ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

黒板家の掟。2

2019-05-21 06:32:06 | Weblog


「捨ててあるものを拾ってくるなんて、乞食じゃないか!!」
「昔の偉い人は、みーんな乞食をして暮らしてたんですよ。西行さんも良寛さんもね。生きるって、そういうことなんです」by 黒板じゅんと黒板シング。

とりあえず、落ちている菌床を10個くらい拾って持って帰ってきた。水をかける。待つ。・・・まぁ、椎茸は出ない。

家の裏の日陰に、棚を作った。棚の上に菌床を載せた。湿気がこもるようちビニールをかけた。陽が当たらないように黒い幕をかけた。水をかけた。待つ。・・・まぁ、椎茸は出ない。

待ってたら、3個出た。椎茸が3個出た。やった。やった。
でも、3個出て、もう出なくなった。

人生とは、失敗と成功の繰り返しである。あきらめたらそこで終わりやで!と、安西先生も言っていた。

工夫が必要だ。謎解きが必要だ。

菌床をバケツに入れて、丸一日浸水させた。原木栽培で学んだ知識。

待った。・・・椎茸、何個か出た。また出なくなった。

うーむ・・・。

どうも、死んだ菌床と死んでいない菌床があるみたいだ。なんでもかんでも拾ってくればいいってもんじゃないらしい。だがしかし、菌床の生死は見極められない。

椎茸が生えている、まだ健康そうにみえなくもない菌床を拾ってきた。浸水する。浸水した菌床を一週間放置する。この間に、菌床と椎茸菌が生きていれば、菌が菌床の中で培養される。はず。

椎茸というのは、椎茸に限らずキノコ類は、刺激を与えると生える。その刺激とは、振動だったり、温度だったり、湿度だったり、様々らしい。その中でも「浸水」というのが超刺激という説もある。

浸水後、一週間放置した菌床を再び浸水する。

棚に並べる。待つ。

ポコポコポコ。ちっちゃな椎茸がポコポコポコと生え始めた。

菌床によって、生え始めたり生え始めなかったり、様々ではあるが、もしかしたら、この作戦は成功なのかもしれない。

ちっちゃな頭を出した椎茸が三日目には立派な椎茸に育っている。

「よーし!いけるかもしれない」

椎茸が採れすぎちゃって、干し椎茸にして販売を始める日が近いのかもしれない。

まだまだ先は長そうだが、始まりとしては悪くない。

今日も椎茸をもいで、椎茸を食べよう!

健康にすごーくいいんですよぉ〜。

おわり。