daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

決戦迫る

2007-03-04 19:15:39 | 日記・雑談
いよいよあさってが今期順位戦最終局です。この土日も仕事があり、比較的忙しい毎日が続いてはいるのですが、ふとしたときにどうしても順位戦のことが頭をよぎります。
昇級できる自分も、できない自分もどちらも想像しています。どちらの目が出るかは、結局は自分の実力しだいなのでしょう。
難しいことではありますが、できるだけ平常心で臨みたいと思います。

この季節は各期順位戦が終わるのに加えて、棋王戦・王将戦の番勝負が大詰めを迎え、見るファンにとっても忙しい季節ではないでしょうか。そんな中、業界内でひそかに(?)注目を集めている一戦があります。

それは朝日オープンの挑戦者決定戦。一方は僕よりひとつ年下の阿久津五段。A級4連破はすごいの一言です。ちなみに僕はまだA級棋士には一度も勝ったことがありません。
先日連盟で彼に会った際に「最近、よく負けてます」と意味不明なことを言っていましたが、間違いなく今期最も勝った棋士の一人でしょう。順位戦では痛い敗戦を喫しましたが、その鬱憤を晴らすチャンスがすぐにやってくるあたりはすごいです。負けた直後に立ち上がれる棋士は、特に高い評価を受けます。

もう一方の山からは鈴木八段。我々の世代には奨励会時代、鈴木さんにお世話になった棋士が多く、後輩に厚く慕われている棋士です。その代わり(?)盤上では後輩には非常に厳しいイメージがあります。
阿久津君とのカードは、事実上の「師弟対決」という印象があり、棋界の注目を集めているわけです。持ち時間3時間の一発勝負にしておくには惜しいこのカードは、3月7日に行われるようです。順位戦の翌日なので微妙ですが、元気だったら(笑)見に行こうかなと思っています。

3月10日の解説会の案内がそろそろ連盟HPにアップされる予定なのですが、まだのようです。明日はその宣伝をする予定です。