daichanの小部屋

ある平凡な将棋指しの日常

降級

2014-04-29 11:43:09 | 日記・雑談
芸術としか言いようのない逆転負けでした
この将棋を負けたら勝つ将棋がないと思ったのは、何度目のことでしょうか。
それにしても感動的にきれいな即詰みでしたので、残念な一局ではありますが、中継をご覧いただければと思います。

この数年ほどは勝ったり負けたりなので、たまたま竜王戦に黒星が固まっているのも、仕方ないところです。
これで10年やって、たしか昇級5回、降級3回。人生山あり谷あり、浮いたり沈んだりですね。
もうすこし勝率が上がれば自然とクラスもまた上がると思うので、今年度も一局一局、コツコツ頑張ります。

手痛い敗戦は自省のきっかけになるわけですが、振り返ってみて、やはりいまの自分に必要なことは、精神面の強さですね。
怒りや悩みや、浮ついた気持ちがあると、どうしてもここぞというときに影響が出てしまいます。
もちろん将棋の技術自体もまったく十分ではないわけですが、気持ちをコントロールできるようになれば、もうすこし成績も上向くような気がしています。

明日対局

2014-04-27 12:07:49 | 日記・雑談
竜王戦です。
頑張ります。

昨日・今日はニコニコ超会議。
余裕があれば行きたいと思っていたのですが、ここはぐっとこらえて自宅で詰将棋です。

でもとりあえずTSでてつじさんのだけ観ました。お強い!
番組としてもすごく面白かったですね。
他のはGWの楽しみにとっておきます。

デスクワーク

2014-04-24 17:44:47 | 日記・雑談
か~ら~の~、、、という感じで、今週は会食続き。
この2日でとびきりうまい寿司と、うまい焼肉をごちそうになりました。
今日はステーキの予定。なかなか素敵な3日間です(^u^)

今日は家にいる予定だったのですが、案件多く結局出社しています。
仕事って探せばいくらでもありますね。
それでいて、世界は今日も変わりなく回っている。不思議と言えば不思議です。

昨日も先輩に心配してもらったのですが、おかげさまで日々の業務は(それなりに大変ですが)楽しくやっています。
生活のリズムも分かってきました。
あとは将棋の勉強のときに、集中することですかね。
時間を確保することはできても、その時間に仕事のことを思い出して集中力が落ちてしまうことが、どうしてもあります。
ようはメリハリです。

来週はひと月半ぶりの対局があります。
モチベーションは十分(たぶん)ですが、久々すぎて感覚がどうなっているか。
土日はできるだけ調整に充てたいと思っています。

5週間ぶりに

2014-04-21 20:14:23 | 日記・雑談
電王戦のない週末。
のんびりするつもりでしたが、それもなんだかハリがないので、この半年分ぐらいの仕事を振り返る作業や、机の整理などをしていました。

理事職に就いてから始めたことのひとつに、ノートを取ること、があるのですが、気がつけば30冊を越えていました。
殴り書きなので丁寧に読み返すことは不可能なんですが、見返しているとあのときあんなことがあった、とかあれは検討課題のままになっていた、とかいろいろ思い出せて、意外に有用です。
手を動かすことが記憶の助けになる、という経験則は二十数年前からで、別にデジタル社会に対応できていないわけではないつもりですが、紙のノートはこれからも使い続けると思います。

今週は役員会、月例報告会が水曜日。(通常は月曜日)
なので今日は久々に書道部にフル参加で、たまたま以前作った詰将棋が机の中から出てきたのでそれを色紙に書いていました。

電王戦関連の新聞記事などに目を通していると、大きなイベントだったのだなあと改めて思います。
終わった直後だけでなく、その後もいろいろな形で取り上げていただいているようです。
僕自身にも取材依頼がいくつかあります。
これからのことも含め、まだまだたくさん取り上げていただけそうで、ありがたいことだと思います。

公式戦のほうも、今週は名人戦、女流王位戦、マイナビと3つのタイトル戦が行われ、まさに盛りだくさんです。
どうぞお楽しみに。


今週のこと

2014-04-17 15:10:04 | 日記・雑談
電王戦が終わり、のんびりできるかというと当然そんなこともなく。
むしろこのひと月半ほどは他の仕事が抑え目になっていたので、取り戻さないといけません。
今週もおかげさまで(?)いろいろと案件があります。

そろそろ総会の準備ということも意識する時期で、ああ、一年たったのだなあと感慨・・にふけっている場合ではないのですが、やっぱりすこし後ろも振り返るときもあります。
いろいろと反省点も多いですが、それはこれから改善していこうと思っています。

一昨日のマイナビはすごい逆転でした。
第1局のイメージで、本局も一方的に?と途中は思った人も多かったと思うのですが、さすがに里見さんは強いですね。
第3局は天童で、人間将棋の時期に合わせて行われます。

ところで、最近は本当にメディア情報、イベント情報が多いです。
連盟HPやtwitterなどでチェックしていただきたいと思いますが、相当な将棋ファンでも全部は追えなくなっているように思います。
とても良いことですね

電王戦終わる

2014-04-13 17:34:49 | 日記・雑談
怒涛の5週間が終わりました。

昨日の最終局はなんと視聴者数70万人越え。
これは昨年の最終局を大きく上回る数字で、おそらくニコ生全体でも、めったにないのではないでしょうか。
すでにプロ側の負け越しが決まっているにも関わらずこの数字ですから、驚かされました。
ponanzaの指し手にも、何度も驚かされました。本当にすごい将棋でした。
長い一局、長い一日、長いイベントでした。

今回の電王戦、僕は担当理事として、棋士側の人選をはじめ連盟側の準備のほぼすべてに関わり、大阪の第3局を除く4つの対局に終日立ち合い、そしてそのすべてで棋士が負けました。
そこだけ考えると、つらい仕事でした。
それ以外にも苦労はたくさんありましたが、やっぱり僕も将棋指しですから、盤上の負けが、なによりもつらかったです。
第1局こそ完敗でしたが、2・4・5局に関しては、十分な勝機がありました。
それをことごとく負けてしまったというのは、それだけコンピュータが強いということです。

同時に、個人的には、おかげで非常に貴重な経験をさせてもらいました。
これだけ注目されるイベントにこんなに間近で関われたことは、本当に幸運なことだったと思っています。
人間誰しもそのとき、その立場でなければ経験できないことというのは必ずあるわけで、今回の巡り合わせにとても感謝しています。
僕自身もこの一年でニコ生をずいぶん観るようになりましたので、運営としてだけでなく一ファンとしても、感謝の念に堪えません。
将棋は奥深く、難しく、荘厳で、ときに残酷で、だからこそ面白くて、そしてニコニコ生放送は楽しいです。

終局後の会見で両会長から話があった通り、今後の電王戦については全くの未定です。
ですがもちろん、僕自身もいつも、今後のことは考えています。
コンピュータとどう付き合っていくか?が21世紀の人類の大きなテーマ、とは川上会長の言葉ですが、コンピュータ将棋とどう向き合うか、プロ棋士以上に、考えるべき人々はいません。

同時に、別に将棋の強い人だけが関心を持っているわけではないですので、本当にいろいろな人のさまざまな意見を日々目に、耳にしています。
でも、選択肢がどんなにたくさんあっても、その場、その場で指せる手はひとつしかありません。
どの手にも長所と短所が目につき、正解は進んでみないと分かりません。
なんだか将棋みたいだな、と思います。


さて、明日は月曜日、いつものように役員会。
勝負の結果に関わらず、必ず明日はやってきて、日常が待っています。
理事職の難しいところは(事務仕事全般に言えそうですが)常時頭を切り替えていかないところだと感じています。
コンピュータのこと以外にも、運営面での課題はたくさんありますので、ひとつひとつこなしていきたいと思います。

名人戦

2014-04-09 13:02:29 | 日記・雑談
いやはや、開幕局からすごいことになっていますね。
一日目の早い時間から飛角交換というのはあまり見覚えがありません。

二日目に入り、現在はさらに金銀交換も行われ、しかし先手玉はいまだ居玉のまま。
形勢はおそらくバランスが取れているのでしょう。
まさに「名人に定跡なし」ですね。

個人的には、定跡形よりもこういう戦いを観てみたかったのでとてもワクワクします。
同じ思いのファンの方も多いのではないでしょうか

盤外の話題では、挑戦者のミックスピザ連投が話題になっているようで。
名人は定番のカレー。果たして勝つのはどちらでしょうか。
現地や東西の将棋会館など、お近くの方はぜひ大盤解説会にもお越しください。

負け越し

2014-04-07 10:26:12 | 日記・雑談
小田原城での第4局、前3局以上の良い将棋になったと思うのですが、森下九段は敗れ、残念ながらプロ側の負け越しが決まってしまいました。
視聴者数も今回では初めて50万人を越え、新聞各紙でも大きく取り上げていただきました。

記者会見でも述べたように、本局のポイントはツツカナが▲4四金と打った手で、ひと目ありがたいように見えて意表の好手だったように思います。
この手は5時(夕休入り)をすこし回ったところでの着手だったようで、将棋の進行があと数分早ければ・・というのは結果論とはいえ、僕がこの手を見た瞬間に思ったことでした。
他に▲5六歩とあえて金銀交換に踏み込んだ手と、▲5七金と角を見捨てた手、このふたつもかなり意表を突かれました。
▲4四金と違って意表の「好手」ではなかったと思うのですが、少なくとも大きなポカやミスの類ではなく、かつ人間の読み筋には入らない手なので、指していて非常に疲れる展開になってしまったということは言えそうです。

本局は最後の詰みがあまりにもぴったりで、「美しい棋譜を残したい」という一丸さんの気持ちが、そこに結実したように思いました。
昨年のリベンジマッチでは逆に、船江君がぴったり詰む変化に誘導したのですが、本局ではプロ側がきれいに斬られてしまいました。

ところで、最終局に登場する山本一成電王が、最近コンピュータ将棋周辺知識の普及のために?ブログを書きだしたようですが、本局の観戦記の最後の一文には、ハッとさせられました。
棋士が負けたあとの記者会見というのはどうしても気が重く、それは仕方のないことだとも思いますが、もしまたそういうことがあれば自分も気をつけたいと思います。


今日は午後から役員会、その後夕方からは椿山荘で名人戦の前夜祭。
桜の見ごろももうあとすこし、今期も名人戦開幕の季節がやってきました。
おそらく前3期に続いて相居飛車のいろいろな戦型が見られるシリーズになるのではと思います。
特に、毎年用意周到な名人が、第1局に何を持ってくるかは要注目です。

直前の王将戦はフルセットまでもつれておおいに盛り上がりました。
羽生三冠にとってはその前のタイトル戦が王座戦で、それもフルセットでした。
名人戦も同様のシーソーゲームに期待したいですね。

本日、電王戦第4局

2014-04-05 07:07:10 | 日記・雑談
関係者一同、前日から小田原入りしています。

昨日は夕方到着してからあたりを歩きましたが、桜が満開でとてもきれいでした。
小田原城内も絶好の花見スポットがたくさんあるようですね。

将棋は屋外で指すわけではありませんが、お天気にも恵まれて何よりでした。

良い将棋に期待したいと思います。