ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

【読書】絶望的に合わない本を完読した果てに待っていたものは?

2024-08-22 10:26:24 | 読書

 

実は今回の「ノースライト」は以前にも

良い本を勧めてくれたある方からの強い

推薦があったので読んでみたのでした。

帯コピーが「横山作品史上最も美しい謎」

「週刊文春2019国内ミステリー第1位作品」

だし、間違いないかと思われたのですが

正直ここまで読み進むのがキツかったのは

あの旧ソ連ディアトロフ峠遭難事件がお題

の「死に山」以来だったかもしれません。

推薦してくれた方には大変申し訳ないの

ですが、今回は相性が合わず、結局一週間

近くかかっての読破になってしまいました。

 

今まで横山秀夫氏原作の映像作品に触れた事

はあったのですが、小説の方を読むのは初めて

でした。

実際に読んでみると、なんかやたらドイツの

著名な建築家を賛美してて、物語の根幹にも

関わってくるのですが、作者の方が思い入れ

たっぷりに描けば描くほど、こちらはその

熱量に全くついていけず置いてけぼりに。

 

もっとも美しい謎とやらも、犯人側の動機や

行動に合理的な整合性を個人的には感じれず。

あと何気に主人公を含む、他のキャラクター

等の作中の行動や思考にも思わず首を傾げて

しまう事が多く、残念ながらこれは自分が

物事を優しく素直に受け止める事が出来ない

荒んだ心の持ち主だったからではないかと。

(嫌味なしで)

 

今回は最後の最後まで「ノースライト」と

いう美しく優しい光に満ちた世界に自分の

居場所はなく、馴染むことはできません

でした。

月日が経ち、もっと人として成熟し深みも

増してから?再び出直してみるのが吉なの

かもしれません。