『わたしを離さないで』。
イギリス最高の文学賞“ブッカー賞”作家カズオ・イシグロの
同名小説に基づく映画作品です。
カズオ・イシグロは、ちょっと変わったプロフィールの持ち主で、
長崎生まれで五歳の時、
海洋学者の父の仕事の都合でイギリスに渡り
イギリスの大学を出て、そののち作家デビューした人です。
「日の名残り」で国際的作家となり、
この作品が長編6作品目です。
当然、英語で書かれ、訳を「エデンの東」の土屋政雄先生が担当しています。
出演は『17歳の肖像』でアカデミー主演女優賞候補となった
新星キャリー・マリガン、
『つぐない』『パイレーツ・オブ・カリヴィアン』三部作のキーラ・ナイトレイ、
『ソーシャル・ネットワーク』そして
「スパイダーマン」新シリーズの主演に抜擢された
ハリウッドの新星アンドリュー・ガーフィールドという、
豪華キャストです。
ジャンルとしては、青春SFという事になる
ようですが、VFXがウリではなくドラマで見せる作品です。
☆
/ ヘイルシャム
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1978年、ヘイルシャム。
田園地帯にひっそりとたたずむ寄宿学校ヘイルシャムで、
キャシー、ルース、トミーの三入は、小さいころからずっと一緒でした。
厳格な女性校長エミリー先生(シャーロット・ランプリング)や
他の教師たちの指導のもとで、生徒たちは 絵や詩の創作にはげみ、
選ばれた一部の作品は、時折訪れるマダム(ナタリー・リシャール)と
よばれる女性の手でギャラリーへと運ばれて行きました。
キャシーのフルネームは、映画でも原作でもキャシー・H。
ミドルネームもなく、苗字の方もアルファベット一字のみ、
という記号めいた不吉な名です。
原作では猪の首のスポーツウーマンと描写される
エミリー先生ですか、
シャーロット・ランプリングはどこを見ているのか
良くわからないような目つきの女優さんですね。
無言の威厳があり、
ドラマのキーマンであるこの人物に、
シャーロット・ランプリングを配役するとは
キャスティング・プロデューサーの目利きぶりはなかなかのものです。…
以下はネタバレとなるので
http://www.cam.hi-ho.ne.jp/la-mer/#k
にて「わたしを離さないで」の頁をご覧下さい。
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