もう騙されないぞ(Won't Get Fooled Again)

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立山黒部アルペンルート

2007年08月08日 | 日常生活
松本に夕方到着し、夜は松本ぼんぼんをちょこっと観て近くの料理屋で夕食をとり、夜は友人宅にお世話になりました。
日曜日は松本駅で朝食をとり、大糸線で信濃大町へ。


信濃大町からバスで扇沢へ。扇沢は立山黒部アルペンルートの長野県側の入り口にあたる。扇沢へ向かうバスには乗客は5人しかおらず、「夏休みなのに観光客は少ないのかな」と思いきや、扇沢は観光バスや乗用車で溢れかえっていた。全ての人がアルペンルートを通り抜けるわけではなく、途中の室堂や黒部ダムまで行って引き返す人もけっこう多いようだ。


扇沢からは日本で2路線しかないトロリーバスで黒部ダムへ。展望台から眺めるダムの放水シーンは他を圧倒するほど見事なものだが、僕は11年前にじっくり見させてもらっていたので今回はさくっと通り過ぎた。ダムの上は舗道になっているので、そこを歩いてケーブルカー乗り場へ向かう。


ケーブルカーに乗って降りるとそこは黒部平と呼ばれる場所で、立山連峰をじっくり拝める場所である。そこから出ているロープウェーに乗れば眼下に黒部湖が横たわっているのが確認できる。このロープウェー、ワンスパン方式と呼ばれる方式を採用しており、駅と駅のあいだに支柱のようなものがいっさい存在しない。ただ空中をワイヤーでぶらーんと吊るされながら移動する。もし乗っている途中でワイヤーが切れたら・・・と思うとなかなか楽しくなる。

ロープウェーに7分ほど乗り、大観望へ到着。そこから再びトロリーバスに乗って室堂へ。日本にはトロリーバス路線は2つしかないと言ったが、アルペンルートにその2つがあるため、このルートを縦断すれば必然的にどっちの路線も乗ることになる。


標高2500mに位置する室堂は曇っていた。立山も頂上が雲に覆われて見えない。レストランで昼食をとろうとしたけど、観光客で満杯であったため、室堂周辺を散策して時間を潰す。途中みくりが池を横切り、地獄谷で硫黄の臭いに囲まれていると、突然雨が降ってきた。念のためウインドブレーカーを持ってきていたので、難を逃れたけど、目の前の家族連れはずぶ濡れになっていた。可哀想に。

室堂からは美女平までバスで一気に降り、ケーブルカーで立山駅へ。立山駅が富山側の入り口になる。時間があれば宇奈月温泉でゆったりしたかったけど、翌日は会社があるので夜の電車で神戸に戻る。アルペンルートは標高が高いので、空が曇ればこの時期でも冷える。それに加えて天候が一瞬で変わるため、ポンチョやウインドブレーカーの類を持参することをお薦めします。個人的には日本国内の観光地の中でも特に好きなエリアの1つでもあるので、できれば途中の室堂や天狗平で一泊して立山の自然を満喫してみてはいかがでしょうか?富山・長野両側の入り口にはそれぞれ宇奈月温泉や大町温泉郷もあります。

立山黒部アルペンルートについてはこちら。
立山黒部アルペンルートオフィシャルガイド