群馬県高崎市の股関節専門治療院 『松本深圧院 高崎』 スマイル&オアシス♪

変形性股関節症、股関節痛でお悩みの方。股関節痛は、乗り越えられます!

股関節のいろいろを知ってみよう♪ 歩行編 1

2010-12-31 10:17:02 | 股関節のこと

股関節の主な機能として、前回は「①荷重」についてお話ししました。股関節の主な機能として、次は「②歩行」です。

 

歩行とは、辞書で調べると、「歩いていくこと」と書かれています。さて、この歩行ですが・・・・・・股関節に視点を合わせてみると・・・・・・

 

シンプルに考えて、歩く時は、左右交互に足全体が前に出たり、後ろに引いたりと交互に運動されていますよねこの左右交互に運動するということは、股関節でいくと、曲げたり、伸ばしたり」ということになります。曲げたり、伸ばしたり、曲げたり、伸ばしたり、曲げたり、伸ばしたり・・・・・と繰り返しの運動になるわけなんです。

 

もちろん、股関節だけでなく、膝や足・・・・・はたまた、骨盤や背骨、腕など、身体全体が、身体全体の動きが歩行に関係してきます。

 

身体全体が歩行に関係してくるということは・・・・・股関節の動きに何らかの変化が起きたとしたら、身体の他の部分の動きにも変化が起きてくる、という風にも言うことができます。

 

そうですねぇ・・・・・・たとえば、2階建てのお家があるとします。そのお家の、2階の土台が歪んできたとしたらどうなるでしょうか?・・・・・・・・・その歪みによってお家が倒れないように、他の部分に負担が大きくかかったり、他の部分が倒れないように過剰に頑張ったり、他の部分に負担が集中しその場所が傷んできたりする・・・・・そんな感じのイメージでしょうか

 

歩行とは、曲げたり、伸ばしたりの繰り返し運動で、しかも、全身の連動運動なのです。

 

そして、歩行とは、股関節に血液や栄養を補給する運動なのです

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


股関節のいろいろを知ってみよう♪ 荷重編 2

2010-12-28 08:59:55 | 股関節のこと

前回、股関節の機能のうち、「荷重」についてお話ししました。この「荷重」について、もう少しお話ししたいと思います

 

前回、股関節にかかる荷重ということで、歩いた時、片脚で立った時、階段を上る時など・・・・・どれくらいの荷重がかかるのかを紹介しました。

 

この股関節の荷重に関して、過去、専門家が詳細に分析・研究したデータがあります。その研究の結果から、少し荷重について考えてみました。

 

その研究の結果は・・・・・・・

 

●仰向け、もしくは横向き、うつ伏せで、足を持ち上げるような運動で、歩行と同等、もしくは同等以上の荷重が股関節にかかる。

 

●椅子からの立ち上がりでは、歩行よりも断然、股関節に荷重がかかっている。椅子の座面の高さが低いほど、荷重が増していく。

 

●両脚で立つことにより、股関節にかかる荷重がとても軽くなる。

 

などなど・・・・・・・・

 

これらの結果から・・・・・・・私なりに考えてみたのは・・・・・・・

 

普段、眠って目覚めて、身体を起こす時から、皆さん足を無意識に持ち上げたりして起きていますよね。その時から、歩くのと同等か、それ以上に股関節に荷重しているんです。

 

普段、椅子から立ち上がったり、坐ったり、その時点で歩くよりも股関節に荷重しているんです。

 

普段、両脚で立つことは必然と思いますが、その時は逆にあまり荷重されていないんです。股関節休憩タイムです。

 

これらのことから言えることは、普段の何気ない生活の動作や活動で、すでに、歩くことよりも股関節に荷重をかけていることから・・・・・たとえば、股関節に体重をかけないようにと言われた方、体重をかけると股関節が悪くなるよと言われた方、歩く、もしくは立つと股関節に負担がかかるんじゃないかと心配な方・・・・・・・・・

 

ここで言えることは、「必要以上に怖がらなくても大丈夫ということです

 

皆さんは、もちろん私も含めて、普段から、歩くこと以上の荷重を股関節にかけているんです。無意識にかけているんです。それでも、股関節が壊れたり、もしくは、骨が折れたりはしない。

 

そうなんです、私たちの関節や骨は、思ってる以上に頑丈にできているし、思っている以上に普段から荷重がかかっているんです。思っている以上に荷重がかかっても大丈夫なんです

 

股関節への荷重は怖くない

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


股関節のいろいろを知ってみよう♪ 荷重編 1

2010-12-27 23:48:20 | 股関節のこと

股関節のいろいろを・・・・・・・・皆さん、いろいろ知っていることが多いかと思いますが、股関節のいろいろを少しずつ紹介していきたいと思います

 

まずは、股関節の主要な機能についてです

 

いろいろな機能を持っている股関節ですが・・・・・・・・

 

ここでは、主に、3つ、あげてみます。

 

まず一つ目は・・・・・・・・・「①荷重」です。

 

荷重とは・・・・・・・辞書には、「構造物や機械に、外部からかかる力や重量」、と説明されています。

 

つまりは、股関節に外部からかかる力や重量、ということになりますね

 

具体的には・・・・・・

 

●立っている時:体重の0.3倍(体重60kgの場合→18kg)

●片足で立っている時:体重の2.4~2.6倍(体重60kgの場合→144kg~156kg)

●歩いている時:体重の1.3倍~5.8倍(体重60kgの場合→78kg~348kg)

●階段の上り:体重の3倍(体重60kgの場合→180kg)

●走る時:体重の4.5倍以上(体重60kgの場合→270kg以上)

 

・・・・・・・・・・・・・・

想像しているよりも、結構な重さがかかっていることになります。

 

これらは、個人の股関節の状態や活動性、環境に応じて、個人差があります。

 

視点を変えてみると・・・・・・これだけの荷重がかかっても、骨や関節は壊れたりしないように人間の身体はできているのです頑丈なんです

 

もちろん、これらの荷重を骨や関節に直接伝えないように緩和、衝撃を吸収しているのが・・・・・・・・筋肉なんです

 

じゃあ、筋肉を鍛えて強くすれば・・・・・・・と考えそうですが、もし、股関節周りの筋肉が硬かったりしたら、鍛える、筋トレの前に・・・・・筋肉を柔らかくほぐして、筋肉の調整をすることが優先的になります

 

たとえば・・・・・トランポリンを想像してもらうと、わかりやすいと思います。単純に、トランポリンの上で跳ねると、トランポリンは柔らかく、柔軟性もあるので、ピョ~ンと勢いをつけて跳ねることができます。

 

しかし、もしも、トランポリンの素材がとても硬いものだとしたら・・・・・・・跳ねるどころか、衝撃がすべて足を・・・・・そして身体を伝わって大変なことになると想像できます

 

股関節周囲の筋肉が柔らかいと、衝撃を吸収してくれます。荷重を促してくれます。

 

股関節への荷重、そして、それを促す柔軟性のある筋肉・・・・・・・・・

 

とても、大切なことです

 

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪


書籍紹介

2010-12-19 16:56:39 | 私のお気に入り書籍

お久しぶりです最近は、本当に寒くなりましたね

暖かいものを食べて、身も心もホットホットにしましょうね

 

今回は、書籍紹介です。何を隠そう、私は本が大好きで・・・・・ミニ図書館ができそうなくらい好きです

 

今回、ご紹介させていただく本は・・・・・・・・

 

『手術をしないで乗り越えた 股関節症15年の記録』、という本です。

 

著者は、股関節症の患者様ご本人、そして関係する医師、トレーナーによって書かれています。

 

股関節症と診断された患者様ご本人が書かれているので、身体の問題だけでなく、心の問題、気持ちの問題など患者様の生の声によって書かれています

 

どのようにして、股関節症を乗り越えてきたのか、気持の移り変わりや乗り越える方法などなど、とても勇気づけられる内容が書かれています

 

 

とかく、私も一人の治療家として、できる限り、患者様の気持ちになって身になって物事を考えてみたり、治療のことや心のことを考えたりするようにしてはいますが、やはり、患者様の生の声はとても参考になりますし、勉強になります

 

おススメの一冊です

 

その痛み、一緒に乗り越えましょう♪