さてさて、股関節の機能、「②歩行」に関してですが・・・・・。前回、歩行とは、股関節を「曲げたり、伸ばしたり」の繰り返し運動、そして、全身の連動運動である、というお話をさせていただきました。
歩行、いわゆる、歩くという動作ですが、股関節の「曲げたり、伸ばしたり」という動きに加えて、その他にいくつかの動きが関わってきます。
普段、歩いている時には、股関節を「曲げたり、伸ばしたり」することにより前進していますが、そのことに加えて、「上下運動」も加わってきます。少しシンプルに考えると、「股関節のところで、上下のピストン運動が歩行のたびに小刻みに行われている感じ。」です。
この、股関節での「上下のピストン運動」、股関節にとってとても大切になってきます。もちろん、股関節だけではなく、普段体重が乗っている関節全てに大切なことなんです。
股関節をはじめとして、歩く時に体重がかかってくる関節は?と考えてみると、股関節よりも下に位置している膝関節、足関節、足の指の関節があります。そして、股関節よりも上に位置している関節は、仙腸関節、背骨それぞれの椎関関節(背骨は腰から首にかけて24個ありますので椎関関節は40個以上になります)があります。
前回、歩行とは、股関節に血液や栄養を補給する運動、であるとお話ししました。
実は・・・・・股関節だけでなく、上記した体重のかかる関節全てに言えることなのです。
膝の関節の軟骨、足首、足の指の関節、仙腸関節、背骨が作る関節、そして椎間板・・・・・全てに、上下のピストン運動を行うことにより、血液や栄養を補給しているのです。
そして、股関節にも補給しているのです。
よく言われる、「足をかばいなさい。」という言葉は、これらの大切な「栄養補給運動」を不十分にすることになるんです。
「関節に負担がかかるから、なるべく、歩かないように。」とか「足をかばいなさい。」など・・・・・もちろん、そういうことが必要な時もあるかもしれません。しかし、何でもかんでも、一律にそのようなことを言われてしまっては、歩くことが怖くなってしまうこともあるでしょうし、不安や恐怖を抱えてしまうことになってしまいます。
以前の記事で、荷重に関してお話しさていただきました。歩く時にかかる股関節への荷重は、想像しているよりもずっと穏やかというか、マイルドというか・・・・・。
必要以上に怖がらなくても大丈夫です。もちろん、その時に、股関節をはじめとして、他の関節も同じですが、関係している筋肉の状態ができる限り良い方がベストです。筋肉が衝撃を吸収してくれます。ですから、もし硬いところがあれば、ほぐしてみてください。
歩行は怖くありません
そして、歩行は股関節の・・・・・そして全身の栄養補給です
栄養補給にリポビタンD!・・・・・・・栄養補給に歩行しよう!
そういえば・・・・・私自身最近、歩く機会がめっきり減ってしまい・・・・・歩かなくっちゃ
その痛み、一緒に乗り越えましょう♪