群馬県高崎市の股関節専門治療院 『松本深圧院 高崎』 スマイル&オアシス♪

変形性股関節症、股関節痛でお悩みの方。股関節痛は、乗り越えられます!

身体のしびれ・・・・・何とかならないの? 5

2010-10-27 08:38:30 | 痛みのこと

前回、自分自身のしびれの診かたが変わってきた、というお話をさせていただきました。

 

病気によるしびれ+筋肉のコリによるしびれ

 

この診かたに気づくことによって、従来、あきらめかけていたしびれに対して、患者様に対する診立て、治療法に変化が出てきました。

 

たとえば、脳卒中によるしびれの場合を考えてみます。脳卒中によるしびれの場合、患者様から「このしびれは、どうにかならないかい?」と相談を受けて、数年前の私は、「それは脳が原因だから仕方がないんですよ。」と答えるのが精一杯でしたし、脳が原因、としか考えることができませんでした。

 

 

脳卒中の後遺症・・・・・・・筋肉の緊張が高ぶる、いわゆる、筋緊張亢進と専門的には表現します。

 

ある時、患者様が腕~手にかけてしびれる、とおっしゃっていたので、しびれている場所を時間をかけて擦ってみました。

 

すると・・・・・・・・患者様から「しびれが軽くなってきたよ。」という声が、返ってきたのです。この時、私は、これはどうしてなんだろう?、と思いました。

 

 

あっ!!!!!

 

 

これは、もしかして・・・・・・・・!

 

 

もしかしたら・・・・・・・・!

 

 

『筋・筋膜性症候群』ではないであろうか!!!!!

 

そうなんです。確かに、脳が原因のしびれもありますが・・・・・・・・

 

脳が原因のしびれ+筋肉の病気によるしびれ

 

ではないかと、私は思うんです。そして、この比率に関しては、個人差があります。

 

しかし、筋肉の病気によるしびれは、筋肉をほぐすことによって、軽減もしくは消失させることは可能なのです。そして・・・・・・・筋肉の病気によるしびれが改善してくると、脳が原因のしびれに対しても良い影響が出てくると私は考えています。

 

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


肩~腕~手の痛み、しびれ・・・・・・・・ 1

2010-10-19 14:17:51 | 痛みのこと

群馬は最近、だいぶ、涼しくなってきました。

 

食欲の秋紅葉の秋に近づいてきましたね。

 

風邪をひかないように気をつけましょう。

 

ところで、風邪って、うつるものではないと知ってましたか?また、自然治癒力ネタの時にでもお話ししますね

 

 

今回は、上肢(肩~腕~手)にかけての痛みやしびれに関してお話しします。

 

整形外科に勤めていると、上肢の症状に悩まれている方によくお会いします。すると、大概、「頚のレントゲンを撮ってみましょう。」、となると思います。

 

そして、レントゲンを診て、「これは頚からきていますね。」と言われることがあるわけです。すると、頚の牽引をしたり、電気治療をしたり・・・・・・・・でも、一向に良くならない・・・・・・。

 

レントゲンを診ながら、「骨が少しズレていますね。」、「頚の関節が歪んでいる。」、「ストレートネックですね。」等・・・・・・・・原因を強引に頚にもっていこうとする・・・・・・

 

なぜなんでしょうか?・・・・・・・・・

 

上肢の症状=頚が原因・・・・・・・・・・本当にそうでしょうか?

 

確かに、頚から出ている神経が、何らかの原因で圧迫されて、運動麻痺、感覚が鈍い、反射が低下・消失している・・・・・・などの症状が出ているのであればある程度は理解できます。それらは、神経学的検査をしてある程度は判断できます。

 

●手を動かして、力が入りづらいかどうか診る。

 

●握力を測る。

 

●感覚を・・・・・・特に触覚(触っている感じがあるかどうか)をしらべる。

 

●打鍵器を使って、反射の検査をする。(上腕二頭筋、上腕三頭筋、腕橈骨筋等)

 

●病的反射を診る。

 

などなど・・・・・・・・・・

 

あとは、神経性の筋委縮(筋肉が小さくなる、萎んでいる)が見られたりします。

 

ところが・・・・・・この神経性の筋委縮は別として、『筋・筋膜性疼痛症候群』でも、上記したような症状や、似たような症状が出てきたりするんです。

 

力が入りづらかったり、感覚が薄いような感じがしたり、しびれたり、反射が出づらくなったり・・・・・・・・

 

ですから、鑑別診断は、繊細かつ大胆にする必要があると思います。検査的治療、試験的治療みたいな・・・・・・・・

 

そのようなプロセスも踏まずに、何でもかんでも、頚が原因と言ってしまうのは・・・・・どうなんでしょうか?・・・・・・・・・・・

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


自然治癒力 4

2010-10-15 14:35:17 | 身体のこと

呼吸に関して、まず、呼吸数というものを、確認してみましょう。

 

もちろん、個人差はありますが、息を吸って吐いてを1回と数えると・・・・・・

 

 

1分間に約20回  1時間に約1200回  1日には約28000回  

 

 

なんと・・・・・・・・1年間には約550万回!!!!!

 

も、呼吸していることになります。呼吸というのは、リズミカルです。生活のリズムを作り、人生のリズムも作り出します。

 

これだけの回数を呼吸していくわけですから、呼吸の質に目を向けると、おのずと、生活の質や、人生の質にまで影響してくるのではないでしょうか?

 

まず、呼吸の質を上げること・・・・・・・・すぐにでも始められるのが、腹式呼吸を行うということです。

 

腹式呼吸の方法に関しては、知っている方も多いと思いますが、ここで、もう一度、知ってみましょう。

 

腹式の字からもわかるように、お腹を使って呼吸するわけですが・・・・・・・よく、腹式呼吸のことを説明する時に、幼いころにしていた呼吸なんて表現しますが・・・・・・・・

 

なるほど!!!確かに、うちの子供たちを注意深く観察していると、お腹がへこんだり、ふくらんだりしている!!!そして、子供たちに、お腹をわざとへこましてみて、とお願いすると、お臍が背中にくっついてしまうのでないかというくらいへこますことができる、そして、風船のように膨らませることもできる。

 

すごい!!!なんだか、インドのヨガの達人のお腹を見ているみたい・・・・・・

 

そうなんです。腹式呼吸で大事なこと・・・・・・・・・

 

それは、まず、お腹が柔らかい、ということが大事になってきます。

 

お腹が硬いと、腹式呼吸をうまく行うのが難しい・・・・・・・

 

なので、お腹に触れてみて硬い人は、まず、お腹をチェックしてみましょう♪

 

まだまだ、つづきます

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


身体のしびれ・・・・・何とかならないの? 4

2010-10-08 09:52:11 | 痛みのこと

前回、しびれと『筋・筋膜性疼痛症候群』の関連について、少しお話しました。

 

ポイントは、筋肉の虚血、酸素不足、栄養不足、コリ等によるしびれが存在する、です。

 

そして、私自身、患者様の診かたに変化が出てきました。

 

それは・・・・・・そのことに気づくまでの私は・・・・・・・・

 

病気=しびれ

 

という、診かたをしていた時期があったのです。たとえば、脳卒中=しびれ、ヘルニア=しびれ、脊髄損傷=しびれ・・・・・・みたいな・・・・・・

 

しびれに対して、そんな捉え方をしていました。だから、極端な言い方をすれば、脳卒中そのものが完治しなければ、そのしびれは良くならない・・・・・・・とか、ヘルニアそのものが完治しなければ、そのしびれは良くならない・・・・・・・とか・・・・・・・

 

とかく、原因疾患もしくは診断名を重視してしまう傾向が強かった・・・・・・

 

そんな時期が、正直、あったんです・・・・・・大事なことに、気づくまでは・・・・・・



大事なことは、先ほど言った・・・・・・



筋肉の虚血、酸素不足、栄養不足、コリ等によるしびれが存在する


ということなんです。


そのことに気づいたことにより・・・・・・・・



病気によるしびれ+筋肉のコリによるしびれ



という診かたに変わってきたのです。



つづく

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


自然治癒力 3

2010-10-06 13:02:13 | 身体のこと

前回に引き続き、呼吸のことです。

 

前回、意外と普段から呼吸が浅く、胸式呼吸優位の状態が多い、というお話をしました。呼吸が浅く、胸式呼吸優位ということは、肺や胸筋、首筋を中心に呼吸を行っているとも言えます。

 

さて、呼吸が浅くなる原因とは何でしょうか?・・・・・・・・

 

私自身、呼吸を意識するようになってから、自分の呼吸が浅くなっていることを感じ、そして、それがいったいどのような状態の時なのかを自分なりに探ってみました。

 

●朝、起きるのが遅くなって、出勤準備をせかせかと急いでしている時。

 

●職場の人間関係で、ストレスを感じている時。

 

●新規の初対面の患者様と接する時。(緊張している、結構あがり症です)

 

●仕事が忙しい時。

 

●車を運転していて、危ない目にあった時。

 

などなど・・・・・・・

 

結構、呼吸が浅い時があるんだなぁ、と自分なりに分析してみました。

 

そして、なんと、普段何もない時でも、呼吸を意識して感じてみると、ずいぶん浅い呼吸をしているなぁ、と感じました。

 

皆さんもそうだと思いますが、生活をしていればストレス、気後れ、気疲れ、その他もろもろ・・・・・・・を感じると、おのずと呼吸のスピードが上がったり、浅くなったり・・・・・

 

普段から浅いのに、なおさら浅くなったりしてしまうのです。

 

そして、呼吸が浅くなるということは、身体に酸素が充分に供給されない状態ですから、このことにより、いろいろな身体トラブルが起きてきます。

 

疲労、不眠、イライラ、胃腸機能の低下、アレルギー、性機能低下、便秘、頭重感などなど・・・・・・・・

 

そして、筋・筋膜性疼痛症候群にも影響があります。私としては、影響がかなり大きいのではないか、と考えています。そこには、以前お話したことに、ヒントがあります。

 

つづく

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


坐骨神経痛って・・・・・・・・・・ 2

2010-10-03 07:38:59 | 痛みのこと

前回、ハムストリングスと小殿筋の関連痛を紹介させていただきました。おそらく、ご自身の感じている痛みの場所と、「あ~、同じ!同じ!」とか、「似てる~!、似てる~!」と感じた方、多いと思います。

 

もちろん、以前にもお話ししましたが、関連痛の場所は、個人差もありますし、必ずしも図と一致しなくてもかまいません。中には、ハムストリングスを押すと、頭に関連痛が出る方もいました。

 

さて・・・・・・・こうなってくると・・・・・・・・

 

椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛

 

脊柱管狭窄症による坐骨神経痛

 

脊椎分離・すべり症による坐骨神経痛

 

変形性脊椎症による坐骨神経痛

 

などなど・・・・・・・・は・・・・・・・・・・・・・いったい・・・・・・・・

 

太ももが痛い、ふくらはぎが痛い、と整形外科に足を運ぶと、なぜか患者様が痛いと訴えている場所を触れずに、「とりあえずレントゲンを撮りましょう。」と言われる。

 

そして、レントゲン上、異常が見つかる(あくまでもレントゲン上です)と、それが痛みの原因ですと、言われてしまう。

 

諸外国では、このことに対する研究が盛んに行われていて、次のような事実も判明しています。

 

何も症状のない、無症状の人でも、8割以上にレントゲン上の異常が見られた。

 

この事実が表しているものは、無症状の人でも、変形、ヘルニア、すべり、歪み、ねじれ等が見られるということです。大多数の方に、レントゲン上の異常が見られるということです。

 

しかし、レントゲン上異常が見られても、無症状ということは、患者様が痛みを訴えている時に、レントゲンの検査のみで、そして、そのレントゲン上の異常のみで、その異常を痛みの原因と決めつけてしまうのは間違いといえる、ということではないでしょうか?

 

レントゲンによって、悪性の病気を原因から除外診断することはとても大切なことです。しかし、現状は・・・・・・・その後の痛みの原因を絞り出す引き出しが少なすぎるのではないか?と私は考えています。

 

ある・・・日本で腰痛の権威と言われているドクターが言った言葉があります。

 

「腰痛の8割は、原因がわからない・・・・・・・・。」

 

え~~~~~~~~~~~~!!!!!

 

原因がわからないのに、手術したり、手術しかないと言われたり、そんなことでいいのでしょうか?????

 

もっと、もっと、もっと、真実に気付かなければいけないと私は強く、強く、強く、思っています!!!!!

 

ハムストリングス筋痛症候群、小殿筋筋痛症候群・・・・・・・とかがあってもいいんじゃないでしょうか?

 

私は、そう思っています。

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


筋肉のコリは、手ごわいです 

2010-10-02 11:09:54 | 筋肉のこと

筋肉は、全身つながっています。これを、筋連結とか、筋筋膜経線と呼びます。

 

 

今回の図は、その一例です。

 

この図は、上から・・・・・・

 

帽状腱膜→脊柱起立筋→仙結節靭帯→ハムストリング→腓腹筋→アキレス腱→足底腱膜

 

・・・・・・・・・と筋肉や組織のつながりを示しています。

 

さて、このつながりと、タイトルである「筋肉のコリは、手ごわいです」との関係ですが・・・・・・

 

まず、シンプルに表現しますと、図のどの場所に筋肉のコリが発生したとしても、それを、もし治療せずにそのままにしておくと、筋肉のコリが全身どこへでも波及していく可能性がある、危険性がある、ということです。

 

たとえば、ふくらはぎ(腓腹筋)辺りが初めに痛くなり・・・・・・ほっておいたら、腰まで痛くなってきたみたいな・・・・・・そういう感じです。

 

また、治療的な観点から見ると、たとえば、脊柱起立筋にコリがあったとしても、本当の原因は、そこから上の頸部もしくは頭部の筋肉にあるかもしれないし、もしくは下のハムストリングや腓腹筋、足底筋膜に原因が潜んでいるかもしれません。

 

もちろん、逆のことも言えるわけです。

 

筋肉のコリ・・・・・・・筋肉の病気・・・・・・・・手ごわいです

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


自然治癒力 2

2010-10-01 18:26:48 | 身体のこと

前回、自然治癒力で大切なことは、「呼吸・食事・運動・心の状態」とお話ししました。そこで、今回は、呼吸のことについて、少し深くお話ししてみようと思います。

 

呼吸というと、皆さんは、どのように捉えますでしょうか?空気を吸い込む、二酸化炭素を吐き出す・・・・・・・といった感じでしょうか?私も、呼吸というものを知るまでは、そんな感じでした。

 

呼吸を止めると苦しいですしね

 

しかし、呼吸を自然治癒力という視点から見るようになると、これが、なかなか奥が深いものになってきます。

 

皆さんは、「胸式呼吸と腹式呼吸」、という言葉は聞いたことがあると思います。そして、普段は、大体の方が、胸式呼吸を無意識に行っていると言われています。どちらかというと、女性の方が胸式呼吸優位とも言われています。

 

胸式とは文字通り、胸で呼吸をすることです。専門的なお話をすると、何筋やら・・・・・・というお話になるんですが、ここでは省きますね。

 

胸で呼吸をするということは、シンプルに言いますと、胸が膨らむ、ということです。ですから、少し意識して、ご自身の呼吸というものを感じるようにしてみると・・・・・・息を吸った時に、胸が膨らんでいるように感じませんか?深呼吸をしてみると、なおさら、そのように感じませんか?

 

もしかしたら、常に緊張していたり、胸が硬い感じがしたり、首の辺りが硬い感じがしたりする方は、深呼吸した時に、すぐに肺が空気でいっぱいになってしまうような感覚の方もいらっしゃるかもしれません。

 

いわゆる、呼吸が浅い、と言われる状態です。

 

そして、なんと・・・・・・

 

普段何気なく、無意識に行っている呼吸は・・・・・・・・・ほとんど、1日を通して、意識して呼吸しない限り、浅い状態であると言われています。

 

確か、この間、何かのテレビ番組でも同じようなことを言っていました。

 

呼吸には、先ほどお話しした、空気を身体に入れたり、二酸化炭素を吐き出したり、といったことだけでなく、実は、いろいろな目的というか、役割があるのです。

 

つづく

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪