ライオンの詩 ~sing's word & diary 2

~永遠に生きるつもりで僕は生きる~by sing 1.26.2012

さよなら、はちみつカフェ。3

2019-05-16 02:35:23 | Weblog


ニホンミツバチの天敵。スズメバチ。

書物によると、ニホンミツバチはキイロスズメバチには対抗出来るらしい。

キイロスズメバチが襲ってくると、ニホンミツバチはハチダマ作戦に打って出る。1匹のキイロスズメバチを数百のニホンミツバチで囲い込み、体温の差でキイロスズメバチを熱死させる。もちろん、ニホンミツバチ側にも被害は出る。多数の死者は出る。だが、群れは守れる。健気なのである。

オオスズメバチ・・・ハチの王様。怖いやつ。人間でも敵わないやつ。こいつがやって来ると、ニホンミツバチは巣の中で籠城するしかない。
オオスズメバチは、巣門をかじる。かじってかじってかじりまくって広げていく。かじってかじって巣門を広げて、自分が入れる大きさまでかじる。そして仲間を呼ぶ。大挙してやって来たオオスズメバチは、巣の中へ入りニホンミツバチを蹂躙し皆殺しにする。・・・怖すぎる。

秋。秋はスズメバチの季節。

秋。危険な季節。

秋、僕はいない。

秋、僕は北海道にいる。

我が家の巣箱にオオスズメバチがやって来た。らしい。

巣箱の入り口が、ガリガリに齧られていた。

巣門の前に、オオスズメバチの死骸が転がっていた。

どうやってやっつけたのだろうか?

ハチダマ作戦を決行したのだろうか?

何日も何日も、オオスズメバチよ恐怖に耐えに耐え、いよいよハチダマ作戦でやっつけたのだろうか?

僕は居なかったので、わからない。

でも、無事だった。我が家のニホンミツバチは、巣門の前に転がったスズメバチの死骸を避けながら、元気に花粉集めに勤しんでいた。