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【映画感想】オッペンハイマーはCノーラン監督の最高傑作?

2024-04-12 11:15:43 | 映画

 

【ネタバレなし感想】

 

先月、日本でもようやく劇場公開された映画

「オッペンハイマー」をIMAXシアターで鑑賞

してきました。

この映画は第二次世界大戦中、原子爆弾の開発

製造を目的とした米国のマンハッタン計画を

主導したユダヤ系物理学者Rオッペンハイマー

の生涯を描いた作品です。

 

日本人にとって深い関わりもある、あまりに

重いテーマを扱った映画だけに、大好きな

Cノーラン監督の作品なれど、今回ばかりは

イマイチに思えたあの「ダンケルク」の時の

ような感じになるかも、と覚悟をしていた

のですが全くそんなことはなく、映画を最後

まで見届けた今となっては、Cノーラン監督の

最高傑作ではないかとすら。

 

 

映画はいつものCノーラン監督作品らしく?

敢えて分かり易くしてない上に、時間軸も

行ったり来たりするし、日本人にはあまり

馴染みのない当時米国で吹き荒れたいわゆる

赤狩りとその余波のドロドロした内ゲバ的

な人間模様も描かれていて、その辺がこの

映画の敷居を少し高くしているような。

 

ただそういうのを差し引いても、映像と音の

ビジュアルは他の映画の追随を許さない

レベルでしたし、ホームシアターでは到底

考えられないぐらいの超ド迫力で描かれる

世界初の原子爆弾爆発実験トリニティの場面

では、もうその圧倒的かつ暴力的な音響と

音圧の後に爆風が襲ってくるのではないか

と錯覚しそうになったぐらい、底知れぬ恐怖

を感じてしまいました。

 

お話も日本人としては色々思うところもあり

劇中途中から、広島、長崎というワードが

出てくるようになってくると、この後に待ち

受ける運命が浮かんできて胸も痛み、複雑な

心境にもなりましたが、それでも今この映画

を見れたことはとても意義があったように

思います。

 

日々の雑事に忙殺される中、正常性バイアス

などでつい関心が薄れ、心の片隅に追い

やられていたことを改めて思い起こさせて

くれた、というだけでも自分にとって大いに

意味のある映画となりました。

できればもう一度、劇場で観てみようと思います。

 

トリニティ実験のシーンで面目躍如



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