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イングランド戦。

2010-05-31 11:36:31 | football
日本代表、イングランドに惜敗 サッカーW杯控え強化試合
サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会に出場する日本代表は30日、オーストリアのグラーツで同大会の優勝候補の一角、イングランド代表と強化試合を行い、1-2で惜敗した。W杯代表メンバー決定後の強化試合は2連敗となった。

オシム氏「ポジティブな出来事」 日本を評価
「きょうの試合は非常にポジティブな出来事。時間帯によっては、どっちがイングランドなんだというプレーをした。収穫の多い試合だった」と日本を高く評価した。

試合は序盤に日本が先制し、後半途中までリードを奪っていた。「チェスならば後半25分の時点でイングランドが参ったと投了してもおかしくはなかった」。自宅のあるグラーツで日本が強豪を追い込んだとあって、熱弁は約45分間続いた。

Jリーグ1部(J1)千葉の監督時代にも指導したMF阿部(浦和)の働きぶりに「あんなにいいプレーをしたのを見たのは記憶にない。ちょっとお世辞だが」と感慨深げ。PKを止めるなど好守が光ったGK川島(川崎)も「日本のサッカー界にとってグッドニュース」と絶賛した。

英BBC、日本戦は「説得力に欠ける試合」
イングランドのふがいない戦いぶりに英国BBC放送は試合後、日本戦を「説得力に欠ける試合」とばっさり切り捨てた。

4-4-2の布陣で試合に臨んだイングランドは、開始直後から気だるいプレーを展開。動きの鈍さから先制点を奪われたと非難した。先制点を決めた闘莉王に対して、マークについたG・ジョンソンは簡単に前に入られシュートを許した。強靭な体を持つセンターバックのファーディナンドは20分、小柄な岡崎に競り負けあわやというシュートを許した。

攻撃では、両サイドのレノンとウォルコットが試合を通してスペースを見つけるのに苦労。レノンは19分の得点機も生かせなかった。W杯への生き残りを掛けて試合に臨んだFW弁とも、至近距離のヘディングシュートを外した。 

後半には4-4-1-1のコンパクトな布陣に変更。パスもつながり始めたが、A・コールが森本にかわされ危ないシュートを許し、FWヘスキーも押し込むだけのダイビングヘッドを左に逸らし、「あのミスが代表落ちにつながる可能性もある」と厳しく報じた。

【W杯】逆転勝ちのイングランド、物足りなさも意に介さず
W杯優勝候補としては物足りない内容だが、カペロ監督は「どんなチームもイングランド相手にはよいパフォーマンスをしてくるものだ」と意に介さなかった。

日本と違い、W杯登録メンバー23人をまだ決めておらず、指揮官は「いろんな選手を見たかったので、本番とは違うスタイルでプレーさせることを決めていた」と説明。強化試合より選手の最終テストの意味合いが強かった。

ただ0-1の後半、MFジェラード(リバプール)ら主力を投入し「本気」になった時の迫力はさすがだった。強烈な圧力で日本をずるずると後退させた。「日本は最後、9-1の布陣だったね」と同監督。1人を前線に残して残りがゴール前に張り付いた必死の防戦を皮肉った。