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移転しました(2014/1/1)

彦根散策

2007-09-26 | 歴史の小旅
先日、日曜日に彦根に遊びに行ってきました。
何かで書いたかしら…数年前に彦根城はキレイにお色直しをし、歴史の古さを感じさせる黒色が眼の覚める黒色に変わりました。
それを見てからというもの彦根城に行く気が起こらず(あんなに好きだったのに)…という感じだったので、本当に物凄い久々。
結構楽しみにしてたんですよ~ 久々にあの閑静な城下町を歩こうと思って(笑)
そしたら右を向いても左を向いても人・人・人!ひこにゃん・ひこにゃん・ひこにゃん!
…スイマセン…若干引きました…(笑)
ひこにゃん音頭て…力抜ける(^^A

き、気を取り直して… 
駅前のメインストリートを真っ直ぐ歩くと、すぐ目の前にお堀が見えます。
バスなんか乗らなくてもお城はすぐそこ。城下町はぶらぶら歩いた方が面白い(笑)
彦根駅前には井伊直政公の銅像が立っております。
かっちょいいです。

 ……。では無くて…
 こちらで。

雪の降る日に彦根城に行った。その時の写真。
寒かった(笑)

一番初めに見えてくるのは護国神社なのですが、お参りして堀沿いに進むと、お城の入り口が見えてきます。いろは松が整備されていてとてもきれい。
この方向から進むと佐和口多聞櫓から入城する事になるのですが、その前、お堀沿いにあるのが、埋木舎。

幕末の大老・井伊直弼が青春を過ごした屋敷です。

直弼は非常に兄弟が多く、14番目の男子でありました。
本来ならば300俵という捨扶持を貰って終生この埋木舎で飼い殺しの人生を送るはずだったのですが、兄達が養子へ行き、家督を継いだ兄も若死にしと思わぬ偶然で井伊家を継ぐ事になります。
終生花咲く事なく終るだろうと言うことで、直弼は自身を埋れ木と喩え、この屋敷に「埋木舎」と付けたと言います。
彦根には埋れ木という銘菓が有りますが、それはここから取られた名前です。
 
ひこにゃんクッキーもいいですが、彦根に行った際は是非こちらも買ってみてください。
損はさせません(笑)
直弼は安政の大獄を断行した悪名高い大老として扱われますが、地元では善政を敷く良いお殿様だったようで、いまでもその認識が強いそうです。
責任感も非常に強く、中々人任せに出来ない。
桜田門外の変という最悪の形で人生の幕を閉じざるを得なかったのは、ひとつには直弼のそうした性格があるようです。



埋木舎を出てお城へ。
入り口はこんな感じデス。雪降ってます(笑)
ここを通るとちょっぴり急な階段が有り、ソレを抜けると見えてくるのが…

 太鼓門櫓

彦根城で一等有名なのがここです。
何でかというと、時代劇の撮影でよく使われる(笑)
時代物の映画では絶対と言っていい程使われています。埋木舎のあたりも風情があるので撮影に使われる。武士の一分でも使われてました。
ケータイ撮りなのであまりキレイに写ってませんがこのアングルが一番好きです。
この櫓を越えて緩やかな坂道
 を上がると見えてくるのが
 天守閣。

ちっこいです…
廃藩置県の時に潰される予定であった彦根城が今も残っているのは大隈重信が明治天皇に潰すには勿体無さ過ぎると直訴したからです。
城好きとしては、明治政府の文化政策上の大失政のひとつはこの廃城だと思います。
あと二つは廃仏毀釈と、複数あった平仮名をひとつに纏めた事。
…個人的見解ですよ(笑)

天守閣に久しぶりに登ろうかと思ったのですが、あのちっこい天守閣見学に1時間待ち…
止めました(笑)知らないお城じゃないし(笑)
くるっと天守閣の周りを回ったら、元きた道を戻るのではなくて、是非黒門の方から城を下ってください。
この方向からみるお城が又素晴しい。

城っつーか、石垣が素晴しい。 (←石垣フェチ)

やーもう、アレです。石垣好きなんです(笑)
熊本行った時も石垣の写真ばかりを撮っています。

この野面積みの美しさを見ろ

とかいきなり言い始めて周囲を驚かせたりします。
因みに野面積みが美しいのは姫路城。
熊本城は打ち込みハギ。武者返しのカーブが総毛立つ程美しい。ああ大好きお城。

…ハイ。偶に我を忘れます。

黒門から城を下りると、目と鼻の先にあるのが玄宮園。
とっても広い庭園です。風情があっていい感じ。大名気分です。
 咲き染め彼岸花。

庭園を出てぐるーっと、町を散策すると。
何か町はひこにゃんなわけですよ(笑)凄かった…!グッズが!!(爆笑)
つい買ってしまった。

 ひこにゃん。

地酒見ようと入った店では



( ゜д゜)!!!

な、なにやってんのみっちゃんまで…(げらげらげら)
つーかさ、

この佐和山主従の ガラの悪 ニヒルさ

一体どういう方向性なんだ!!(笑)

彦根、暫く行かない間に脱力系の町と化していました(笑)
驚きましたが中々楽しかったです。

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