もう騙されないぞ(Won't Get Fooled Again)

旅、音楽、日常・・・まったり雑談します

2007年CD紹介:その14

2007年08月01日 | CD紹介
30年もこの業界にいるのであれば、もうちょっと大人の対応ができるもんなんじゃないの?初めから抜け道を教えてくれっていうアプローチの仕方は気に入らない。よそでそんなことを相談しても笑われるだけだと思いますよ。

さて、CD紹介14回目。
・Jethro Tull - Nothing Is Easy: Live at the Isle of Wight 1970
→ウッドストックの翌年にイギリスのワイト島で開催されたフェスティバルでの実況録音。とにかく、メンバーが皆気合入っているなーというくらい音に勢いがある。ちょっとしたハードロックバンドを吹き飛ばすくらいの暴れっぷりに思わず笑ってしまう。半年ほど前にNHKBSで当時のライブ映像を放送していたが、映像を見て、気合が入りすぎて暴走気味になる場面もあって非常に面白かった。それにしても、イアン・アンダーソンって歌うまいね。


・Man - Back into the Future
→アナログ当時はスタジオとライブの2枚組として発売された。CDでは1枚。グレイトフル・デッドのようなまったりとした演奏が多かったが、キーボード奏者をメンバーに入れたせいか、カチッとした音作りになっており、幾分引き締まったように感じる。スタジオ盤も面白い曲が入っているが、ウリはやはりライブ・サイド。ウェールズ男性合唱団との共演や、20分近く緊張感を維持し続ける"C'mon"など、プログレに近づいた音を大いにアピールしている。


・Lindisfarne - Fog on the Tyne
→ストローブスのようなフォーク・ロックという感じ。のんびりとしていて耳に馴染みやすい曲がけっこう多いです。まったりとしたタイトル曲もいいけど、BBCの番組の主題歌に採用されてヒットした"Meet Me on the Corner"もいい曲です。聞けば聞くほど「イギリスらしい音」の1つだと思います。


・Alan Hull - Pipedream
→リンディスファーンのリーダー的存在であるアラン・ハルのソロアルバム。基本はイギリス独特の雰囲気を醸し出すフォーク・ロックですけど、いまいち印象に残らない。けっこう評価の高いアルバムですが、数回聞いてもピンとこないんですよねぇ。「いい」のはわかるけど、やっぱり印象に残らない・・・