農ある暮らし☆美味しさサプライズ

昭和初期、青森県南は米のとれない厳しい土地だった。私達、三本木農業高校は当時の食材を栽培し、伝統料理の再現に挑戦した!

うれしい笑顔に会える食体験が始まります!

2006年09月06日 | 食の知恵
採れたての農産物を畑で食べると誰でもこんな笑顔になります。
ましてや自分で栽培したジャガイモ、もちとうもろこしなら格別です。

食農科学は昭和30年代の自給自足的な郷土の暮らしと
その中から生み出された食文化を体験する授業です。
そして先人の食の知恵を継承するとともに
郷土に誇りを持ってもらうのが目的です。

今まで栽培してきた農作物もまもなく収穫を迎えます。
食べ物が豊かでなかった当時の人は、本当に待ち遠しかったと思います。
これからは、収穫した農産物などを使った食文化体験が始まります。
来週は購入するのが当たり前になってしまった「彼岸だんご」の作り方。
地元の達人をお招きして作り方を教わります。お楽しみに

もちとうもろこしを試食!

2006年09月06日 | 食の知恵
続いて、もちとうもろこしも収穫・試食です。
種は黒、白、黄など単色の品種でしたが
そばで栽培したため、お互いの花粉が飛んできて
色が混ざってしまいました!

生でも食べられる甘く皮の薄いスーパースィートコーンが主流の現在、
昭和30年代まで栽培されていた「もちとうもろこし(もちきみ)」の
評価は次のように分かれました。
→甘くない、もちもちして歯にくっついていや、色が気持ち悪い
→あっさりした甘味がいい、コクがある、もちもちがいい

これがトトロの時代、どの家庭でも栽培していたとうもろこしです。
若い人には新鮮に、年配には懐かしい味を楽しんでもらいました。

ジャガイモ収穫、その場で試食!

2006年09月06日 | 食の知恵
5月に植えつけたジャガイモを収穫。
その場で試食。品種はメークィンです。
食農科学の授業は、昭和30年代の食を体験して
郷土の暮らし食文化の関係を探るのが目的です。

したがってふかしたイモには
バターでもマヨネーズでもなく塩だけつけて食べました。
収穫作業の後、外で芝生にすわって食べるジャガイモは格別。
当時は主食や農作業の合間の食べ物であることを実感しました。