（５）修正 ーそれは突然にやってくるー

色を塗っていると、突然デッサンを修正したくなることが良くあります。
影をつけて奥行きや凹凸が見えるとデッサンの狂いを見付けたり、
絵柄と塗りがあってないことに気づいたり、
もっと良さそうな絵柄が突然思い付いたり、
理由はいろいろです。

そんなときは、思いきって修正を加えるのがいちばんです。
この絵では、ここまで塗ってきたときに急に顔の作りを変えてみたくなりました。その様子をダイジェストで載せてみます。

	修正前の画像です。
	目の位置と形を変えました。両目の間隔を狭めて真ん中に寄せました。それに合わせて顔の輪郭線も少し削りました。 急に形を変えたときにも、レイヤーマスクの形を変えただけで、再度色塗りをする必要がないことがほとんどです。影を塗っているときに、表示されない部分も塗っているからです。
	（２）線画の調整と同じ方法で線画をさらに細くしました。
	ちょっと色の風味を変えてみるために、下地のレイヤーの色を変えてみました。さらに、影レイヤーに「レイヤー→色→脱色」を実行して、影の色合いを変えてみました。

違う違う、何かが違う...... 和み系のつもりがしゃっきり系に変わっちゃってます。
と言うわけでやりなおし。

	白目をちょっと強調してみました。
	絵柄を変えてみました。ちょっと媚びっ！ うーん、これだ！
	やっぱり細線化です。

ということで、こんな感じになりました。