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【SF】映画「ザ・クリエイター創造者」にハマれなかった件【大作】

2023-11-01 17:16:31 | 映画

 

個人的にSF映画は大好物な上に、近年凋落が

激しい?スターウォーズシリーズにあって

超例外的存在となっているあの「ローグワン」

の監督の映画作品という事で、敬意を表して

IMAXの劇場まで足を運び観てきました。

でも「ザ・クリエイター創造者」はその価値

があったのか、と問われるとちょっと微妙

だったような気も。

 

映像ビジュアルではデザイン面も含めてこの

手の映画の中でも(しかも制作費はかなりの低

予算だったとか)凄く良かったと思います。

問題を感じたのはストーリーの方で、テーマが

今が旬のAIが主軸に。

既にこのテーマは散々手垢にまみれているので

嫌な予感もしていたのですが、それが的中し

なんか今までのお約束パターン通りで期待が

大きすぎた分、物語中盤からは尻すぼみにも

感じたというか。

あくまで個人的な感想なのですが、最後まで

主人公とAIの子供ロボットに共感出来なかった

のは致命的でした。

 

どうもそういう考えに至る根底には、今から

更に時が進みこの映画の舞台になっている頃

人類を遥かに超越凌駕をする思考を持つで

あろうAIが、大人しく人類のしもべの地位

に留まってるのだろうかと。

 

合理的に考えれば人口増大を続け環境を汚染し

古くからの土地巡って血みどろの戦いを続けて

いるような原始的な生物である人類を、AIが

有害と認識し排斥をしようしたって何も不思議

ではないっていう無意識の危機感みたいなのを

なんとなく感じてるのかもしれません。

だから今作にみたいに無条件にAIは人類の友

みたいなのにはイマイチ乗れなかったというか。

 

 

ここからは完全に勝手に、こういう話になら

もっと乗れたのに、という自己満足の世界へ。

 

お話は途中まではそのままでOK。

まずAIゲリラ兵の小隊長レベルの扱いで勿体無い

感じだった渡辺謙さんを、実は裏の暗黒面のAI

サイドの大ボスだったという事で格上げ?に。

でお話はAIはやっぱり人類の友、という感じに

無難に着地したとみせかけて実はAIはやっぱり

人類のことをマジで滅ぼそうとして、種を残せ

なくするウイルスを秘密裏に開発している事が

発覚。

その研究所に主人公が乗り込み、研究を破壊し

ようとしたら、最後にあの謙さんと子供AI

ロボットが出てきて立ちはだかって、最後は

双方の運命を背負いつつ、意地としがらみが

入り乱れ涙の(ここは泣かせ台詞あり)大バトル。

で終幕は人類が勝利するものの、敗北を悟った

子供AIは自身の体にこっそり埋め込まれた自爆

装置を起動。

そして機能停止する前に最後に主人公に看取ら

れる事になった謙さんは、あのラストサムライの

時のように目に涙を溜め「パーフェクト」などと

言い残し、物語はほろ苦い結末を迎えるという

のはどうかと。

 

っていうか、これこそまさにもし今作の続編が

あればいかにもありそうな?蛇足極まりない

ザ陳腐なお話でしたか。



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