思いやりと下心。

テーマの人生。

Google×ハインリヒ・ヘルツ。

2012-02-22 10:37:27 | mono
今日は2が3つ、電磁波の存在を実証したハインリヒ・ヘルツの生まれた日。

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ヘルツは自分の実験の実用的価値を理解していなかった。彼は次のように述べている。

「それは何の役にも立っていない……単にマックスウェル先生が正しかったことを証明しただけの実験だ。我々の肉眼では見えない不思議な電磁波は確かに存在する。しかし、単に存在するだけだ」

その発見の今後について聞かれると、ヘルツは次のように答えている。

「たぶん、何もない」

彼の発見の理論付けは後世の者が行い、それが無線通信時代をもたらした。

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1892年、激しい偏頭痛から感染症と診断されたヘルツは、何度か手術を受けた。そして1894年ボンで、36歳の若さでウェゲナー肉芽腫症によって亡くなった。遺体はハンブルクのユダヤ人墓地に埋葬された。

妻エリザベートは再婚しなかった。1930年代になってアドルフ・ヒトラーが台頭してくると、エリザベートは2人の娘と共にイングランドに移住した。1960年代になって Charles Susskind は娘の1人にインタビューし、ハインリヒ・ヘルツの伝記を執筆した。Susskindによれば、ヘルツの2人の娘は生涯未婚だったため、ヘルツには子孫が残っていないという。

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