精一杯でしたし、脳が原因、としか考えることができませんでした。
脳卒中の後遺症・・・・・・・筋肉の緊張が高ぶる、いわゆる、筋緊張亢進と専門的には表現します。
ある時、患者様が腕~手にかけてしびれる、とおっしゃっていたので、しびれている場所を時間をかけて擦ってみました。
すると・・・・・・・・患者様から「しびれが軽くなってきたよ。」という声が、返ってきたのです。この時、私は、これはどうしてなんだろう?、と思いました。
あっ!!!!!
これは、もしかして・・・・・・・・!
もしかしたら・・・・・・・・!
『筋・筋膜性症候群』ではないであろうか!!!!!
そうなんです。確かに、脳が原因のしびれもありますが・・・・・・・・
脳が原因のしびれ+筋肉の病気によるしびれ
ではないかと、私は思うんです。そして、この比率に関しては、個人差があります。
しかし、筋肉の病気によるしびれは、筋肉をほぐすことによって、軽減もしくは消失させることは可能なのです。そして・・・・・・・筋肉の病気によるしびれが改善してくると、脳が原因のしびれに対しても良い影響が出てくると私は考えています。
その痛み、一緒に乗り越えましょう♪