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移転しました(2014/1/1)

青蓮院、青不動御開帳

2009-10-24 | 歴史の小旅
 
 
京都東山の青蓮院で青不動(青不動明王二童子像)の御開帳がありまして、それを見に行ってきました。
こちら国宝です。
日本の三不動で赤不動、青不動、黄不動というのがありますが、その内のひとつ。
因みに赤不動は高野山、黄不動は園城寺。
仏教の五色は赤青黄黒白で、確かお不動さんも五色あったのではないかと。
そしてその中で一番位が高いのが青だったのではないかと記憶しておりますがうろ覚えです。
普段お堂に飾られているのはレプリカというか写真だったかな。
行ったら見られるという明王様ではなく、普段は確か奈良国立博物館(仏教専門の博物館なのです)に預けられていた筈。
今回は青蓮院が開かれて以来初めての御開帳、一般公開となります。
青蓮院の創建が1144年ですから実に865年ぶり!
因みに前九年の役が終わったのが1052年。
1156(イイゴロ)合わせ保元の乱、
1192(イイクニ)作ろう鎌倉幕府ですので平安時代末期より初めてですか。
また青蓮院は門跡寺院の中でも主に皇族が入られた格式の高い寺院ですので、一般庶民が目に出来るような明王様ではなかった筈です。
そういう意味でも中々貴重です。
今度いつ御開帳になるか分からないと思って出かけて来ました。

去年青蓮院にお参りした際に、2009年秋に御開帳があるからぜひおいでと世間話をしたお寺の方に誘われていたんですが、その時は今迄出していなかったものをなんでまたと…
頂いた解説には、混迷の時代に青不動のお力で世の中のを少しでも良い方向に、豊かな社会に導いて頂きたいと考え御開帳に及んだとあります。
まあ色々ありますからねえ。

青蓮院には割と足を運んでいますので、人も集まるだろうしあの空間でどう飾られてるんだろうと思っていたのですが、お堂に普通に掛けられておりそちらにお参りするスタイルでした。
時間が丁度11時頃、護摩を焚く時間にお参りした事もあってちょっと慌ただしくもあったのですが、とてもよかったです。
それにしても驚いたのが、 滅茶苦茶きれい! 
本当に平安時代のものですか?と思うほどきれいでした。
同じ事を感じるのか、係りの方に「本物ですか」と尋ねている人も結構いました。
それ位色がきれいに残っていた。

そして参拝客も随分多かったですねえ…
普段閑散とした所ですので、人の多さに引きました(笑
11時前到着でも少し遅いかと思いましたがまだ少し空いていた。
それでも11時半頃になるともう随分な人だかり。
寺院前にバスが並んでいた事もあり、バスツアーが組まれてもいるようです。
そういえば地元の情報誌でも似たような案内が出ていました。…近いのにな(笑
行かれる方は朝早めがいいかもしれませんね。

公式HP:天台宗 青蓮院門跡 青不動ご開帳

 




後は一緒に行っていたママンのリクエストで近くの平安神宮をぶらぶら。

 

時代まつりの後片付けしてた(笑

もう一度青蓮院前を通って知恩院前を過ぎ円山公園を通って八坂神社を過ぎてお昼御飯を食べに。
豆腐・湯葉料理をという事で今回のチョイスは祇園やまと。
お昼食べた後は建仁寺に行き六波羅蜜寺に寄って帰ってきました。


そういえば朝10時頃に南座の前を通ったらテレビの収録をしていました。
「あー中村梅雀がいる!」と思いきや、安住アナもいた。
ぴったんこカンカンかな?
頻りに写メを撮ろうとする修学旅行生(今シーズン真っ盛り)に写真撮らないでくださーいって。あー大変だ。
というかあんな人通りの多い道の狭い所で…迷惑…(笑

 
 
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