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SB 86 hghlghts
Facebookのお仲間さんに教えていただきました。MTVスプリングブレイクのハイライト映像
ありがたやありがたや。
ま、ちょみっとなんですけども、こんなんでも嬉しいんですよね~。えへへ。
SB 86 hghlghts
Mr.Misterの出番はこのあたりです。
http://youtu.be/8Epmg1af038?t=34m37s
http://youtu.be/8Epmg1af038?t=37m55s
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Happy Birthday P@(Patrick Lee Mastelotto)!!!!!!
本日9月10日は世界で一番好きなドラマーであるパトリック・リー・マステラットのお誕生日です。
(カールも大好きです。この2人はとにかく一番なのだー)
お誕生日おめでとうパトリック!!!!
元Mr.Misterのメンバーで、一番ライヴ活動が多いのと、情報発信がマメなのはパットさん。
いろいろこまめというか親切というか、ファンの心理をわかってくれてるような言動とか、まあ、お世話をいろいろ焼いてくれるタイプだと思います。
もともとメカキチでその手のものに強いってのもあるんだろうけども、その手のものが全くもって「めんどくさい」という元リードヴォーカルとは大違いです。
ありがたやありがたや。
パットの情報発信のマメさはMr.Misterファン仲間でも周知の事実なので「敢えてファングループを作らなくともオフィシャルだけで十分」という感じです。
Mr.Misterのデビュー前後で、いろんなアーティストの前座だったりでツアーにくっついて行ってたときも、なんか曲がひらめいたら「ホテルでもパットの部屋に行けば、何かしら機材があった」そうですから、マメなパトリックさんのおかげで生まれた曲がいっぱいあると思うのよね。
1986年エディー・マネーのアルバム収録曲
これはスティーヴ(ファリス)は参加していないで、リチャードとスラッグがコーラスで、パットはドラム・プログラミングで参加しています。
以前もちらっとご紹介した、1984年のジャック・ワグナーのアルバムから Lady Of My Heart
このアルバムではA面の2~4曲、B面の3と5曲目でドラムを叩いているパトリックですが、Lady Of My Heart は静かな曲なので、ドラムは「入ってもいいよ」程度。
でもまあ、このアルバムでは一番素敵な曲だと思います。
懐かしい!ラジオでよく流れてたな~。
同じアルバムから。
いかにも80年代初期な感じが。そして毎度おなじみ働き者ギタリスト、マイケル・トンプソンが参加してます。
David Sylvian & Robert Fripp - Blinding Light Of Heaven
これはデヴィッド・シルヴィアンとロバート・フリップのツアーに参加したとき
1995年、このメンバーでの来日もありました
デヴィッド・シルヴィアンは、、、中学の同級生がものっすごく好きで、おかげでよく聴かされましたが、、、
2014年の来日コンサートの声も相変わらず魅惑のねっとりヴォイス。それにしても声が全然変わらないですねぇ。美しさも変わってない。素晴らしい。
シャンディのバックバンドに参加していた時の映像もあるにはあるのですが、いい具合に見切れていて、パトリックなのかどうかわからないのでした。
Daryl Hall & John Oates - Don’t Hold Back Your Love
1990年のホール&オーツのアルバム『Change of season』から
PVは違う人での撮影ですが、レコーディングはパットさん
現在のパトリックの住処といったらキング・クリムゾン関連(まあようは、、壮大なる音楽馬鹿の世界)
トビーとパットの、思いっきり趣味の世界でござる
根っからのキングクリムゾンファン、、というかビル・ブラファンからはあまり好かれていないみたいで、気の毒な気もしますが、
パットを好きなクリムゾンファンも着実に増えています。
パット好きとしては、新しいおうちでももうけっこう長いことやってるので、居心地がいいみたいで何よりです。
こちらはCG3とトニー・レヴィンとの『ダンシング・アン』
でも私は、何といっても、Mr.Misterがいなければ、パトリックさんはじめほかのメンバーとは出会えませんでした。
もし知ったとしても、もっともっと遅かったんじゃないかと思います。
そしてきっと、エディ・マネーもシャンディも聴かずに終わってたと思うよ!
パットにとっても思いいれのあるリッツでのライヴにて。
必需品のガムテープもばっちり映ってます。
幻の4枚目のアルバム『Pull』からインストナンバー AWAYA
リズム隊最高ですな。うっとりだよ。
こちらもPULLから Close your eyes
(まあでも、PULLはリチャードのサイトで全曲試聴できるので、そっちで聴いたほうが音はいいですね。。。)
この曲のドラムの緊迫感が好きなのよ~。
ここから、次の『Lifetime』へのつながりが(トレヴァーのギターが泣けるんだ、またね)最高っす!
トータルな楽曲として、これの音がたまらなく好き。リズムパターンも最高に気持ちいい!!!!
当時夢中になったシンセパッド。
欲しかった。
学生には手が届かなかったぜ。
Mr.Misterファン仲間ではリユニオンいつか、、みたいな夢を語り合ってますけども、まあそれがかなわなくてもパットが一番来日も多いので、また次の機会を楽しみにいています。
キングクリムゾン関連が多いですが、できればカリフォルニア・ギター・トリオとの共演も観てみたいなー。

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いいもの出てきた♪

こういうものが出てきてしまうので、いっこうに片付けがはかどらないのであった・苦笑
わたしには断捨離はほんと無理。
あ、唯一躊躇いもなくできるのは、メールの削除。
PCにくる宣伝メールやゴミ箱とか迷惑メールをがばっと空にするくらいはできます。(そんなん誰だってできるわい)

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Steve Farris @ Gary Wright~First Signs of Life~
Where’s Steve Farris?~スティーヴ・ファリスを探せ!!!~
本日はこれまたゲイリー・ライトの作品の中でのスティーヴです。
この『ファースト・サインズ・オブ・ライフ』は、1960年代スプーキー・トゥースのヴォーカル&キーボードで活躍して、ソロ転向後は「ドリーム・ウィーバー」の全米No.1ヒットなどで知られるゲイリー・ライトの9枚目のソロアルバムです。(ライヴ、ベスト盤はカウントしてません)
たぶん、ゲイリーのアルバムの中で一番変わっていると思う。(全部聴いたわけじゃないから断言できないけど)
何故ならゲイリーのヴォーカルがまともにわかるのは10曲中3曲しかありません。
1曲はほぼインストナンバー、あとの6曲はゲイリーも含めたアフリカンコーラス隊がヴォーカルですが、ゲイリーの声がここだとはっきりわかるところはないのですよ。
テリー・ボジオ、スティーヴ・ファリス、ジミー、そしてバックコーラスで参加したジョージとの Don't Try And Own Me が本来の路線の曲でそれ以外は、一言で言うなら『ワールドミュージック』。
Gary Wright - Don't Try And Own Me 教訓;コードレスは偉大である
ディスクは2枚組で以前ご紹介したこちらのクリップがボーナスDVDとしてついています。
最後のジョージのおちゃめな姿が泣けます。
スティーヴもちゃんと(少しですが)映ってます!
前作の『Who I Am』はゲイリー自身がはっきりとポール・サイモンの『グレースランド』に刺激を受けて作ったと語っていますが、このアルバムは同じくポールのほかのエスニックテイストのアルバムの影響を感じます。似てるわけじゃないけど、前作みたいに「おお!こういうの、面白い!」とインスパイアされたんじゃないかなー、と。
ゲイリー本人のこの『ファースト・サインズ・オブ・ライフ』へのコメントによると、ブラジルへ行ったときにラテン・パーカッションに魅了されていろいろな音をたくさん録りためていたそうです。
そのあと別の仕事でアフリカン・コーラス・グループと会って、その『シンプルかつ力強い音楽性に感激した』そうです。
ある時このラテンパーカッションやアフリカンコーラスを興味本位でミックスしていたら、「いいんじゃないの?」ということになって、アルバムを作ってしまおうということになったとか。
参加ミュージシャン
ブラジルからはリカルド・シルヴィエラも。
Backing Vocals : Gary Wright, George Harrison (tracks 6)
Bass : Jimmy Haslip (tracks 6)
Drums : Terry Bozzio (tracks 6)
Drums, Percussion Marlon Klein (tracks 3, 5)
Engineer : George Landress
Engineer, Arranged By Franz Pusch
Engineer, Arranged By, Programmed By Marlon Klein
Engineer, Programmed By Wyn Davis
Guitar : Bernhardt Locker (tracks 1), Ricardo Silviera (tracks 2, 4), Steve Farris (tracks 6)
Lead Vocals : Ayo Adeyemi (tracks 3)
Percussion : Trichur Mohan, T. H. Vinayakaram
Percussion [Vocal] : Ayo Adeyemi (tracks 5)
Producer : Franz Pusch (tracks 1, 3 to 5, 7 to 9), George Landress (tracks 10), Marlon Klein (tracks 3, 5)
Producer, Arranged By, Programmed By Gary Wright
Vocals [African], Lead Vocals, Keyboards : Gary Wright
Vocals [African], Percussion : Ayo Adeyemi
私は図書館で借りたのですが、最初はプロモーション映像がおまけのDVDでついてるとは知らず、そしてこのDVDは図書館では貸してくれなかったので、長く知らなかったのですが、スティーヴとキュートすぎるジョージの姿を見られるとわかって、購入。
毎度ながらMr.Misterの力は偉大でござる。
歌ものとして聴くより、イージーリスニング系かワールドミュージックの範疇に入ってしまうこのアルバムですが、私はけっこうお気に入りです。
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本日はこれまたゲイリー・ライトの作品の中でのスティーヴです。
![]() | First Signs of Life |
クリエーター情報なし | |
Acadia Records |
![]() | ファースト・サインズ・オブ・ライフ(DVD付) |
1. カニ・フェ 2. ベター・ゲット・アップ・アンド・ゴー 3. アラワ 4. リオ・アマゾナス 5. オー・シュ・バ 6. ドント・トライ・トゥ・オウン・ミー 7. オルア 8. ボ・ボ・ワ 9. リオ・アマゾナス Part 2 10. トワイライト 11. ドント・トライ・トゥ・オウン・ミー(DVD: video clip) | |
ミュージック・シーン |
この『ファースト・サインズ・オブ・ライフ』は、1960年代スプーキー・トゥースのヴォーカル&キーボードで活躍して、ソロ転向後は「ドリーム・ウィーバー」の全米No.1ヒットなどで知られるゲイリー・ライトの9枚目のソロアルバムです。(ライヴ、ベスト盤はカウントしてません)
たぶん、ゲイリーのアルバムの中で一番変わっていると思う。(全部聴いたわけじゃないから断言できないけど)
何故ならゲイリーのヴォーカルがまともにわかるのは10曲中3曲しかありません。
1曲はほぼインストナンバー、あとの6曲はゲイリーも含めたアフリカンコーラス隊がヴォーカルですが、ゲイリーの声がここだとはっきりわかるところはないのですよ。
テリー・ボジオ、スティーヴ・ファリス、ジミー、そしてバックコーラスで参加したジョージとの Don't Try And Own Me が本来の路線の曲でそれ以外は、一言で言うなら『ワールドミュージック』。
Gary Wright - Don't Try And Own Me 教訓;コードレスは偉大である
ディスクは2枚組で以前ご紹介したこちらのクリップがボーナスDVDとしてついています。
最後のジョージのおちゃめな姿が泣けます。
スティーヴもちゃんと(少しですが)映ってます!
前作の『Who I Am』はゲイリー自身がはっきりとポール・サイモンの『グレースランド』に刺激を受けて作ったと語っていますが、このアルバムは同じくポールのほかのエスニックテイストのアルバムの影響を感じます。似てるわけじゃないけど、前作みたいに「おお!こういうの、面白い!」とインスパイアされたんじゃないかなー、と。
ゲイリー本人のこの『ファースト・サインズ・オブ・ライフ』へのコメントによると、ブラジルへ行ったときにラテン・パーカッションに魅了されていろいろな音をたくさん録りためていたそうです。
そのあと別の仕事でアフリカン・コーラス・グループと会って、その『シンプルかつ力強い音楽性に感激した』そうです。
ある時このラテンパーカッションやアフリカンコーラスを興味本位でミックスしていたら、「いいんじゃないの?」ということになって、アルバムを作ってしまおうということになったとか。
参加ミュージシャン
ブラジルからはリカルド・シルヴィエラも。
Backing Vocals : Gary Wright, George Harrison (tracks 6)
Bass : Jimmy Haslip (tracks 6)
Drums : Terry Bozzio (tracks 6)
Drums, Percussion Marlon Klein (tracks 3, 5)
Engineer : George Landress
Engineer, Arranged By Franz Pusch
Engineer, Arranged By, Programmed By Marlon Klein
Engineer, Programmed By Wyn Davis
Guitar : Bernhardt Locker (tracks 1), Ricardo Silviera (tracks 2, 4), Steve Farris (tracks 6)
Lead Vocals : Ayo Adeyemi (tracks 3)
Percussion : Trichur Mohan, T. H. Vinayakaram
Percussion [Vocal] : Ayo Adeyemi (tracks 5)
Producer : Franz Pusch (tracks 1, 3 to 5, 7 to 9), George Landress (tracks 10), Marlon Klein (tracks 3, 5)
Producer, Arranged By, Programmed By Gary Wright
Vocals [African], Lead Vocals, Keyboards : Gary Wright
Vocals [African], Percussion : Ayo Adeyemi
私は図書館で借りたのですが、最初はプロモーション映像がおまけのDVDでついてるとは知らず、そしてこのDVDは図書館では貸してくれなかったので、長く知らなかったのですが、スティーヴとキュートすぎるジョージの姿を見られるとわかって、購入。
毎度ながらMr.Misterの力は偉大でござる。
歌ものとして聴くより、イージーリスニング系かワールドミュージックの範疇に入ってしまうこのアルバムですが、私はけっこうお気に入りです。

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Steve Farris @ Gary Wright~WHO I AM~
"Where’s Steve? スティーヴ・ファリスを探せ!!!"
本日は1988年に出たゲイリー・ライトの8枚目のソロアルバム『WHO I AM』でのスティーヴさん。
スティーヴ・ファリスとゲイリー・ライトのお付き合いはいつごろからなのかよく知りませんが、このアルバムの前、1987年のサーフィン映画のサントラで一緒に仕事をしているので、そのあたりから、、もしくはそれ以前から知己はあったのかもしれません。
そのあとはゲイリーのアルバムに何作か参加したり、一緒にいろんなライヴに出たり、ゲイリーの昔のバンド、スプーキー・トゥースの2008年再結成でドイツ公演に参加したりという感じで今に至るという感じです。
これは私が初めて聴いたゲイリー・ライトのアルバムです。
買ったのは数年前で。。。。。最初は例のごとく借りてダビング、というパターン。
上にあげたアマゾンのリンクではレコードの扱いなのですが、私の家に来たのはCDでした。
わたしはレコードしかないならそれを買って、USBに落とすしかないかなと思って購入したのですが、なぜかCDが届きまして・笑
連絡したところ、そのままで構わないということだったので、結局うちにあるのはCDです。
アナログ盤じゃなかったらやだ、という人は確認したほうがいいと思います。
ゲイリー・ライトと言ったら、なんと言ってもソロ時代の一番のヒットはこの『夢織り人』
Gary Wright Live - Dreamweaver (1976)
日本だと、TMNのアルバムに参加したこともありましたっけね。懐かしいです。
たしかこのブログでゲイリー・ライトをきちんと取り上げるのは初めてだと思いますのでアルバムについて書く前にまずはゲイリーのサウンドとの出会いについて。
ゲイリー・ライトのことは、中学の頃の知識では
・ニルソンの『Without You』のピアノを弾いてた人(Let The Good Times Roll でも弾いています)
・ジョージ・ハリスンのお友達のキーボード奏者で、インド哲学やエスニックサウンドが好きなことでも仲間
・知ってる曲は「ラヴ・イズ・アライヴ」と「夢織り人」
そしてある日ゲイリーのPVを見て
「こ、、、この人は、、、①エドガーと同じタイプの人。。。というかエドガーよりも②キーボードに特化した人」という認識に。
①はたぶんエドガーと同じ頃なのか、エドガーが先だったのかわかりませんが、ショルダーキーボードをいち早く取り入れていた人だったのですね、ゲイリーは。
ほんとに初期の頃、エドガーのように普通のキーボードに無理やりストラップを付けてぶら下げていたわけではないですけども、それでもかなり重量級のキーボードを下げて演奏していました。
②は、、、
参考映像↓↓↓
Gary Wright Heartbeat (1981)-clipe original
そこまでキーボードLOVE?みたいな。。。
これ見た時はけっこう衝撃というか、『夢織り人』で勝手に想像していたイメージを修正しなくちゃな、と思ったものでした。
いろいろ雑誌とか見るとトリプルキーボードとドラマーだけでステージをやるとか、、、、レコーディングは自分だけでやれちゃう、マルチとか、、、
(上の映像はギターもいますけど)
その後いろんなアルバムを聴くようになりましたが、キーボードの可能性をものすごく追い求めている人だなと思ったし、、、エドガーのように重たいキーボードをぶら下げるところも既存の楽器や奏法に満足しない人で、自分からアグレッシブに音楽や楽器に向き合っていくところは60年代や70年代、、、プログレっぽいなあとも思いました。
YouTube - 'Love is Alive' - Gary Wright.flv
しかしゲイリーは、下↓のエドガーのように、ずっとあの重たいキーボードではなく、楽器の軽量化にともない、ごく普通サイズの「ショルダーキーボード」に変遷しています。
Frankenstein - Edgar Winter & Ringo Starr And His All Starr Band HQ
このアルバムは前作の「ライト・プレイス」から7年も間をあけてのリリースでした。
70年代の大ヒットの余韻も薄れ、ゲイリーは映画音楽制作とかそっちにシフトしていくのか?あるいはジョージ・ハリスンのアルバムに参加するみたいに、キーボード奏者やコンポーザーとしての活動をメインにするのかな、などと長年のファンが思った(と勝手に想像)頃に出たアルバム。
わたしは前年の87年に出ていたジョージ・ハリスン

の「クラウド・ナイン」を買っていましたが、これをバイト先の社員の方に貸したので、代わりにその人がゲイリーのアルバムを貸してくれたのです。(その方はゲイリー・ライトの『夢織り人』世代)
その方は「ジョージが好きなら」という感じで貸してくれたのですが、、、、、、開けてびっくり!
むふふのふー!スティーヴも参加していたんですよね~。
なんでしょうか、キーボードだけで全部こなしちゃう人のアルバムだから、ジョージが弾いてるのも、ほんとにゲスト扱い、1、2曲あるかないかだろうくらいの全然そっち方面は期待していなくて、『夢織り人』のような感じを想像していたのですが、ライナーを見て、、
あれ????なんでしょうか、普通にドラマーもギタリストもベーシストもいるじゃん???
となって、さらに「スペシャルサンクス、すすすすすすす、すてぃーヴ・ふぁりすぅぅぅぅ??????」とびっくり仰天したのでした。
後から知りましたが、ゲイリーは7年前に出した「ライト・プレイス」でマルチをやめ、ディーン・パークス、デヴィッド・パック、レニー・カストロたちと一緒にレコーディングをしており、4ピースバンドサウンドだったり、当時の流行のAORっぽい感じの音作りをしていたそうです。その分キーボードの無限の可能性を追求するというアカデミックなアプローチは減ってしまったのではないかという意見もあるようですが、、、ワタクシ、『ライト・プレイス』というアルバムをのちに聴きましたけども、いいアルバムだと思いました。。。。これについてはまた今度取り上げます。
(上に張り付けてあるGary Wright Heartbeat (1981)-clipe original はそのライトプレイスの中の曲です)
それでは前置きが長くなりましたが、アルバムWHO I AMについて
プロデューサーはゲイリー自身とウィン・デイヴィス。
ゲイリーは当時かなり話題になったポール・サイモンの「グレースランド」の音作りにとても感銘を受けたと言います。
この刺激的な体験を自分のアルバムにも取り入れようとして、たどり着いたのが南インドのミュージシャンの音源で、それらのサウンドがこのアルバムにエスニックテイストを加味しています。
エスニックな部分の中心人物はインドのヴァイオリン奏者スブラマニアムで、彼はインディアン・パーカッションのアレンジメントや指揮も担当しています。
スブラマニアムとはジョージ・ハリスンを通じて親交があったのですが、ちょうど彼が音楽フェス出演のために楽団とともにスイスにいることを知ると、ゲイリーはマスターテープを抱えてスイスへ飛び、現地で録音したとのことです。
Produced by Wyn Davis and Gary Wright
Engineered by Wyn Davis
Indian percussion arrangement and conducted by L.Subramaniam
Additional Synthesizer programmming: Franz Pusch
Special thanks to :
Crag Sussman and Teddy Cohen for helping to put this album together,
Art Zuber for making Switzerland possible,
Wyn Davis for his inspiration and partience,
Bruce Gaitsch, Steve Farris and Terry Bozzio for their help and inspiration.
01 Who I Am words and music ; Gary Wright
Keybords : Alan Pasqua / Gary Wright
Guitar : Steve Farris / Bruce Gaitsh
Bass Guitar : Jimmy Haslip
Drums : Terry Bozzio
Indian Violin : L. Subramaniam
Indian percussion :Mridangam ,Trichur Mohan
Kangeera : T.H.Subash Chandran
Chatam : T.H. Vinayakram
Backing vocals : Joe Pizzulo / Gary Wright
Gary Wright 'Who I am'
このアルバムはゲイリーの奥さん、ローズに捧げられていますが、アルバムのライナーの最後に、「作詞作曲面でインドの思想家パラマハンザ・ヨガナンダにインスパイアされた」と添えられています。
ニューヨーク大学で心理学を専攻したゲイリーですが、ヨガナンダの思想の元である、Who I am? あるいはWho am I?は人間にとって根源的なテーマであるのはもちろんですが、ゲイリーの曲としてもちょっと意味深。
というのも、ゲイリーは昔のソロアルバムで、Who Am I?という曲をすでに書いているからです。
わたしは英語の細かい機微についてはちょっとわからないのですが、Who Am Iだとまだ自己探求の入り口で、Who I am は自己をある程度確立した人が、さらにまた追求していく感じ?自分は何者か、というとこから、自分は何をしたいのか、自分はどうあるべきなのか、という地点、、なのかな?みたいに思っています。
音の面では、インドのパーカッションから始まり、シャンカールがピーター・ガブリエルの「パッション」で響かせたようなインディアン・バイオリンの音色、そこにかぶさってくるゲイリーのハイトーンヴォイスと、オルガンみたいな多層的な、、でもオルガンじゃないキーボードの音色から始まって、そこに素敵ベースさんとテリー・ボジオの重量級のドラムと、スティーヴの好きな爽やかにひずんだストラトの音(というかほとんどノン・ディストーション)が乗っかってきて、、、パッションでもグレースランドでもない、これはオルガンや鍵盤系のアーティストが作る音だなあ、、、とうっとり。
今はPCでもいい音出る機種ありますが、このアルバムは、、いや、もしなんだったらこのタイトル曲だけでもいいから、音楽再生用のプレーヤーか、ちょっとよさげなスピーカーで聴いてほしいなあと思います。
イヤホンだったら100均のじゃなく、最初に再生機器にくっついてきた、音楽用のイヤホンで音を拾ってほしい。。。
02 Voices Music : Tom Keane / Gary Wright Lyrics : John Lang
Rhythm Guitar : Steve Farris
Guitar Solo : Michael Thompson
Bass Guitar : Jimmy Johnson
Keyboards: John Schreiner / Gary Wright
Drums : Jim Keltner / Alan White
Indian Vocal : Lakshmi Shankar
Backing vocals : Joe Pizzulo / Gary Wright
Production Assitance : Steve Farris
Arrangement : Steve Farris / Gary Wright
タイトルナンバーを含めてこのアルバムでの音の屋台骨は、南インドのミュージシャンたちとテリー・ボジオ、ブルース・ゲイツ、スティーヴ・ファリスなのですが、この2曲目ではテリー・ボジオではなく、アラン・ホワイトとジム・ケルトナーがドラムを担当しています。
シャンカールはここでは「インディアン・ヴォーカル」として参加。インドからアメリカに移って、当初はフランク・ザッパとの仕事などで注目を浴びていたシャンカールですが、彼の名前を一躍ワールドワイドにしたのは、ピーター・ガブリエルの担当したサウンドトラック「パッション」でしょう。
ベースはジミー・ジョンソン。
ソングライティングでは作詞がジョン・ラング、作曲はトム・キーンとの共作です。トム・キーンはたぶんあのキーン兄弟のトム・キーンのことだと思います。(同じ名前のミュージシャンもいますが)
スローでちょっと切ない旋律のラヴソングです。
ソロギターはマイケル・トンプソンなのですが、このギターソロとシャンカールのヴォーカルが絡み合ってるところがとても素敵です。
You Tubeに音をアップしている人がいますが、状態はあまりよくありません・・・こちら
03 Love Is On The Line Music : Steve Porcaro / Gary Wright Lyrics : Gary Wright
Guitars : Michael Thompson
Keyboards : Alan Pasqua / Gary Wright
Keyboard Bass : Gary Wright
Bass Guitar : Jimmy Haslip
Drums : Terry Bozzio
Indian percussion :
Tavil , Haridwaramangalam A.K ,Palanivel
Chatam : T.H. Vinayakram
Backing vocals : Julia and Maxime Waters, Myrna Matthews
全体的に落ち着いた曲が多い中で、わりとハードな曲です。
04 Take A Look Words and Music :Greg Prestopino / Gary Wright
Guitar : Michael Thompson
Keyboards and Keyboard Bass : Gary Wright
Keyboard solo : Alan Pasqua
Drum machine programming : Wyn Davis / Gary Wright
Backing vocals : Greg Prestopino , Joe pizzulo, Gary Wright
これはもう、ベタなAORでちょっと嬉しいくらいです。
05 Blind Alley Words and Music : Gary Wright
Rhythm Guitars : Bruce Gaitsch / Steve Farris
Guitar solo : Michael Thompson
keyboards : Alan Pasqua / Gary Wright
Drums : Terry Bozzio
Backing vocals : Julia and Maxime Waters, Myrna Matthews
Production Assitance : Steve Farris
Arrangement : Steve Farris / Gary Wright
タイトルナンバーからエスニック風味を取り除き、もう少しタイトでファンキーにした感じです。
これは転調の仕方とかとても好き。
06 Sad Eyes Words and Music : Gary Wright
Guitar : Steve Farris / Bruce Gaitsh
Keyboards : Bruce Gaitsch / Gary Wright
Bass guitar : Jimmy Johnson
Drums : Terry Bozzio
Indian Violin : L.Subramaniam
Indian Vocal : Lakshmi Shankar
Gottuvaduam : Ravi Kiran
Arrangement and Synth Programming : Bruce Gaitsch
Backing vocal : Gary Wright
Gary Wright Sad Eyes
この曲は、このアルバムを借りて最初に覚えた曲。
なんとなく、ゲイリー版のSalaみたいで(単に最初はSad Eyesがセイラって聴こえただけですが・苦笑)
07 Prey Of Your Love Words and Music : Gary Wright
Guitar : Steve Farris
Keyboards : Aran Pasqua / Gary Wright
Keyboard Bass : Gary Wright
Piano solo : Alan Pasqua
Bass Guitar : Jimmy Johnson
Drums : Alan White
Percussion : Michael Fisher
Indian percussion : Tavil , Haridwaramanglam A.K, Palanivel, Mridangam, Trichour Mohan
Kangeera : T.H.Subash Chandran
Chatam : T.H.Vinayakram
Backing vocals : Julia and Maxime Waters, Myrna Matthews
Arrangement : Bruce Gaitsch / Gary Wright
Gary Wright -Prey Of Your Love
今聴くと、ファーギー/フレデリクセンでのアルバムでやっていたようなギターにつながるような感じがします。
08 (I Don't Wanna) Hold Back Music : Robert Brookins / Gary Wright Lyrics : Gary Wright
Rhythm Guitars : Steve Farris / Bruce Gaitsch
Guitar solo : George Harrison
Bass Guitar :Jimmy Johnson
Keyboards and Keyboard Bass : Gary Wright
Drum machine programming : Terry Bozzio
Backing vocals : Mindy Lee / Gary Wright
Arrangement : Bruce Gaitsch / Gary Wright
始まりのキーボードのキラキラしたところやジョージ・ハリスンのスライドギターが美しい、可憐で乙女な曲です。
09 It Ain't Right Music : John Lang / Gary Wright Lyrics : John Lang
Guitars : Michael Thompson
Keyboards and Keyboard Bass : Gary Wright
Drums : Terry Bozzio
Harmonica : Chris Smith
Arrangement : Steve Farris / Gary Wright
これはアルバムから1989年にシングルカットされましたが、ジョン・ラングとの共作です。(B面は 5曲目のBlind Alley )
なんといいますか、この曲だけ妙にこのアルバムから浮いてるハードタッチの曲で、、、マイケル・トンプソンのギターが堪能できますですよ。
(堪能するもなにも、ある年代から上の日本人は、いやおうなしに彼のギターは聴きまくっておりますがね)
もしかしたらMr.Mister用にジョンが書いてた曲をゲイリーが自分に合うようにちょっと直したんじゃないかとも言われています。
それか一連のサントラ関連の仕事で、捨て去るには惜しいな、という曲だったのかもしれません。
わたしは好きですが、やっぱ、、、浮いてるよなー、って思います。
そう、いつぞやのモスクワ国際コンクールに若者に交じってなぜか(今さら??)マトヴィエンコが(嬉々として)出場していたようなWHY???という感じでしょうか・苦笑
10 Rose Words and Music : Gary Wright
Piano and Keyboard : Gary Wright
これはもちろんお花の薔薇ではなく、1985年に結婚した奥さんのローズのために書いた曲です。(ゲイリーにとっては二回目の結婚)
ピアノ弾き語りの優しい曲です。
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本日は1988年に出たゲイリー・ライトの8枚目のソロアルバム『WHO I AM』でのスティーヴさん。
スティーヴ・ファリスとゲイリー・ライトのお付き合いはいつごろからなのかよく知りませんが、このアルバムの前、1987年のサーフィン映画のサントラで一緒に仕事をしているので、そのあたりから、、もしくはそれ以前から知己はあったのかもしれません。
そのあとはゲイリーのアルバムに何作か参加したり、一緒にいろんなライヴに出たり、ゲイリーの昔のバンド、スプーキー・トゥースの2008年再結成でドイツ公演に参加したりという感じで今に至るという感じです。
これは私が初めて聴いたゲイリー・ライトのアルバムです。
買ったのは数年前で。。。。。最初は例のごとく借りてダビング、というパターン。
![]() | Who I am (1988) / Vinyl record [Vinyl-LP] |
01 Who I Am 02 Voices 03 Love Is On The Line 04 Take A Look 05 Blind Alley 06 Sad Eyes 07 Prey Of Your Love 08 (I Don't Wanna) Hold Back 09 It Ain't Right 10 Rose | |
Import 1988年 |
上にあげたアマゾンのリンクではレコードの扱いなのですが、私の家に来たのはCDでした。
わたしはレコードしかないならそれを買って、USBに落とすしかないかなと思って購入したのですが、なぜかCDが届きまして・笑
連絡したところ、そのままで構わないということだったので、結局うちにあるのはCDです。
アナログ盤じゃなかったらやだ、という人は確認したほうがいいと思います。
ゲイリー・ライトと言ったら、なんと言ってもソロ時代の一番のヒットはこの『夢織り人』
Gary Wright Live - Dreamweaver (1976)
日本だと、TMNのアルバムに参加したこともありましたっけね。懐かしいです。
たしかこのブログでゲイリー・ライトをきちんと取り上げるのは初めてだと思いますのでアルバムについて書く前にまずはゲイリーのサウンドとの出会いについて。
ゲイリー・ライトのことは、中学の頃の知識では
・ニルソンの『Without You』のピアノを弾いてた人(Let The Good Times Roll でも弾いています)
・ジョージ・ハリスンのお友達のキーボード奏者で、インド哲学やエスニックサウンドが好きなことでも仲間
・知ってる曲は「ラヴ・イズ・アライヴ」と「夢織り人」
そしてある日ゲイリーのPVを見て
「こ、、、この人は、、、①エドガーと同じタイプの人。。。というかエドガーよりも②キーボードに特化した人」という認識に。
①はたぶんエドガーと同じ頃なのか、エドガーが先だったのかわかりませんが、ショルダーキーボードをいち早く取り入れていた人だったのですね、ゲイリーは。
ほんとに初期の頃、エドガーのように普通のキーボードに無理やりストラップを付けてぶら下げていたわけではないですけども、それでもかなり重量級のキーボードを下げて演奏していました。
②は、、、
参考映像↓↓↓
Gary Wright Heartbeat (1981)-clipe original
そこまでキーボードLOVE?みたいな。。。
これ見た時はけっこう衝撃というか、『夢織り人』で勝手に想像していたイメージを修正しなくちゃな、と思ったものでした。
いろいろ雑誌とか見るとトリプルキーボードとドラマーだけでステージをやるとか、、、、レコーディングは自分だけでやれちゃう、マルチとか、、、
(上の映像はギターもいますけど)
その後いろんなアルバムを聴くようになりましたが、キーボードの可能性をものすごく追い求めている人だなと思ったし、、、エドガーのように重たいキーボードをぶら下げるところも既存の楽器や奏法に満足しない人で、自分からアグレッシブに音楽や楽器に向き合っていくところは60年代や70年代、、、プログレっぽいなあとも思いました。
YouTube - 'Love is Alive' - Gary Wright.flv
しかしゲイリーは、下↓のエドガーのように、ずっとあの重たいキーボードではなく、楽器の軽量化にともない、ごく普通サイズの「ショルダーキーボード」に変遷しています。
Frankenstein - Edgar Winter & Ringo Starr And His All Starr Band HQ
このアルバムは前作の「ライト・プレイス」から7年も間をあけてのリリースでした。
70年代の大ヒットの余韻も薄れ、ゲイリーは映画音楽制作とかそっちにシフトしていくのか?あるいはジョージ・ハリスンのアルバムに参加するみたいに、キーボード奏者やコンポーザーとしての活動をメインにするのかな、などと長年のファンが思った(と勝手に想像)頃に出たアルバム。
わたしは前年の87年に出ていたジョージ・ハリスン



その方は「ジョージが好きなら」という感じで貸してくれたのですが、、、、、、開けてびっくり!
むふふのふー!スティーヴも参加していたんですよね~。
なんでしょうか、キーボードだけで全部こなしちゃう人のアルバムだから、ジョージが弾いてるのも、ほんとにゲスト扱い、1、2曲あるかないかだろうくらいの全然そっち方面は期待していなくて、『夢織り人』のような感じを想像していたのですが、ライナーを見て、、
あれ????なんでしょうか、普通にドラマーもギタリストもベーシストもいるじゃん???
となって、さらに「スペシャルサンクス、すすすすすすす、すてぃーヴ・ふぁりすぅぅぅぅ??????」とびっくり仰天したのでした。
後から知りましたが、ゲイリーは7年前に出した「ライト・プレイス」でマルチをやめ、ディーン・パークス、デヴィッド・パック、レニー・カストロたちと一緒にレコーディングをしており、4ピースバンドサウンドだったり、当時の流行のAORっぽい感じの音作りをしていたそうです。その分キーボードの無限の可能性を追求するというアカデミックなアプローチは減ってしまったのではないかという意見もあるようですが、、、ワタクシ、『ライト・プレイス』というアルバムをのちに聴きましたけども、いいアルバムだと思いました。。。。これについてはまた今度取り上げます。
(上に張り付けてあるGary Wright Heartbeat (1981)-clipe original はそのライトプレイスの中の曲です)
それでは前置きが長くなりましたが、アルバムWHO I AMについて
プロデューサーはゲイリー自身とウィン・デイヴィス。
ゲイリーは当時かなり話題になったポール・サイモンの「グレースランド」の音作りにとても感銘を受けたと言います。
この刺激的な体験を自分のアルバムにも取り入れようとして、たどり着いたのが南インドのミュージシャンの音源で、それらのサウンドがこのアルバムにエスニックテイストを加味しています。
エスニックな部分の中心人物はインドのヴァイオリン奏者スブラマニアムで、彼はインディアン・パーカッションのアレンジメントや指揮も担当しています。
スブラマニアムとはジョージ・ハリスンを通じて親交があったのですが、ちょうど彼が音楽フェス出演のために楽団とともにスイスにいることを知ると、ゲイリーはマスターテープを抱えてスイスへ飛び、現地で録音したとのことです。
Produced by Wyn Davis and Gary Wright
Engineered by Wyn Davis
Indian percussion arrangement and conducted by L.Subramaniam
Additional Synthesizer programmming: Franz Pusch
Special thanks to :
Crag Sussman and Teddy Cohen for helping to put this album together,
Art Zuber for making Switzerland possible,
Wyn Davis for his inspiration and partience,
Bruce Gaitsch, Steve Farris and Terry Bozzio for their help and inspiration.
01 Who I Am words and music ; Gary Wright
Keybords : Alan Pasqua / Gary Wright
Guitar : Steve Farris / Bruce Gaitsh
Bass Guitar : Jimmy Haslip
Drums : Terry Bozzio
Indian Violin : L. Subramaniam
Indian percussion :Mridangam ,Trichur Mohan
Kangeera : T.H.Subash Chandran
Chatam : T.H. Vinayakram
Backing vocals : Joe Pizzulo / Gary Wright
Gary Wright 'Who I am'
このアルバムはゲイリーの奥さん、ローズに捧げられていますが、アルバムのライナーの最後に、「作詞作曲面でインドの思想家パラマハンザ・ヨガナンダにインスパイアされた」と添えられています。
ニューヨーク大学で心理学を専攻したゲイリーですが、ヨガナンダの思想の元である、Who I am? あるいはWho am I?は人間にとって根源的なテーマであるのはもちろんですが、ゲイリーの曲としてもちょっと意味深。
というのも、ゲイリーは昔のソロアルバムで、Who Am I?という曲をすでに書いているからです。
わたしは英語の細かい機微についてはちょっとわからないのですが、Who Am Iだとまだ自己探求の入り口で、Who I am は自己をある程度確立した人が、さらにまた追求していく感じ?自分は何者か、というとこから、自分は何をしたいのか、自分はどうあるべきなのか、という地点、、なのかな?みたいに思っています。
音の面では、インドのパーカッションから始まり、シャンカールがピーター・ガブリエルの「パッション」で響かせたようなインディアン・バイオリンの音色、そこにかぶさってくるゲイリーのハイトーンヴォイスと、オルガンみたいな多層的な、、でもオルガンじゃないキーボードの音色から始まって、そこに素敵ベースさんとテリー・ボジオの重量級のドラムと、スティーヴの好きな爽やかにひずんだストラトの音(というかほとんどノン・ディストーション)が乗っかってきて、、、パッションでもグレースランドでもない、これはオルガンや鍵盤系のアーティストが作る音だなあ、、、とうっとり。
今はPCでもいい音出る機種ありますが、このアルバムは、、いや、もしなんだったらこのタイトル曲だけでもいいから、音楽再生用のプレーヤーか、ちょっとよさげなスピーカーで聴いてほしいなあと思います。
イヤホンだったら100均のじゃなく、最初に再生機器にくっついてきた、音楽用のイヤホンで音を拾ってほしい。。。
02 Voices Music : Tom Keane / Gary Wright Lyrics : John Lang
Rhythm Guitar : Steve Farris
Guitar Solo : Michael Thompson
Bass Guitar : Jimmy Johnson
Keyboards: John Schreiner / Gary Wright
Drums : Jim Keltner / Alan White
Indian Vocal : Lakshmi Shankar
Backing vocals : Joe Pizzulo / Gary Wright
Production Assitance : Steve Farris
Arrangement : Steve Farris / Gary Wright
タイトルナンバーを含めてこのアルバムでの音の屋台骨は、南インドのミュージシャンたちとテリー・ボジオ、ブルース・ゲイツ、スティーヴ・ファリスなのですが、この2曲目ではテリー・ボジオではなく、アラン・ホワイトとジム・ケルトナーがドラムを担当しています。
シャンカールはここでは「インディアン・ヴォーカル」として参加。インドからアメリカに移って、当初はフランク・ザッパとの仕事などで注目を浴びていたシャンカールですが、彼の名前を一躍ワールドワイドにしたのは、ピーター・ガブリエルの担当したサウンドトラック「パッション」でしょう。
ベースはジミー・ジョンソン。
ソングライティングでは作詞がジョン・ラング、作曲はトム・キーンとの共作です。トム・キーンはたぶんあのキーン兄弟のトム・キーンのことだと思います。(同じ名前のミュージシャンもいますが)
スローでちょっと切ない旋律のラヴソングです。
ソロギターはマイケル・トンプソンなのですが、このギターソロとシャンカールのヴォーカルが絡み合ってるところがとても素敵です。
You Tubeに音をアップしている人がいますが、状態はあまりよくありません・・・こちら
03 Love Is On The Line Music : Steve Porcaro / Gary Wright Lyrics : Gary Wright
Guitars : Michael Thompson
Keyboards : Alan Pasqua / Gary Wright
Keyboard Bass : Gary Wright
Bass Guitar : Jimmy Haslip
Drums : Terry Bozzio
Indian percussion :
Tavil , Haridwaramangalam A.K ,Palanivel
Chatam : T.H. Vinayakram
Backing vocals : Julia and Maxime Waters, Myrna Matthews
全体的に落ち着いた曲が多い中で、わりとハードな曲です。
04 Take A Look Words and Music :Greg Prestopino / Gary Wright
Guitar : Michael Thompson
Keyboards and Keyboard Bass : Gary Wright
Keyboard solo : Alan Pasqua
Drum machine programming : Wyn Davis / Gary Wright
Backing vocals : Greg Prestopino , Joe pizzulo, Gary Wright
これはもう、ベタなAORでちょっと嬉しいくらいです。
05 Blind Alley Words and Music : Gary Wright
Rhythm Guitars : Bruce Gaitsch / Steve Farris
Guitar solo : Michael Thompson
keyboards : Alan Pasqua / Gary Wright
Drums : Terry Bozzio
Backing vocals : Julia and Maxime Waters, Myrna Matthews
Production Assitance : Steve Farris
Arrangement : Steve Farris / Gary Wright
タイトルナンバーからエスニック風味を取り除き、もう少しタイトでファンキーにした感じです。
これは転調の仕方とかとても好き。
06 Sad Eyes Words and Music : Gary Wright
Guitar : Steve Farris / Bruce Gaitsh
Keyboards : Bruce Gaitsch / Gary Wright
Bass guitar : Jimmy Johnson
Drums : Terry Bozzio
Indian Violin : L.Subramaniam
Indian Vocal : Lakshmi Shankar
Gottuvaduam : Ravi Kiran
Arrangement and Synth Programming : Bruce Gaitsch
Backing vocal : Gary Wright
Gary Wright Sad Eyes
この曲は、このアルバムを借りて最初に覚えた曲。
なんとなく、ゲイリー版のSalaみたいで(単に最初はSad Eyesがセイラって聴こえただけですが・苦笑)
07 Prey Of Your Love Words and Music : Gary Wright
Guitar : Steve Farris
Keyboards : Aran Pasqua / Gary Wright
Keyboard Bass : Gary Wright
Piano solo : Alan Pasqua
Bass Guitar : Jimmy Johnson
Drums : Alan White
Percussion : Michael Fisher
Indian percussion : Tavil , Haridwaramanglam A.K, Palanivel, Mridangam, Trichour Mohan
Kangeera : T.H.Subash Chandran
Chatam : T.H.Vinayakram
Backing vocals : Julia and Maxime Waters, Myrna Matthews
Arrangement : Bruce Gaitsch / Gary Wright
Gary Wright -Prey Of Your Love
今聴くと、ファーギー/フレデリクセンでのアルバムでやっていたようなギターにつながるような感じがします。
08 (I Don't Wanna) Hold Back Music : Robert Brookins / Gary Wright Lyrics : Gary Wright
Rhythm Guitars : Steve Farris / Bruce Gaitsch
Guitar solo : George Harrison
Bass Guitar :Jimmy Johnson
Keyboards and Keyboard Bass : Gary Wright
Drum machine programming : Terry Bozzio
Backing vocals : Mindy Lee / Gary Wright
Arrangement : Bruce Gaitsch / Gary Wright
始まりのキーボードのキラキラしたところやジョージ・ハリスンのスライドギターが美しい、可憐で乙女な曲です。
09 It Ain't Right Music : John Lang / Gary Wright Lyrics : John Lang
Guitars : Michael Thompson
Keyboards and Keyboard Bass : Gary Wright
Drums : Terry Bozzio
Harmonica : Chris Smith
Arrangement : Steve Farris / Gary Wright
これはアルバムから1989年にシングルカットされましたが、ジョン・ラングとの共作です。(B面は 5曲目のBlind Alley )
なんといいますか、この曲だけ妙にこのアルバムから浮いてるハードタッチの曲で、、、マイケル・トンプソンのギターが堪能できますですよ。
(堪能するもなにも、ある年代から上の日本人は、いやおうなしに彼のギターは聴きまくっておりますがね)
もしかしたらMr.Mister用にジョンが書いてた曲をゲイリーが自分に合うようにちょっと直したんじゃないかとも言われています。
それか一連のサントラ関連の仕事で、捨て去るには惜しいな、という曲だったのかもしれません。
わたしは好きですが、やっぱ、、、浮いてるよなー、って思います。
そう、いつぞやのモスクワ国際コンクールに若者に交じってなぜか(今さら??)マトヴィエンコが(嬉々として)出場していたようなWHY???という感じでしょうか・苦笑
10 Rose Words and Music : Gary Wright
Piano and Keyboard : Gary Wright
これはもちろんお花の薔薇ではなく、1985年に結婚した奥さんのローズのために書いた曲です。(ゲイリーにとっては二回目の結婚)
ピアノ弾き語りの優しい曲です。

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Life goes on
Mr. Mister - 10 - Life goes on (HQ audio)
今日はこの曲が好きだという仲間に出会えました。
嬉し。
なかなか、ピンポイントでこの曲を言ってくれる人、出会えないからさ、『嬉し』なのよ。
『この曲はいいねとあなたが言ったから今日は○○記念日』(たとえが古すぎますかね)
じゃ、ありませんけども、
うーん、この上ない幸せ。。。。。
これで明日も頑張れるよ!(←われながら単純だけども・・・・)
関係ないですけども、
昔住んでた三重県には嬉野(うれしの)という地名がありましてね。
高校に入った時に出身「嬉野」ってなってる同級生見つけた時、なんかいいなあって思っちゃった。
うれしの、なんて素敵なお名前でしょうか。。。
Mr. Mister "Life Goes On" - Live at the Ritz #encore#
そしていつものリッツのライヴ
ああ、日本公演のときの音源も素敵なんですけども、、You Tubeに上がっている東京公演やUSツアーの音は、、、、ピッチがおかしい、、、、わたしが持ってるのとかなり違う。。。
たぶんテープが、、、、伸びてるんだと思うよ。
でもこのアップしてくれた人を恨むまい。
めっちゃ(勝手に)お世話になってるんだもん。(インタビューとかラジオとかテレビ番組とか。。。)
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今日はこの曲が好きだという仲間に出会えました。
嬉し。
なかなか、ピンポイントでこの曲を言ってくれる人、出会えないからさ、『嬉し』なのよ。
『この曲はいいねとあなたが言ったから今日は○○記念日』(たとえが古すぎますかね)
じゃ、ありませんけども、
うーん、この上ない幸せ。。。。。
これで明日も頑張れるよ!(←われながら単純だけども・・・・)
関係ないですけども、
昔住んでた三重県には嬉野(うれしの)という地名がありましてね。
高校に入った時に出身「嬉野」ってなってる同級生見つけた時、なんかいいなあって思っちゃった。
うれしの、なんて素敵なお名前でしょうか。。。
Mr. Mister "Life Goes On" - Live at the Ritz #encore#
そしていつものリッツのライヴ
ああ、日本公演のときの音源も素敵なんですけども、、You Tubeに上がっている東京公演やUSツアーの音は、、、、ピッチがおかしい、、、、わたしが持ってるのとかなり違う。。。
たぶんテープが、、、、伸びてるんだと思うよ。
でもこのアップしてくれた人を恨むまい。
めっちゃ(勝手に)お世話になってるんだもん。(インタビューとかラジオとかテレビ番組とか。。。)

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Steve Farris @ Al Stewart "Last Days Of The Century"
Where's Steve?~スティーヴ・ファリスを探せ~
本日は、1988年作品アル・スチュワートの「ラスト・デイズ・オブ・センチュリー」でのスティーヴ・ファリス。
レコードとカセットには未収録の#12が入っているCD盤
こちらはダウンロード(MP3)盤 1曲多い
なんかほかにもボーナストラック付があるようですが、見つけられませんでした。
スコティッシュ・シンガーソングライターのアル・スチュワートと言ったら、ヒット作『イヤー・オブ・ザ・キャット』なり、ジミー・ペイジが参加したアルバム『ラヴ・クロニクルズ』とかリック・ウェイクマンが参加したアルバム「オレンジ」を紹介するべきかもしれませんが、、、
それはもう、普通にメジャーであちこちで語られているので、「スティーヴ・ファリスを探せ」のほうで取り上げることにしました。
アル・スチュワートの長年のファンの人には「ジミー・ペイジ」も「リック・ウェイクマン」も関係ないだろうし、
アメリカでの80年代のくくりが無理やりAORなのもどーでもいいように(たぶんAORとして売り出すしかなかったんだろうけど、AORじゃないよな・苦笑)、
おそらくスティーヴ・ファリスがレコーディングにちょっとだけ参加したことも、「ああそんなことがあったっけ?」という感じかもしれません。
なにしろ30年以上歌っている人だからね。
んがしかし!
ろくにアル・スチュワートを聴いたことがないワタクシ(うちにあったのは「オレンジ」と「イヤー・オブ・ザ・キャット」のみ)にとっては、これはけっこう思い入れがある作品。
何故ならスティーヴ・ファリスが参加しているのと、ピーター・ホワイトの素晴らしさに開眼したきっかけなので。
アル・スチュワートは「フォークの人」、そんな印象でした。
そして、彼の歌がほぼ「愛の歌」だったのと、語りかけるような歌い方だったので、小学校の頃は「ふーん」程度でほとんど聴いてません。
でもなんで名前を憶えていたかというと、ロッド・スチュワートと名前が似ているという、とんでもな理由と、お店で見かけるレコードジャケットが好きだったんですよねぇ。(ネコちゃんとか船とか)
そのうち、彼の中の愛の時代が終わったのか、歴史的な歌とか社会的なメッセージソングを歌ったり、語りのフォークより、「フォークロック」っていうか、ややポップな感じの歌になっていったので、
耳からも入りやすくなっていきました。
やっぱりねぇ、お子様には「語りかけるようなフォーク」は、言葉がわかんないと入っていけませんよ、特にわたしみたいな、根がハチャトゥリヤーン気質だとね、全然駄目。
いや、フォークは好きなんですよ。
でもとにかく、音と言葉がわかんないと!日本語しかわかんないから!
だからボブ・ディランもけっこう大きくなるまで「ふ~~~~~~ん」だったもん・笑
すいませんねぇ。
永遠の詩人というか、妖精ちゃんというか、、優しい歌声が魅力的なアル・スチュワートなのですが、
まあとにかく私はアルの商業的な全盛期であろう70年代、そしてなんか間違ったくくりの中でそれなりに売れてた80年代初期は、彼の良さにはちいとも気づかず、たまに流れているのを聴く程度でしたが、、、、
そこで見つけてしまったのが「スティーヴ・ファリス参加」の文字。
毎度のことながら、Mr.Misterの力は偉大でござる。
そして、これを買ってびびったのが、インストの Ghostly Horses Of The Plain。
ラジオで流れて気に入っていたインストナンバーがまさかアル・スチュワートのだったとは!!!!
しかも演奏しているのは、、、ピーター・ホワイトなのでした。。。
ピーター・ホワイトはその当時わたしにとっては「バーシアをサポートしているめっちゃめちゃ上手いギターのおじさん」で、、そういや、アル・スチュワートのバンドにいるんだっけ、、、とはたと思い出し、
(わたしの中で空前のバーシア・ブームの時だったのよ。マット・ビアンコは別に好きでも嫌いでもなかったのに・苦笑)
あれ?でもアル・スチュワートのバンドではキーボード弾いてたんじゃないっけ?アルのところにはティム・レンウィックなるおじさんがギターだったんじゃないっけ???
などと混乱。
(ピーター・ホワイトは最初はキーボード奏者としてアルのバンドに入って、キーボードやギターやいろいろ担当)
そんなこんなで、1988年のこのアル・スチュワートのアルバムはまるで早川文庫のようなジャケットも含め、中身もお気に入りなのです。
1988年当時のアル・スチュワートはレコードのチャートをにぎわすような人ではなかったかもしれませんが、
デビュー時から全く変わらずマイペースで地道かつ精力的にステージをこなし、自らのメッセージを訴えていました。
そしてそれは今も同じみたいです。
少なくとも、1988年のLast Days Of Centuryのツアーは『どロック』、『どフォーク』、ガツンとしていて(でも歌声は優しい)とんがっていて、すごいなあと思ったし、このアルバムと出会えてよかったなと思っています。
こちらがその1988年当時のアル・スチュワートとバックバンドの方々。
すごい人のところには、すごい人が集まるものです。。。
淡々とドラム叩いているのはあのスティーヴ・チャプマンだし、サックス・ソロはデイヴ・キャンプ。そしてピーター・ホワイトのスパニッシュギターですからね。
Al Stewart - King of Portugal
この下の4つはベルギーのナイト・プロムスのもの。オケも一緒です。
Al Stewart/Peter White(g,Key)/Robin Lamble(b)
Dave Camp(sax)/Steve Chapman(d)/Steve Recker(g) With Flanders Philharmonic in Antwerp, Belgium
Al Stewart - Time Passages 1988
Al Stewart - Lord Grenville 1988
Peter White and Al Stewart Live - "On the Border" - Belgian Night of the Proms in 1988
このライヴについてはYou Tubeにピーター・ホワイト自身がコメントを入れてました。
I remember this show- it was one of the few we ever did with an orchestra. Somewhere in Belgium with a very rowdy crowd. It was called "Night at the Proms" or something like that.
We did about 5 songs with the orchestra- a night to remember indeed! Peter White.
『ナイトプロムスかなんかだった』って、、、ナイト・プロムスだってば!自分が出た公演のタイトル、しかもプロムスを忘れちゃうもんですかね。。。
まあいいや。
Al Stewart - Last Days of the Century (1988)
やっぱ、、、オケが加わってるせいもあるけど、迫力ありますね。
サックスのデイヴ・キャンプが気持ちよさげに演奏しているところがいいですわ。
では、いささか前置きが長くなりましたが、アルバム『ラスト・デイズ・オブ・ゼンチュリー』について
Electric Guitar : Peter White Tim Renwick Steve Farris Steve Recker
Acoustic Guitar : Peter White Steve Recker
Keyboards : Peter White Peter Wood Kim Bullard
Bass : Tim Landers
Drums : Vinnie Colaiuta
Drums on "Helen And Cassandra" : Steve Chapman
percussion : Steve Chapman
Flute : Dave Camp
Saxophones : Phil Kenzie Dave Camp
Accordion : Peter White
Trumpet : Lee R. Thornburg
Background vocals : Robin Lamble Tori Amos Carroll Sue Hill
Producer: Joe Chiccarelli
Associate producer : Peter White
キムやヴィニー、スティーヴ、リーといったLAグループとアルのバンドチームがレコーディングメンバーのアルバムで、
アラン・パーソンズとは離れた頃ですね。(アラン・パーソンズが自分のソロをメインにし始めたころだし)
01 Last Days Of The Century
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Steve Farris
Tenor Sax Solo : Phill Kenzie
Al Stewart-Last Days Of The Century.
アルの曲と歌声っておとぎ話みたいですよね。
02 Real And Unreal
Words and Music by Al Stewart
Trumpet solo : Lee R. Thornberg
何でも客の秘密を知ってるバーテンダーとかホテルコンシェルジェがしれっとした顔で怖いとどめのお仕置きをする、そんな雰囲気の曲。
(歌詞は全然違うんですけどね・笑)
03 King Of Portugal
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Spanish Guitar solo : Peter White
ファンタスティックなアル版「King For A Day」
04 Red Toupee
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Peter White
05 Where Are They Now
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Spanish Guitar solo : Peter White
このアルバムで一番好きな曲です。
06 Bad Reputation
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Steve Farris
Saxophone : Phil Kenzie
メロウな雰囲気が好きです、
Bad Reputation by Al Stewart
07 Josephine Baker
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Acoustic Guitar Solo : Peter White
Gypsy Violin : Kim Bullard
アメリカで黒人として生まれパリでスターになったジョセフィン・ベイカーのことを歌ったもの。ジョセフィンは第二次大戦中にはドイツ占領下のフランスでレジスタンスを支援していました。
08 License To Steal
Words and Music by Al Stewart
Slide Guitar : Steve Farris and Tim Renwick
カントリー・ブルースでお気に入りです!
09 Fields Of France
Words and Music by Al Stewart
Flute Solo : Dave Camp
これは短いけれどもとても美しいメロディが印象的な宝石のような曲。
このアルバムの中の乙女です。
ピアノの音とフルートが泣けます。
戦争へ行って帰らぬ恋人のことを歌っています。
Al Stewart - Fields of France
美しい。アルって詩人なのだ。。。。
10 Antarctica
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Tim Renwick
Flute Solo : Dave Camp
南極を歌った曲なのですが、、かすかに大地が目の前に浮かんでくる不思議な歌です。
荒涼とした、でも明るい日差しとちょっぴり生命力が見え隠れする、そんな地面が見えてきます。
11 Ghostly Horses Of The Plain
Music by Al Stewart and Steve Recker
Spanish Guitar Solo : Peter White
最初ラジオで聴いたときに気に入ったけど、てっきりイージーリスニング系の曲だと思っていました。
アル・スチュワートのLPに入ってるなんて思わないでしょーーーー!
Al Stewart - ghostly horses of the plain
これは結局インストのままアルバムに収録になりましたが、いちおう歌も入れようとしたみたいです。
でも歌は入れられず、ピーター・ホワイトのソロギターを堪能する楽曲となりました。
曲を作ったのはアル・スチュワートとスティーヴ・レッカーですが、アルは演奏に加わっていない、でもラジオでたくさん流れても「アル・スチュワートの」と紹介されるので、
ピーター・ホワイトは自分のバンドを作らなくちゃダメなんだなと実感したそうです。
(ピーターはその後バーシアやアルのサポートを続けながら、ソロアーティストとしても成功し、またアルとの共演も続いています。
何といっても、アルとは一つの車でホールを回ってライヴを続けた盟友ですからね。)
12 Helen And Cassandra
Words and Music by Al Stewart
Flute Solo : Dave Camp
Al Stewart - Helen and Cassandra
映像は映画「トロイ」を使っていますね。
タイトルのヘレンとカッサンドラはもちろんあのトロイのヘレンと、そのヘレンをさらってきたパリスの妹、トロイの王女カッサンドラのことです。
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本日は、1988年作品アル・スチュワートの「ラスト・デイズ・オブ・センチュリー」でのスティーヴ・ファリス。
レコードとカセットには未収録の#12が入っているCD盤
![]() | Last Days of the Century |
01 Last Days Of The Century 02 Real And Unreal 03 King Of Portugal 04 Red Toupee 05 Where Are They Now 06 Bad Reputation 07 Josephine Baker 08 License To Steal 09 Fields Of France 10 Antarctica 11 Ghostly Horses Of The Plain 12 Helen And Cassandra | |
Capitol |
こちらはダウンロード(MP3)盤 1曲多い
![]() | Last Days Of The Century |
01 Prelude 02 Last Days Of The Century 03 Real And Unreal 04 King Of Portugal 05 Red Toupee 06 Where Are They Now 07 Bad Reputation 08 Josephine Baker 09 License To Steal 10 Fields Of France 11 Antarctica 12 Ghostly Horses Of The Plain 13 Helen And Cassandra | |
Parlophone UK |
なんかほかにもボーナストラック付があるようですが、見つけられませんでした。
スコティッシュ・シンガーソングライターのアル・スチュワートと言ったら、ヒット作『イヤー・オブ・ザ・キャット』なり、ジミー・ペイジが参加したアルバム『ラヴ・クロニクルズ』とかリック・ウェイクマンが参加したアルバム「オレンジ」を紹介するべきかもしれませんが、、、
それはもう、普通にメジャーであちこちで語られているので、「スティーヴ・ファリスを探せ」のほうで取り上げることにしました。
アル・スチュワートの長年のファンの人には「ジミー・ペイジ」も「リック・ウェイクマン」も関係ないだろうし、
アメリカでの80年代のくくりが無理やりAORなのもどーでもいいように(たぶんAORとして売り出すしかなかったんだろうけど、AORじゃないよな・苦笑)、
おそらくスティーヴ・ファリスがレコーディングにちょっとだけ参加したことも、「ああそんなことがあったっけ?」という感じかもしれません。
なにしろ30年以上歌っている人だからね。
んがしかし!
ろくにアル・スチュワートを聴いたことがないワタクシ(うちにあったのは「オレンジ」と「イヤー・オブ・ザ・キャット」のみ)にとっては、これはけっこう思い入れがある作品。
何故ならスティーヴ・ファリスが参加しているのと、ピーター・ホワイトの素晴らしさに開眼したきっかけなので。
アル・スチュワートは「フォークの人」、そんな印象でした。
そして、彼の歌がほぼ「愛の歌」だったのと、語りかけるような歌い方だったので、小学校の頃は「ふーん」程度でほとんど聴いてません。
でもなんで名前を憶えていたかというと、ロッド・スチュワートと名前が似ているという、とんでもな理由と、お店で見かけるレコードジャケットが好きだったんですよねぇ。(ネコちゃんとか船とか)
そのうち、彼の中の愛の時代が終わったのか、歴史的な歌とか社会的なメッセージソングを歌ったり、語りのフォークより、「フォークロック」っていうか、ややポップな感じの歌になっていったので、
耳からも入りやすくなっていきました。
やっぱりねぇ、お子様には「語りかけるようなフォーク」は、言葉がわかんないと入っていけませんよ、特にわたしみたいな、根がハチャトゥリヤーン気質だとね、全然駄目。
いや、フォークは好きなんですよ。
でもとにかく、音と言葉がわかんないと!日本語しかわかんないから!
だからボブ・ディランもけっこう大きくなるまで「ふ~~~~~~ん」だったもん・笑
すいませんねぇ。
永遠の詩人というか、妖精ちゃんというか、、優しい歌声が魅力的なアル・スチュワートなのですが、
まあとにかく私はアルの商業的な全盛期であろう70年代、そしてなんか間違ったくくりの中でそれなりに売れてた80年代初期は、彼の良さにはちいとも気づかず、たまに流れているのを聴く程度でしたが、、、、
そこで見つけてしまったのが「スティーヴ・ファリス参加」の文字。
毎度のことながら、Mr.Misterの力は偉大でござる。
そして、これを買ってびびったのが、インストの Ghostly Horses Of The Plain。
ラジオで流れて気に入っていたインストナンバーがまさかアル・スチュワートのだったとは!!!!
しかも演奏しているのは、、、ピーター・ホワイトなのでした。。。
ピーター・ホワイトはその当時わたしにとっては「バーシアをサポートしているめっちゃめちゃ上手いギターのおじさん」で、、そういや、アル・スチュワートのバンドにいるんだっけ、、、とはたと思い出し、
(わたしの中で空前のバーシア・ブームの時だったのよ。マット・ビアンコは別に好きでも嫌いでもなかったのに・苦笑)
あれ?でもアル・スチュワートのバンドではキーボード弾いてたんじゃないっけ?アルのところにはティム・レンウィックなるおじさんがギターだったんじゃないっけ???
などと混乱。
(ピーター・ホワイトは最初はキーボード奏者としてアルのバンドに入って、キーボードやギターやいろいろ担当)
そんなこんなで、1988年のこのアル・スチュワートのアルバムはまるで早川文庫のようなジャケットも含め、中身もお気に入りなのです。
1988年当時のアル・スチュワートはレコードのチャートをにぎわすような人ではなかったかもしれませんが、
デビュー時から全く変わらずマイペースで地道かつ精力的にステージをこなし、自らのメッセージを訴えていました。
そしてそれは今も同じみたいです。
少なくとも、1988年のLast Days Of Centuryのツアーは『どロック』、『どフォーク』、ガツンとしていて(でも歌声は優しい)とんがっていて、すごいなあと思ったし、このアルバムと出会えてよかったなと思っています。
こちらがその1988年当時のアル・スチュワートとバックバンドの方々。
すごい人のところには、すごい人が集まるものです。。。
淡々とドラム叩いているのはあのスティーヴ・チャプマンだし、サックス・ソロはデイヴ・キャンプ。そしてピーター・ホワイトのスパニッシュギターですからね。
Al Stewart - King of Portugal
この下の4つはベルギーのナイト・プロムスのもの。オケも一緒です。
Al Stewart/Peter White(g,Key)/Robin Lamble(b)
Dave Camp(sax)/Steve Chapman(d)/Steve Recker(g) With Flanders Philharmonic in Antwerp, Belgium
Al Stewart - Time Passages 1988
Al Stewart - Lord Grenville 1988
Peter White and Al Stewart Live - "On the Border" - Belgian Night of the Proms in 1988
このライヴについてはYou Tubeにピーター・ホワイト自身がコメントを入れてました。
I remember this show- it was one of the few we ever did with an orchestra. Somewhere in Belgium with a very rowdy crowd. It was called "Night at the Proms" or something like that.
We did about 5 songs with the orchestra- a night to remember indeed! Peter White.
『ナイトプロムスかなんかだった』って、、、ナイト・プロムスだってば!自分が出た公演のタイトル、しかもプロムスを忘れちゃうもんですかね。。。
まあいいや。
Al Stewart - Last Days of the Century (1988)
やっぱ、、、オケが加わってるせいもあるけど、迫力ありますね。
サックスのデイヴ・キャンプが気持ちよさげに演奏しているところがいいですわ。
では、いささか前置きが長くなりましたが、アルバム『ラスト・デイズ・オブ・ゼンチュリー』について
Electric Guitar : Peter White Tim Renwick Steve Farris Steve Recker
Acoustic Guitar : Peter White Steve Recker
Keyboards : Peter White Peter Wood Kim Bullard
Bass : Tim Landers
Drums : Vinnie Colaiuta
Drums on "Helen And Cassandra" : Steve Chapman
percussion : Steve Chapman
Flute : Dave Camp
Saxophones : Phil Kenzie Dave Camp
Accordion : Peter White
Trumpet : Lee R. Thornburg
Background vocals : Robin Lamble Tori Amos Carroll Sue Hill
Producer: Joe Chiccarelli
Associate producer : Peter White
キムやヴィニー、スティーヴ、リーといったLAグループとアルのバンドチームがレコーディングメンバーのアルバムで、
アラン・パーソンズとは離れた頃ですね。(アラン・パーソンズが自分のソロをメインにし始めたころだし)
01 Last Days Of The Century
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Steve Farris
Tenor Sax Solo : Phill Kenzie
Al Stewart-Last Days Of The Century.
アルの曲と歌声っておとぎ話みたいですよね。
02 Real And Unreal
Words and Music by Al Stewart
Trumpet solo : Lee R. Thornberg
何でも客の秘密を知ってるバーテンダーとかホテルコンシェルジェがしれっとした顔で怖いとどめのお仕置きをする、そんな雰囲気の曲。
(歌詞は全然違うんですけどね・笑)
03 King Of Portugal
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Spanish Guitar solo : Peter White
ファンタスティックなアル版「King For A Day」
04 Red Toupee
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Peter White
05 Where Are They Now
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Spanish Guitar solo : Peter White
このアルバムで一番好きな曲です。
06 Bad Reputation
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Steve Farris
Saxophone : Phil Kenzie
メロウな雰囲気が好きです、
Bad Reputation by Al Stewart
07 Josephine Baker
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Acoustic Guitar Solo : Peter White
Gypsy Violin : Kim Bullard
アメリカで黒人として生まれパリでスターになったジョセフィン・ベイカーのことを歌ったもの。ジョセフィンは第二次大戦中にはドイツ占領下のフランスでレジスタンスを支援していました。
08 License To Steal
Words and Music by Al Stewart
Slide Guitar : Steve Farris and Tim Renwick
カントリー・ブルースでお気に入りです!
09 Fields Of France
Words and Music by Al Stewart
Flute Solo : Dave Camp
これは短いけれどもとても美しいメロディが印象的な宝石のような曲。
このアルバムの中の乙女です。
ピアノの音とフルートが泣けます。
戦争へ行って帰らぬ恋人のことを歌っています。
Al Stewart - Fields of France
美しい。アルって詩人なのだ。。。。
10 Antarctica
Words by Al Stewart
Music by Al Stewart and Peter White
Electric Guitar Solo : Tim Renwick
Flute Solo : Dave Camp
南極を歌った曲なのですが、、かすかに大地が目の前に浮かんでくる不思議な歌です。
荒涼とした、でも明るい日差しとちょっぴり生命力が見え隠れする、そんな地面が見えてきます。
11 Ghostly Horses Of The Plain
Music by Al Stewart and Steve Recker
Spanish Guitar Solo : Peter White
最初ラジオで聴いたときに気に入ったけど、てっきりイージーリスニング系の曲だと思っていました。
アル・スチュワートのLPに入ってるなんて思わないでしょーーーー!
Al Stewart - ghostly horses of the plain
これは結局インストのままアルバムに収録になりましたが、いちおう歌も入れようとしたみたいです。
でも歌は入れられず、ピーター・ホワイトのソロギターを堪能する楽曲となりました。
曲を作ったのはアル・スチュワートとスティーヴ・レッカーですが、アルは演奏に加わっていない、でもラジオでたくさん流れても「アル・スチュワートの」と紹介されるので、
ピーター・ホワイトは自分のバンドを作らなくちゃダメなんだなと実感したそうです。
(ピーターはその後バーシアやアルのサポートを続けながら、ソロアーティストとしても成功し、またアルとの共演も続いています。
何といっても、アルとは一つの車でホールを回ってライヴを続けた盟友ですからね。)
12 Helen And Cassandra
Words and Music by Al Stewart
Flute Solo : Dave Camp
Al Stewart - Helen and Cassandra
映像は映画「トロイ」を使っていますね。
タイトルのヘレンとカッサンドラはもちろんあのトロイのヘレンと、そのヘレンをさらってきたパリスの妹、トロイの王女カッサンドラのことです。

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STEVE FARRIS @ ROCKFILE Guitar, December 1986
この雑誌は子供のとき、YAMAHAのお教室の帰りに、一緒のビルに入っていた楽器店の雑誌コーナーで見つけた輸入雑誌の中のスティーヴ・ファリス。
GUITAR FOR THE PRACTICING MUSICIAN の1986年12月号。
ギターも弾けないし、英語もろくすっぽできなかったけど、スティーヴ・ファリスが載っていたのと、スティーヴという名前のミュージシャンの特集号だったのと、スティーヴ・ウィンウッドの「Can't Find My Way Homne」の楽譜が載っていたので、高かったけど買いました。
たぶんギタータブ譜やギターコードだけだったら無理ですが、ちゃんとふつうの五線譜もついてたし、ベースパート用の楽譜もついててね、親切なんですよ、この雑誌。
ベースLOVE




(わたし、Tab譜は全然読めません。ギターコードも苦手。わかるのはピアノコードとト音記号ヘ音記号ハ音記号です。)
そういや、昨晩、妹の彼氏が何とベースを弾いているらしいとの情報が。。。
しかし彼女が言うには、「あれは、なんの音楽なのか???ちょっとわからん」らしい。
まあたぶん、妹の彼は妹よりも年下なので、一回り以上世代が違うのよ。確実に私の好きな音楽とは違うだろう。。。。


スティーヴは2ページ。
私が持ってるスティーヴのインタビュー記事で活字になってるのはこれだけです。
今はネットの情報で、昔 Mr.Misterが出演したテレビやラジオのインタビューもYou Tubebなどで得ることができますが、やはりフロントマンはリチャードでしたから、リチャード、それからスラッグのものが圧倒的に多いです。ラジオのほうが情報量は多いですが、全部聴き取れない。
だからすごく貴重。
(なんでよりによってこんな情報量の少ない人が好きなんだろう。マイナーレーベルで活動している人でも自分からの情報発信に多少なりとも熱心なのに。)
CURRENT BAND:Mr.Mister
GUITAR : Valley Arts Stratocaster,
Charvel, Fender
Steinberger
INFLUENCES : Jimi Hendrix
HOME BASE : Los Angeles
ALBUMS : I WEAR THE FACE, WELCOME TO THE REAL WORLD
PERSONALL FAVORITE RECORDING : Black/White
LABEL : RCA
BEGINNINGS:
I was nine years old when I started playing the guitar. It became my identity source and I wanted to be the best at it. My first guitar was my mom's Kay acoustic guitar that my dad had bought for her. It had telephone wire for string, which were about ten inches off the neck. The first thing I tried to learn was the guitar riff on I Can See for Miles. But I couldn't figure out how to get those sounds. I worked on arrangements and got into playing little riffs, like Winchester Cathedral, Stick Shift, Secret Agent Man. I worked my way up to playing chordal arrangements, like Bend Me, Shape Me, by the American Breed. I remember the first time I heard Jimi Hendrix. I was 11 years old and I was listening to the only FM radio station in Omaha, Nebraska, when he came on. I asked my older sister who it was and she told me it was Hendrix. I thought he was the gratest. My sister got me the Are You experienced? Lp one Christmas and I was religious after that!
LESSONS:
When I was in sixth grade, I started taking lessons at a local music store and playing in little bands right through high school. At age 18, I met this black guy in my home town by the name of Kurtis Robinson. He was playing jazz, which I was interested in because my dad played drums and he used to play jazz records in the house all the time. So I started taking lessons with Kurtis. After the first lesson, I went home to practice major scales. I went back to him with what I had learned and he just laughed me because I was so sloppy. He intimidated me so much! He used to hit my hand; like if my thumb came up from the back of the guitar neck, he'd slap it down. He also got me into the metronome and got me to slow way down. He was really into perfection. Within two months of studying with him, my technique changed dramatically.
EXPERIENCE:
I went to California when I was 21 with the ambition of becoming a studio musician so I could play on different records. I had a demo tape of my own stuff; it was all Weather Report - type fusion music. Other musicians liked it a lot, but when I shopped it around, record companies would say, 'Are you kidding?' But I just continued playing jazz jam sessions, sitting in at a place called Josephine's out in the Valley. For the first year I didn't make any money and I was starving, but I was playing a lot of funk and r&b and playing with these great guys from Stevie Wonder's and George Benson's bands. I was in some local club and somebody from Kiss saw me and told me that their guitar player, Ace Frehley , had just left the band and they wanted to know if I'd be interested in playing for them. I sent them a demo tape and paul Stanley called me up and said they were doing a record at the Record Plant and they wanted me to come down and play on some tracks on their Creatures of the Night Lp. I played two takes of the solo and they said, 'You're great! Don't cut your hair, man! Will you wear high heels?' They wanted me to join their band but it never went down for some reason or other. But it was fun while it lasted, because there were no rules in that kind of environment. After that gig, I played with Eddie Money for three years. Playing with him wasn't necessarily out of choice or any statement about music at all. I wanted to make some money and it was a fun gig and real honest, straightahead rock'n roll. But it didn't expand my horizons or stretch me out as a player.
GOALS:
When I was younger, I was a prodigy as an art student and I always thought I wanted to be a painter, untill I discovered music. But to me, making records is like painting. It's like taking out a piece of canvas, only you're working with tape. You're putting down a piece of yourself on tape that says how you play. I want to keep growing as a player. Lately, I'm trying not to care too much about being a rock star. But you can't help but have fun with it. You get very trying to keep up your profile, doing interviews, taking pictures and all that. But when this is all over, I want to have records that I've played on that I'm proud of. That isn't going to come from standing up and being seen with all the beautiful people. You have to make statements that are truly creative moments. I've always been into the vibrato bar and I think I've gotten notoriety because of it. I grabbed an old Strat one day and just wanted to play it. It's something that comes naturally to me because I like being aggressive with the instrument. The bar is this strength thing that you can just manhandle. For a few months I was really bored with myself. I have my peaks and valley, like everyone, but some of my best playing has been on things that have never been released or on a friend's demos. I'm going through a period now where I am getting more inspired and practicing more and more and getting my chops down. I'm a perfectionist by nature and I want to make sure that on the next Lp, which is due out in march, I'll be more fluid and more vital.
バンド:Mr.Mister
ギター:ヴァレイアーツ・ストラトキャスター
シャーベル、フェンダー、スタインバーガー
影響された人:ジミ・ヘンドリックス
本拠地:ロサンゼルス
アルバム:「アイ・ウィアー・ザ・フェイス」「ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド」
お気に入りのテイク:ブラック/ホワイト(ウェルカム・トゥ・ザ・リアル・ワールド収録)
レーベル:RCA
始まり:
私は9歳からギターを弾き始めた。
ギターが上手くなりたい、それが私のアイデンティティの源になった。
私の最初のギターは母親のアコースティクギター(Kayブランド)で、これは父親が彼女のために買ったものだった。だいたい10インチくらいのネックで弦は電話線だった。
最初に『I Can See for Miles』(※注;The Whoの)のギターリフをコピーしようと思った。
でもその音を再現することはできなかった。
私はアレンジに取り組み、『ウィンチェスター大聖堂』、『スティックシフト』、『秘密諜報員』のような曲のリフから少しずつ演奏に入っていった。
アメリカンブリードの『Bend Me, Shape Me』で、自己流のストリングアレンジをやってみた。
ジミ・ヘンドリックスを初めて聴いたときのことを覚えている。私が11歳のときのことで、彼はネブラスカのオマハに来ていて、FMラジオでやってたのだ。
姉に尋ねると、ヘンドリックスだと教えてくれた。彼は偉大だと思った。姉はあるクリスマスに『Are You experienced?』のLPをくれたのだが、わたしはすっかりこれに参ってしまった。
レッスン:
6年生から地元の音楽店でレッスンを受け、高校の頃までにはバンドで演奏し始めた。
18歳のとき私は故郷で、黒人男性、カーティス・ロビンソンに出会った。
彼はジャズプレーヤーだったが、私はジャズに興味があった。何故なら私の父親はドラムを演奏したし、彼は家ではよくジャズレコードをかけていたからだ。
そんなわけで、カーティスとのレッスンを始めることにした。
最初のレッスンの後、私はメジャースケールの宿題を課せられた。練習して彼のところへまたレッスンに戻ったが、私はてんで駄目だったので彼に笑われた。彼はものすごく厳しかった! 彼は私の手をよく叩いたものだった;親指がギターネックの後ろから上がってきた場合とか、彼によく叩かれた。また彼は、メトロノームを使ったり、私にゆっくり正確に弾かせた。彼はまさに完璧主義者だった。彼と一緒に勉強してから2か月以内で、私の技術は劇的に変化した。
経験:
私はいろいろなレコーディングに参加できるスタジオミュージシャンになるという野心を抱いて21歳でカリフォルニアへ行った。
自分のデモテープを持っていった。それはほとんど、ウェザー・リポートがやっているようなフュージョンタイプのものだった。
ミュージシャン仲間の多くはそれを大変気に入ってくれたが、レコード会社からはなかなか相手にされなかった。
しかし私はバレーのJosephine's out という場所に居座って、ジャズのジャムセッションをプレイし続けた。
最初の年は全然稼ぎがなかったし、飢えていたが、私はファンクやR&Bをたくさん演奏し、スティーヴィー・ワンダーやジョージ・ベンソンのバンドの偉大なプレーヤーと演奏できた。
私はいくつかの地元のクラブで演奏していた。
キッスの誰かが私を見ていたこと、彼らのギタリスト、エース・フレーリーがバンドを離れているが、キッスでプレイすることに興味あるかという話を人から教えてもらった。
彼らにデモテープを送ると、ポール・スタンレーに呼ばれ、LP「Creatures of the Night」のレコーディング中であることを聴き、ギターのトライアウトをすることになった。
私は2つのソロ・テイクを行い、彼らは「素晴らしい」と。そして「髪を切らないでほしい、あと、ハイヒールを履けるか?」と言った。
彼らのバンドに参加してほしいと言われたが、それはいくつかの理由で実現しなかった。
しかしこのトライアウト期間は、フリーダムな環境で楽しい経験だった。
そのギグの後、私は3年間エディ・マネーのところで演奏していた。彼のバックバンドに加わるという選択は、必ずしも自分の音楽の主義からくるというわけではなくて、生活のためだった。
彼との演奏は、ほんとうに楽しいギグで真っ向ストレートなロックンロールだった。しかし私の視野を広げるとかプレーヤーとしての成長には至らなかった。
目標:
私はずっと、美術が得意だったし、いつも画家になりたいと思っていた(※注;母親は画家)― 音楽に出会わなければ。
しかし、私にとって、レコードを作ることは絵を描くことと同じである。
テープに録音することは、キャンバスの一部を取り出すようなものだ。
弾いてテープに録ることによって、自分自身の一部を投影している。
私はプレーヤーとして成長し続けたいと思っている。
最近はロックスターであることについてはあまり関心がない。
しかし、そうせざるを得ない状況だ。インタビュー、写真撮影、表情の維持。
でもこういうものを全て終わらせたあとで、私は自分が誇りに思えるレコーディングがしたい。
ただきれいにやっているだけではできない。
本当に創造的な瞬間をとらえなければいけない。
私はビブラート(アーム)をいつも使うけれど、そのことを批判する人もいると思う。
私はある時、古いストラトキャスターを手に入れたが、それをただ演奏したかった。
アグレッシブな楽器が好きだから、アームを使うのは私にとって自然だし、このアームは頑丈で力強い。
実のところ、ここ数か月間の自分には、飽きがきている。
誰にでもいい時もあれば悪い時もあるように、自分もそうだけれど、演奏した中でのベストテイクのいくつかは、リリースされていないものや友人のデモテープの中にある。
ずっと、より多くのインスピレーションを取得し、もっともっと練習し続けなくてはいけない。
私は生来の完全主義者だ。次のLP(3月発売予定の)で、もっと流動的でバイタリティがある、完璧なものを目指したい。
スティーヴ・ファリスは、エース・フレーリーが脱退したあとの、あの当時の若手ギタリストが何人もトライしたというKISSのオーディションを受けています。
結局バンドに加わることはなかったのですが、『暗黒の神話』のLPにはさまざまなギタリストが参加しており、スティーヴ・ファリスがギターソロを弾いたものもアルバムに収録されています。
この雑誌で触れられている、KISSのメンバーのアドバイス?みたいなのが、なかなか興味深いなと思いました。
「とりあえず髪は切らないでくれ」「おまえ、ハイヒール履けるか?」みたいなのが、具体的ですよね。
ヒールの高いブーツやあの衣装でステージで派手に動けるかどうかも、KISSのメンバーとしては必須条件だと思います。昔、聖飢魔Ⅱのコンサート(ミサと呼ぶのが正しいのだけど)でルーク篁がブーツを滑らせて転んでいましたが、へヴィメタさんは苦労するなあと思います。
この雑誌では、2ページとはいえスティーヴの音楽に対する考え方にも触れられていてとても興味深い内容です。
中学の頃つたない英語力で辞書を引きながら読んで思ったのは、意外と(失礼)頑固な人なんだな、ということでした。
当時の私にとって、リチャードとスラッグとパトリックは適度な「お兄やん→おっさんず」テイストなちょっと大人で(ごめん、パット)、スティーヴはものすごく若いお兄さんに見えてたってのもあるのですが。
これを読んでたので「ジャズがスタートで、フュージョンやってたんだったら、レヴェル42とかと共演してほしい」などと思ったのですよ。
アームについては、これはたまたまスティーヴが入手したモデルが頑丈なアームだったのか自分でカスタマイズしたのか、その辺はよくわからないのですが、スティーヴが演奏している映像なんかでのアームの使い方は特別乱暴でも、またアームを多用しすぎているふうには見えないんですけど、アーム奏法が嫌いな人もストラトの音がそもそも嫌いな人もいますしね。
3rd.アルバムの『Go on...』は商業的には成功しなかったけれど、私は大好きな作品です。
リチャード、スラッグ、パトリックがアルバムや曲について語っているのは読んだことありますが、スティーヴははたして、どの曲が好きだったんでしょうね。
どのレコーディングに満足していたのか、どれをもって『完璧』と思っていたのか、はたまた全然満足していなかったのか、、、、今に至るまで謎です。
完璧や充実感があったからなのか、これ以上ここでやるべきことがないと感じたからなのか、限界を感じたのか、音楽的方向性がバンドと違っていたからなのか、ツアーに疲れたからなのか、人間関係のせいなのか、
どんな理由でMr.Misterを脱退したのか知りません。
ただ、自分のギターにその後も完璧だとか満足を感じているわけではないと思います。
だったらたぶんプロとしてギターを弾いてないだろうし、ナッシュビルには住まないと思う。
昨夜読んだフィギュアスケーターの村主章枝選手のコラム「現役をつづける理由」の中の
28年間、一度として同じ状況はなかった。場所も違えば、年齢も違う。毎回、反省と発見の繰り返しなのだ。
ではないけれども、「これでいい」と思ったら、そこで一旦ゴールになっちゃうと思う。
ナブラチロワが1994年を「シングルス最後の年」と決めたのも、その前のいくつかのシーズンが神がかり的な内容だったからだと思う。
優勝しない試合でも、ものすごかったから。
大滝詠一は、『君は天然色』のオーケストラサウンドを完成させた後、その音にすごく満足しちゃって、自分の作品はしばらく作らなかったくらいだもの。
アルゲリチやムターがコンチェルトのレコーディングより室内楽にシフトしていくのは、グラモフォンでのレコーディングにある程度満足しているからなのと、コンチェルトばっかりやってる時間が惜しいんだと思う。やりたい音楽、やるべき音楽、録っておきたい音楽がきっとありすぎるだろうから。
(まあ、クラシックファンのわがままとしては、各年代で、定番のコンチェルトは数種録音してくれてあるとありがたいんだけどもね、、、、)
スティーヴが満足しているレコーディングは、いったいどれなんだろうなあ、、、でもそれをわたしが知ることはまずもって、ないだろうなあ、、、
とまあ、つらつら考えながら、、、、大好きな『Go On...』を聴きなおしてます。
Mr. Mister "Stand And Deliver"
これなんか、エレキギターの音もアコ―スティックギターの音も好きですわ~。
リチャードの硬質な声と天使ちゃんスラッグの美声とスティーヴのストラトの音って、すごくわたしには黄金比で気持ちいいんです。
Mr. Mister "The Border"
ピアノと極上のヴォーカルにそっとよりそう乙女なアクア・ストラトも好きだし
Mr. Mister "Healing Waters"
Mr. Mister ~ Man Of A Thousand Dances - Chile 1988 - Second Show
これはライヴだけど、、、、黄金三角。(パトリックを加えたらそこは四角じゃなくて私にとっては☆)
最後のほう、リチャードのシャウトやファルセットに、ギターのビブラートがあいまって、素敵なのよん。
Mr. Mister - 06 - Bare my soul (HQ audio)
駄目だ、選べない。
これも堪らなく好き・・・・

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Steve Farris @ Steve Ferrone "It Up"
Where’s Steve?~スティーヴを探せ~
本日はスティーヴ・フェローン(でもほんとはスティーヴ・フェローニが正しいそうです)のソロアルバムでのスティーヴ・ファリス
またもやジャズ系ですが、もともとファリスはジャズプレーヤーのおっかない先生についていたので(習い始めは手をよく叩かれたらしい)、結局のところジャズやフュージョン系が好きなのだろうし、離れられないんだろうなあと思います。
![]() | It Up |
1. Woody Creek 2. It Up 3. Everything Must Change 4. Country Preacher 5. Josie 6. I Put A Spell On You 7. Cc & 7 8. Put It In | |
Surf Records 2003年 ライヴ盤 live at La-Ve-Lee, a local jazz club in Studio City |
スティーヴ・フェローンはイギリス出身の名セッションドラマー。
また、1995年からはトム・ペティ&ザ・ハートブレーカーズのドラマーでもあります。
彼のことは学生の頃は参加したアルバムのクレジットでしか知らない状態だったのですが、エリック・クラプトンのバックバンドメンバーで来日したり、ジョージ・ハリスンとの活動などを通じて「ああ、この人がそうか」とお顔を知った次第です。スティーヴ・フェローンのことはトム・ペティの日本のファンサイトさんにとても詳しく載ってます。
最初に彼の名前を覚えたのはどのアルバムだったかなあ。たぶんラビリンスのサントラかな?ちがうかな、デュランデュランが先かなあ?
「あれ?この人、確か、、こっちのアルバムでも、、、」ってんで、
気づいたらその前後に買ったり借りたりしたレコード、CDのほとんどに参加していて、名前を覚えました。
スティーヴ・ウィンウッド、チャカ・カーン、デュランデュラン、ハワード・ジョーンズ、デヴィッド・ボウイ、ニール・ラーソン、ダイアナ・ロス、ポール・サイモン、ジェフリー・オズボーンなどです。
彼はほんとにすばらしいセッションドラマーで、完璧にソリストを気持ちよく演奏させるタイプの人だと思います。
わたしが大好きなあっちの人たち(笑)とはちょっと違うけど、でも素敵な人だと思う。
わたしの中では、フェローン(フェローニ)は、ラス・カンケル、ポーカロ、ケルトナーのグループ。
あっちの人たちとはですね、ヴィニーとかカルロス、ベアードとか。またですね、バンドの中のドラマーともちと違うっていうかね。
(それのどこにも属さないのはカールかな)
まあいいや。
とにかく売れっ子なのがよくわかる、ほんとにすばらしいドラマーだと思います。
ちょっと上手すぎるのと、たぶん性格がよすぎるような気がします。
Labyrinth - Magic Dance - David Bowie
Duran Duran - Notorious
(ロジャーがいないときだったのでビデオもちょこっとですが映ってます)
ファリスとフェローンが一緒に弾いているもので、我が家にあるのはダイアナ・ロス、デヴィッド・ガーフィールド、デボラ・ブランド、、、のアルバムなどかな。
2003年に出された『It Up』はスタジオ・シティーのジャズクラブ『La Ve Lee』で行われたライヴ録音(少しホーンのオーバーダブを加えである)で、スティーヴ・フェローンにとっては初の座長ライヴだったそうです。
こちら http://www.cdbaby.com/cd/ferroneにフェローン自身のコメントがあります。
初のフロントマンとしてのライヴのことや、共演アーティストのこと、自身が参加しているトム・ペティ&ハートブレーカーズへのサンクスなどが述べられいるのと、
あと面白かったのは、ジャケット撮影の話。
ステージではスキンヘッドから火炎のように蒸気があがるのですが、それを撮影のために再現したときの裏話もちょっとあって、興味深い内容です。

これは裏ジャケット
バンドメンバーやJosieのカバーが入っていることから、同じ年に出たガーフィールドのソロアルバム『ギヴィング・バック』、このフェローンのライヴ盤、そしてラリー・クライマスの『レトロ・スペック(t)』はわたしにとって「ジャズ&フュージョン&ファンク3点セット」でお気に入りセットです。
このアルバムのライナーでは、スティーヴ・フェローンは Stephen Ferrone表記。アルバムタイトルだけはSteve Ferrone表記です。
band
drums : Stephen Ferrone
vocals/percussion : Alex Ligertwood
bass : Jimmy Earl
and bass(woody creek): Bikki Johnson
guit : Steve Farris
guit : Michael P. O'neil
keys : David Garfield
sax(s) flute : Jason Webber
sax(s) : Gerald Albright
valve trombone / trumpet : Lee Thornberg
Additional musicians
tuba and additional arangements: Aam Pilafian
tuba: Patrick Sheridan
bass trombone: John Lofton
trumpet: Peter Green
sax(s): Jerry Donato
B.3(Put it In): Joey DeFrancesco
executive Prodecers・・・Marcel East & Stephen Ferrone
Produced by Ferrone/East/Rigsby
収録曲はマルセル・イースト(ネイザン・イーストの兄弟)との共作が4曲とカバーが4曲です。
1. Woody Creek by Ferrone and East
ベースソロはゲスト?なのかな?紅一点のビッキー・ジョンソン。この曲だけの参加みたいです。
2. It Up by Ferrone and East
タイトルナンバーでお気に入りです。
スティーヴのギターがカッコいいR&Bナンバー
イントロと要所要所で出てくるトロンボーンがこれまたいいんですわー。(ラッパ系ではトロンボーンが一番好きです。だって、カッコいいし面白いじゃん。)
3. Everything Must Change by Ighner Benard
It Upでスティーヴとデヴィッドのソロのあとは、フェローニがアレックス・リガートウッドを紹介。
MCのあと、名曲『Everything Must Change 』のカバー。
アレックスのヴォーカルとマイクル・オニールのギターがめちゃくちゃ素晴らしいんですよ。うっとりです。。。
オリジナルよりかなりブルース色の強いアレンジになっています。
始まりはオリジナルにけっこう忠実なんだけども、途中からけっこうとんでもなことになっていくんですわ。
なんだろうなー。ええとー、ROY BUCHANAN の THE MESSIAH WILL COME AGAINにテイストが近いっつーか
近くはないんだけども、においが同じといいますか・・・(なんやそれ、わからんわ)
(ああああああ、、、、、、、ハウ&ラドレのスケートがまた観たい!
彼らはゲイリー・ムーアの演奏を使ったんだったっけかな?ブキャナンだったと思うような、、、)
でもね、ここでのマイクル・オニールのギターは「泣きのギター」じゃないんだわよ。泣く一歩手前っていうか。
この曲って、老境っていいますか、達観っちゅーか、諸行無常万物流転、そういう雰囲気なんだけど、このアルバムのアレンジだと妙に元気がいい・苦笑
日はまた昇るのんだーーーー!っていいますか。
救いようがない悲劇バージョンの「白鳥の湖」を見に行ったはずが「アタシたち勝ったわ!」なグリゴロ版を見た不思議な気分というか。
全く奴隷らしくない、それでも素晴らしすぎるダンサーのアリを見た時の気分に近いかな
パワーをもらえます、はい。
また、ソロ以外のバッキングがこれまた面白くてねー。
オリジナルはベナード・アイアーの作詞作曲ヴォーカルで、クインシー・ジョーンズの1974年のアルバムに入ってます。
泣けます。
ランディ・クロフォードの75年のヒットを初め、ソウル系やジャズのありとあらゆるシンガーが歌っています。
(わたしはこの『Everything Must Change 』とチック・コリアの『スペイン』の2曲は歌の上手い人にはみんな絶対にレコーディングして後世に残してほしいと思います。)
Benard Ighner - Everything Must Change
こちらが原曲。ホントはこれが正解なんだろうけども、いろいろなカバーがあってそれぞれ素晴らしいのです、はい。
4. Country Preacher Josef Zawinul
こちらもカバー曲で、ジョー・ザヴィヌルがマイルス・デイヴィスと活動したり、ウェザー・リポートを結成するより前、キャノンボール・アダレイのバンドにいたころに作った曲。
優しいミディアムスローナンバーです。ホーンさんたちが素敵です。
5. Josie by Becker and Fagen
このライヴが先だったのか、デヴィッドでのアルバムでのカバーが先だったのかわからないのですが、スティーリー・ダンの名曲Josieのカバー。
デヴィッドのアルバムとはギターのアレンジが違ってて(少し残念)これはサックスソロがメインになってます。
でもやっぱ、鉄板というか。
すごいわ、この曲は。。。。
大好きよ。
6. I Put A Spell On You by Hawkins
すっごくロマンティックで、(でもちょっとエロいかも)アレックス爺にめろめろになる曲
Screamin' Jay Hawkins, I Put a Spell on You
原曲はこれでしてね、ほんとかなりぶっ飛んだ破壊力のすさまじい曲なのです。
7. Cc & 7 by Ferrone and East
コーラスと素敵ベースさんで始まる粋なナンバーです。ここからエンディングに向けて一気に、、、でも焦らず、、みたいな感じが素敵なのです。
8. Put It Inby Ferrone and East
各楽器のちょいソロとスティーヴのギターソロを堪能できます。うっとり。
いいなあ、こういうライヴ。幸せになれます。

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"Kyrie" (Live) - Richard Page & Ringo's All Starr Band - San Jose National Civic - July 13, 2014
今月も終わりに近づきましたが、Moonboundの新作はまだらしい。
そんならリチャードの新作は?????と思うのがわがままなファン心理。
しかしまあ、これもリンゴとのツアー中だからまだまだ先ですよねぇ。
最近のリチャード関連のお気に入りはサンホセの映像(下の3つ)なんですけども、、、、今日、会社の会議が終わって帰ってきたらFacebookで素敵レビューが紹介されてました。
"Kyrie" (Live) - Richard Page & Ringo's All Starr Band - San Jose National Civic - July 13, 2014
The All-Starr Band Perform "Broken Wings" at the City National Civic, San Jose July 13, 2014
The All-Starr Band Perform "Africa" at the City National Civic, San Jose July 13, 2014
さてその素敵レビューはこちら
素敵というか、、、もう、ファン目線の甘々レビューといいますか。
要約すると「すっごく良かった」って、褒めてるだけでさ・笑(でも嬉しい。)
そんでねー、写真が無駄すぎるほど多くてねー、うはうはなんですわよ。
(欲を言えば、リチャードのグラサンなしで歌ってるところの写真も欲しかった。でもカーテンコールのところはグラサンなしだからまあいいか。)
しかもクリックしたら、大きいサイズで見せてくれるという、甘々というか寛大というか。。。。
このレビュー書いた人、このコンサートでとてもハッピーになれたんだと思うんですよ。
わたしの英語力はかなり低いと十分自覚していますが、それでもなんだろうな、「良かったぜー」ってのが、伝わってくるんですよね。
だいたい、リンゴが半分メイン、残り半分をオールスターズで分担、というショーに行ってのレビューで、
「ハイライトはスティーヴ・ルカサー」「リチャード・ペイジの新曲は素晴らしい」「もう一つのハイライトはブラック・マジック・ウーマン」と言ってのけちゃうところがもう、、、
その気持ち、すごくわかる。同じ匂いを感じる。世代が近いのか、血液型が一緒か、星回りが同じような気がする。(なーんて、全然違ったりしてねー。)
トランプキングがニッコリ笑顔でハモンド弾いてるのと、カーテンコールのお写真と、イエローサブマリンの時の写真が特にお気に入りです。
そしてリンゴの写真を見て毎回思うのは「いい体型だな。。。節制せな。。」


ちと反省。
ちっとじゃなく、もっと反省せねば。
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そんならリチャードの新作は?????と思うのがわがままなファン心理。
しかしまあ、これもリンゴとのツアー中だからまだまだ先ですよねぇ。
最近のリチャード関連のお気に入りはサンホセの映像(下の3つ)なんですけども、、、、今日、会社の会議が終わって帰ってきたらFacebookで素敵レビューが紹介されてました。
"Kyrie" (Live) - Richard Page & Ringo's All Starr Band - San Jose National Civic - July 13, 2014
The All-Starr Band Perform "Broken Wings" at the City National Civic, San Jose July 13, 2014
The All-Starr Band Perform "Africa" at the City National Civic, San Jose July 13, 2014
さてその素敵レビューはこちら
素敵というか、、、もう、ファン目線の甘々レビューといいますか。
要約すると「すっごく良かった」って、褒めてるだけでさ・笑(でも嬉しい。)
そんでねー、写真が無駄すぎるほど多くてねー、うはうはなんですわよ。
(欲を言えば、リチャードのグラサンなしで歌ってるところの写真も欲しかった。でもカーテンコールのところはグラサンなしだからまあいいか。)
しかもクリックしたら、大きいサイズで見せてくれるという、甘々というか寛大というか。。。。
このレビュー書いた人、このコンサートでとてもハッピーになれたんだと思うんですよ。
わたしの英語力はかなり低いと十分自覚していますが、それでもなんだろうな、「良かったぜー」ってのが、伝わってくるんですよね。
だいたい、リンゴが半分メイン、残り半分をオールスターズで分担、というショーに行ってのレビューで、
「ハイライトはスティーヴ・ルカサー」「リチャード・ペイジの新曲は素晴らしい」「もう一つのハイライトはブラック・マジック・ウーマン」と言ってのけちゃうところがもう、、、
その気持ち、すごくわかる。同じ匂いを感じる。世代が近いのか、血液型が一緒か、星回りが同じような気がする。(なーんて、全然違ったりしてねー。)
トランプキングがニッコリ笑顔でハモンド弾いてるのと、カーテンコールのお写真と、イエローサブマリンの時の写真が特にお気に入りです。
そしてリンゴの写真を見て毎回思うのは「いい体型だな。。。節制せな。。」



ちと反省。
ちっとじゃなく、もっと反省せねば。

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