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ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

神々が遊ぶ場所。

2012-10-21 18:16:17 | Weblog
今日はYAMANONAKAカムイミンタラにいます。
音別から20キロほど山の中へ入った道の、行き止まりにあるキャンプ場です。

遅くなってから着くのは非常に危険な場所なので、4時着を目指して釧路からの道を爆走。
道道241から500に入り、キタキツネと衝突しそうになりながらキャンプ場へ。

着いた瞬間、こう思った。
「想像以上に素敵な場所だ」

音別の霧里。ムリと読む。霧里の廃校舎を再利用して作ったキャンプ場。かつての校庭がキャンプサイトになっている。
最盛期でも40人ほどの生徒の数だったそうで、建物は小振りで可愛い。まさに、田舎の小学校といった感じ。

優しそうな長髪のご主人が、迎え入れてくれた。このご主人が、北海道中を探し回って、やっと見つけたのがこの場所だったらしい。

確かに・・・。道は行き止まりだから、誰も来ない。手付かずの自然がそのままに残り・・・静かだ。

好きな場所にテントを張っていいよと言うので、薪ストーブのあるサイトを選んだ。
薪は300円で売っていると言われたが、その辺の山から拾ってくることにした。

なんとも素敵な場所を見つけたなぁ・・・そう思いながら、隣の山へ、薪拾いに出掛けたのであった。

カンタ君のオススメの店。

2012-10-21 13:43:46 | Weblog
今釧路にいます。
天気は良くなったのだけど、とにかく風が強いなんてもんじゃない。運転注意の一日です。

ちょっと遅めの昼食です。斜里で人参バイトをしているカンタ君のオススメの店、泉屋に来ました。
釧路といえばスパカツ。スパカツといえば泉屋。それくらい有名なお店です。

スパカツとは?・・・その名の通り、スパゲッティの上にカツがドーン。その上に、ミートソースがズバーっとかかったものです。
鉄板の上でミートソースがバチバチ音を立てながら跳ねています。焼きスパゲッティの様相。

とにかく、すさまじいボリュームなんです。

いやいや、一度は食べたいスパカツ。
いやいや、一度でいいやスパカツ。

面白かったよ。

雨が止むまで。

2012-10-21 09:17:55 | Weblog
キタサンがくれた備長炭のお陰で、夕べは凍えずにすんだ。

晩御飯は炭火焼豚丼を作った。
暖を取るために炭を起こすわけだから、調理にも炭を使わなければもったいない。
十勝豚丼の味を真似て、豚丼のタレを作り始めて早数回。タレ作りもだいぶプロってきた気がするな。

燃える炭を、例によってテントの前室へ。今回は炭が少し多かった。
外の片付けをしてからテントの中へ入ると、暖房がついているかのような暖かさだった。・・・素晴らしい。
備長炭がなくなるまでは、凍死することはなさそうだ。

備長炭が燃え尽きたのか、朝方は寒くて目が覚めた。
時折雨が凄い音でテントを叩く。風がテントをバタバタと揺する。

外へ出てみると、ここら辺の山一帯にだけ黒い雲がかかっている。嫌な感じだ。

寒いし、雨だし、風が強いし・・・さて、どうすっかな?

とりあえず、雨が止むまで本でも読むかな。

桜鱒とイナダ。

2012-10-20 21:36:36 | Weblog
クリオネの話。

夜になるとお腹が空く。でも何の準備もしない。

マスター来ないのかなぁ?とダル君に言う。

どうですかねぇ?もうすぐ来るんじゃないですか?

お腹減ったねぇ。。。

すると、ガラガラっと扉が開いてマスターが入ってくる。手には桜鱒とイナダの一夜干し。
薪ストーブにアルミホイルを敷いて、網焼き。晩御飯ゲット。

一日目はカレー。二日目はステーキ1.6キロ。三日目が一夜干し。

10月に入って、お客さんもめっきり減ったので、こんなサービスをしてくれているようだ。

クリオネの休憩室に座っていると、色々な人が入ってくる。お客ではない。近所の人だったり、近所のお店の人だったり・・・働いている人だったり、なんだかよくわからない人だったり。

いちいち、あれは誰?とは聞けないので、会話の中身で察しようとする。そしてたまに聞く。

あれは誰?

あの人はここのオーナーさんです。

毎晩毎晩、色々な人が来るから面白い。酒の席なので、ごっちゃごっちゃで面白い。

温泉旅館があって、ゲストハウスがあって、キャンプ場があって、それぞれ集まる場所を持っているのに、みんなライダーハウスの休憩室に夜な夜な集まって来る。

それが本当に面白い。

星が見えるまで。

2012-10-20 19:35:14 | Weblog
今夜は多和平にいます。360度の地平線が見えるキャンプ場です。

最近は、夕方5時で真っ暗になる。行程を誤ると、暗闇の中、極寒の中を走らなければならない。早めのキャンプ場到着が必須になって来た。

最近の心配事は・・・雪だ。なになに峠に雪が降った・・・といった情報を聞くと・・・さすがにビビる。
昨日知り合ったライダーが見せてくれた写真、富良野の十勝岳温泉付近に雪が積もっていた。

やっと斜里を抜け出せた。
楽しく居心地のいい場所を抜け出すのには勇気と決断がいる。
もう一日、もう一日と出発が延びて・・・雪が降る。そんな状況になることだけは避けたかった。

仲間が出来た。きっとまた会えることだろう。その時にまた、旅の話の続きを。人生の話の続きを。

多和平、ここに星を観に来た。満天の星を観るまでは帰らないつもりで来た。でも・・・それも寒さ次第だ。

キャンプをすると言ったら、受付のおばちゃんが驚いていた。こんな時期に、ここでキャンプをする人はいない。
実際、土曜の夜。おばちゃんはもう帰った。誰もいない。この場所から10キロ四方、人が居るとは思えない。ここは山の上だ。

時折星が見える。天の川も見える。でも、まだまだだ。満天ではない。・・・満天の星空が観たいんだ。

何か音がする・・・。多分牛だ。牛が時折むせる音だ。
ここには、僕と牛しかいないということだね。

アイス日和。その二。

2012-10-20 16:18:51 | Weblog
今日のキャンプ場のそばには温泉が無いので、早めのお風呂に入った。中標津トーヨーグランドホテルの天然温泉。なかなか良かった。

お昼ご飯をガッツリ食べたし、オヤツのジェラートも食べた。お腹は空いていないし、脳は糖分を欲していない。

食べたくなくても食べなければいけない時がある。

シレトコジェラート。北海道五つ星感動ジェラートである。
食べたくないから今回はパス、とも思ったのだが、これは取材に近いものなのだ。まいうー石ちゃんの気持ちが少し分かる。

勇気を振り絞って入店。これで美味しくなかったら・・・かなりの痛手だ。

クリームチーズと知床の塩。

ビックリした。美味しい。お腹はいっぱいなのに・・・ちゃんと美味しいと感じる。めちゃめちゃ美味しい。特に、知床の塩。舌の上でとろけてしまうよ。アイスだからとろけるのは当たり前なんだけど・・・その上をいく口溶けの柔らかさ。ビックリした。

そんなわけで、今回の旅のジェラート取材はこれにて終了、のはず。
後ほど、アイス総集編のブログでも書くかな。

神の子池は、今日も青かった。

2012-10-20 15:21:05 | Weblog
最近美瑛の青い池が大ブレイクしているが、青色の池といえば・・・神の子池だと、僕は想う。

その青さは、神秘的以外の何物でもない。水深5メートルの池の底まで透き通り、沈んだ倒木は永遠に朽ちることはない。

アイヌ語で、摩周湖は神の湖。神の湖からの伏流水で成るのが、この神の子池。

神様たちに守られながら、スイスイと池を泳ぐおしょろこま。
この青を超える青さは・・・きっとこの世界には存在しない。

アイス日和。

2012-10-20 14:08:15 | Weblog
今、中標津にいます。斜里を脱出して、堂々1115号を南下。
神の子池、裏摩周を抜けて北19号へ。

そろそろ中標津に入るから、地図でアイス屋さんの場所を調べようと思ったら、目的のアイス屋さんが目の前にあって驚いた。
探さなくてもたどり着くなんて・・・運命か?

ダッチ佐藤オススメのジェラート屋、ラレトリ。

久しぶりのジェラートだなぁ。ミルクとイチゴのダブル、350円。

美味しいです。ジェラートの粒が大きい感じ。舌触りが他のジェラートとは違う。美味しいジェラートの条件、甘すぎず、しつこ過ぎず。イチゴはイチゴの粒入り。

よし、暖かいうちにもう一軒、行ってみよう。

リゾバ。その三。

2012-10-19 18:25:59 | Weblog

カボチャがカゴにたまったら、畑の端っこに、まとめて並べていく。
刈り残しがないように慎重に、大胆に。

農家の人は、初めにちょちょいとやり方を教えてくれ、他の仕事場へ行ってしまったので、見渡す限りの大きな畑にダル君と二人。
一服してお茶をして、斜里の農園にのんびりとした時間が流れる。

半日の仕事はあっという間に終わってしまった。
経験という言葉を使うにはあまりに短い時間ではあったが、長靴を履いて、ツナギを着て、ほんの少しだけ泥と汗にまみれることが出来たのは貴重な体験。

お昼過ぎ農家に戻って、お給金を頂いた。半日なので4000円。

あぁ、楽しかった。

農家のバイトをリゾバと呼ぶかどうか・・・まぁ、呼ばないよね。

リゾバ。その二。

2012-10-19 17:39:07 | Weblog

おそらく、想像するに、この雑草地は、ちょっと前まではカボチャ畑で、一度収穫を終えているのだと思われる。
カボチャの蔓はどんどん伸びて、また花を咲かせて実をつける。ある程度実ったらまた収穫、と繰り返しているのではないか?その、ある程度の間に雑草が伸び放題に伸びた・・・のではないか。

カボチャを蔓から切り離すハサミとカゴを持たされ、畑に入って行く。
宝探しゲームならぬ、カボチャ探しゲームの様相だ。

これが結構ある。ズシズシ歩いていくと、足がゴンと何かに当たる。それがカボチャだ。切ったカボチャはカゴに入れる。

とても天気がいい。風もなく快晴。農家の仕事日和とは・・・こんな一日のことなんじゃないのかなぁ。

リゾバ。その二。

2012-10-19 17:22:27 | Weblog

雑草が生い茂る場所。
さて、ここは何処でしょう?ここで何をするのでしょう?

今日は、農家のアルバイトをやって来た。急遽のピンチヒッター、半日だけのお仕事。ドキドキワクワク。

朝8時、ダル君と一緒に農家へ。ダル君は、顔がダルビッシュに似てるからダルと呼ばれているみたいだ。すごく似ている。
朝のバイクはさすがに寒い。

農家に着いて軽トラに乗り換える。ダル君が運転で、農家のお手伝いのおねえちゃんの車についていく。

斜里はいい所だ。海もあるし、山もあるし、畑もたくさんある。海の幸山の幸、畑の幸が豊富だということだ。

連れて行かれた場所・・・草むら。
隣には広大なキャベツ畑。でも、僕らの仕事場は草むら。
草むらで何をするのか?雑草刈り?ノンノンノン、れっきとした収穫である。

この雑草の中に埋れているカボチャを収穫するのだ。
そう、今日の仕事はカボチャの収穫なのだある。

冒険なんて大嫌い。その十。

2012-10-19 16:12:30 | Weblog

綺麗な紅葉が見えますか?赤く染まりハラハラと落ちる楓の葉が見えますか?

苦労してここまで来て、苦労して水を入れて・・・
紅葉を見ながら温泉に入る。秘湯に浸かる。

これを最高と呼ばずに何を最高と呼ぼうか?

来て良かった・・・よりも、無事に来られて良かった・・・そう想いながら、しばしの休息。

帰り道で迷うことはない。ただ・・・熊が心配だ。熊だけが心配だ。一度出会っているだけに・・・。

思った以上に冒険度の高い温泉紀行になってしまったが・・・
リアルな危険がつきまとう冒険なんて・・・したいはずないだろ?僕は・・・本当に冒険なんて、したくはないんだよ。

おしまい。

冒険なんて大嫌い。その九。

2012-10-19 16:05:43 | Weblog

ピンクのバケツが置いてある。
これは桶ではない。バケツだ。
聞いていた話だと、18リットルのオイル缶があるとのことだったが、100円ショップで売っていそうなピンクのバケツだった。

これは、沢から水を汲む用に置いてある。
お湯が暑すぎるため、沢の水で薄めるのである。

ロープを沢に垂らして水を汲む。引き上げる。湯船に入れる。これを繰り返して、湯加減を調整するはずだったのだが・・・
ピンクのバケツはひっくりかえらないため、沢に垂らしても水が入ってくれない。

結局、沢まで降りて、バケツに水を汲み、湯船に向けて水を投げる方式を採用。
バケツ半分くらいに水を入れ、投げる事30回。
バケツ半分の水のその半分くらいは湯船に届かず落ちることを計算に入れての30回。

秘湯に入るのは楽じゃない。

冒険なんて大嫌い。その八。

2012-10-19 15:58:09 | Weblog
秘湯とは何か?・・・秘密の湯。秘密ではないけれど、どうにも行き辛い場所に隠された湯。

薫別温泉・・・秘湯度レベルはMAXクラスではないだろうか?
これを秘湯と呼ばずして・・・的なね。

崖をロープでスルスルと降りて行く。箇所箇所、かなり急で滑りやすくなっている。ここまで来て沢に落下するわけにはいかない。気をつけて降りる。

すると・・・見えた。湯船が・・・見えた。

ちょっと・・・感動。沢沿いにくり抜かれた岩の湯船。

冒険なんて大嫌い。その七。

2012-10-19 15:50:37 | Weblog
歩くこと40分と少し。結構上ったし、けら下った。

そして、道は行き止まった。・・・。もう道が無い。

左側に沢がある。温泉は近くにあるような気がする。

道の終わりは、崖になっている。沢までの崖・・・。

良くみると、ロープ。熊笹に覆われて見つけにくいが、崖にロープが伝っている。つまり、この道で合っている。このロープを伝って下へと降りるのだ。

写真、右下の方にロープが見えるかな?