daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

講習会

2007-03-27 09:58:34 | 日記・雑談
昨日の講習は素晴らしいものでした。やっぱり実際に子どもたちに教えておられる方というのは話がうまいですね。みんな引き付けられていました。僕は人前で話すということがとても苦手なので、感心してばかりです。

「何よりも導入が大事です」というのは勉強になりました。まあ当然と言えば当然なんでしょうが、簡単ではありませんよね。要はいかにして、聞いている人たちを自分に引き付けられるか、ということなんです。まさか聞きにきたみんなも、折り紙をやることになるとは思わなかったでしょう。
棋士数十人が一同に会して折り紙。これはちょっと見られない光景ですよ(笑)

来年度から、都内の小中学校に棋士が実際に教えに行くという計画があるそうです。いまよりずっと多くの子どもたちが、将棋に興味を持ってくれるようになるといいですね。

正直僕自身は子どもは得意なほうではありません。教える機会ももちろんありますが、いつも四苦八苦・試行錯誤している状態です。
けれど「自分で考える」力を伸ばすのが将棋ですから、教える側も、自分で考え、技術を向上させていかなければいけませんね。こうやって指針を与えて下さる先生もおられるわけですし。

昨日来られた先生は棋士たちに向けて「みなさんは、子どもたちから見れば、夢を実現したヒーロー、憧れなんです」と言っておられました。みんなちょっとテレながら聞いてました(笑)
ちょっと持ち上げ過ぎの感もありますが(笑)、でも、そうありたいものだと思いました。「将棋の先生が来た」と喜んでもらえるということが、自分たちの原点であり、存在意義だと思います。

昨夜と今日の昼間は久々に棋譜並べ。今夜は、ひょんなきっかけで知り合いになった方に会いに、六本木ヒルズに行きます。のんびりしてはいますが、何だかんだと予定はあるんですね。