ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【1日目】甲武信ヶ岳 東沢・釜ノ沢東俣を遡上する

2012-08-29 22:58:33 | 奥秩父の山
2007年6月30日

西沢渓谷駐車場 === 山ノ神 === 東ナメ沢 === 魚留ノ滝手前 === ヤゲンの滝上部

5年前。もう5年前か…。早すぎる。
近ごろほんとに山に行けてないと情けなくなる。

ともあれ、記録にはきちんと残しておこう。
5年前の甲武信ヶ岳東沢・釜ノ沢東俣遡上の記録。

正直、ほとんど記憶がない。
日記も適当で役に立たない。
てなわけで、、、、
写真を多く使ってだましだましいきます。

どうぞ。


歩きはじめ

むか~し付き合ってた彼女と行ったことのある西沢渓谷。
この山行のスタート地点はそこの駐車場。

6月末。梅雨まっただ中。
雨、雨、雨。。。
でも歩きはじめると止む。


今回のメンバー

ここらで道具を身につけて。


高巻く

最初のあたりは沢沿いは歩かず高巻くばかり。


祠、発見

山ノ神、かな。
ここまで結構時間かかった。
3時間くらいかかったみたい。


入渓

ようやく入渓。


う~ん水がきれい

でも、なかなか深い。しかも、滑る。


乙女の滝

乙女の滝、だったと思う。


歩く

ひたすら歩く。


南無阿弥陀仏

鹿のがい骨発見!!


淵を歩きます

滑らないように淵を歩きます。


一枚岩と釜


水の流れがキレイです

写真じゃ伝わらないのが残念。
ただたんにカメラテクがないだけだけど…。


確保してもらって

ときどきこんな場所もあらわれます。
確保してもらいながら歩をすすめます。


魚留ノ滝

魚留ノ滝です。水の中を直登はできません。
滝の左側を登って行きます。


こんな感じで

地味に急です。


千畳のナメ

頑張って魚留ノ滝を超えると、
どこまでも続く美しすぎるナメが出現。
かの有名な千畳のナメです。


癒されます


さかのぼります


こんな滝も超えます


みんなへっぴり腰になります


けっこう水勢あるんです


両門の滝

釜ノ沢を西俣と東俣の分けるのがこの滝です。
左が西俣。右が東俣。
今回は右に舵を取るのです。


右です


けっこう暗くなってきました

これ、けっこう急です。


ヤゲンの滝だったかなぁ

今宵はヤゲンの滝上部で幕営。
18時着。9時30分からだいぶ歩き続けました。


焚火

沢登といったらやっぱり焚火!!


シェフ特製カレー

Hシェフのつくってくれたカレーがめちゃうま!!
この写真はまだ調理中ですね。

こうして、甲武信ヶ岳東沢・釜ノ沢東俣の一日目は更けていったのです。

と、この日の日記を読み返すとこんな感じです。
なんだか抽象的すぎてぜんぜん記録になってません…。
だから記憶もよみがえらず…。写真ばかりに…。


◆番外編~この日の日記にはこう書いてありました~◆

やばい!晴れてきた!!
超気持い!!!
来て、本当によかったな。
東沢、最高。
この自然の素晴らしさをどう表現しよう。
水の色。すごいきれいなんだ。
輝いてるよ水が。輝いている。
サファイアのような色をして光り輝いている。
マジで、マジで、山って最高だー。

この日の夜は遅くまで焚火を囲みながら飲み明かした。
焚火の点火、リーダーとっても頑張ってくれました。
そしてそして、Hシェフのカレー。
とっても美味しかった!!
あぁ~、疲れたな。でも、とても心地の良い疲れ。

沢登。最高。

今日のハイライトはやっぱり千畳のナメかな。


朝:サンドウィッチ / 昼:パン / 夜:カレー


【2日目】甲武信ヶ岳 東沢・釜ノ沢東俣を遡上する

甲武信ヶ岳 東沢・釜ノ沢東俣を遡上する

2012-08-29 22:57:44 | 奥秩父の山
■ メンバー 
O山岳会K氏、H氏、K氏 / Dai 

■ 期間
2007年6月30日~7月1日

■ 目的 
東沢・釜ノ沢東俣を遡上して甲武信ヶ岳へ

■ キーワード
甲武信ヶ岳
東沢
釜ノ沢
東俣
西沢渓谷
山ノ神
千畳のナメ
ヤゲンの滝
秩父多摩甲斐国立公園


【1日目】甲武信ヶ岳 東沢・釜ノ沢東俣を遡上する

【最終日】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~死体安置所で寝てたんですかね~

2012-08-24 22:35:11 | 北アルプスの山
2005年8月4日

涸沢 === 横尾 === 徳沢 === 明神 === 上高地

2:30起床。

起きたくなくても起床。
涸沢に定着してから100%毎日2時には起床。

理由?

そんなん聞かなくたっておわかりはなず…。
寒すぎなんですよ。ほんとに寒いんです。
1時から2時にかけてが本当に寒いんです。

そんな今日はもう下山。
なので寒いのに耐えるくらいなら
早く下山準備して下山したほうがいいと決め込み、
すぐに起きて真っ暗闇のなか下山準備開始。


なんじゃこりゃ

テントを撤収するとびっくり仰天。
この5日間で60cm以上も雪が融け、
テントが張ってあった場所だけ写真のような状態に…。
天然の死体安置所!?
どうりで息苦しかったわけである。
ここまで気付かない俺も俺で鈍感なのか…。

4:45。また1ヵ月後に、と穂高の峰々に別れを告げる。
ザックを降ろすことなく一気に上高地へ。ジャスト8:00。

いつも下山後にお世話になっている
上高地アルペンホテルのお風呂をいただいて
1週間の汗と垢を洗い流してすっきり。

入浴後はほてった身体を梓川の涼風にさらしながらベンチでぼんやり。
五千尺ホテルの売店で少しだけお土産を買っていざ下界へ。
新島々行のバスに乗り込み、上高地よ、穂高よ、さようなら。
松本でいつものトンカツをいただいてから東京に。

ということで、今回の山行も無事に終わりましたとさ。


朝:不明 / 昼:不明 / 夜:不明


古の徳本峠を越えて穂高連峰へ

【6日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~北穂高から涸沢岳へ~

2012-08-24 22:08:01 | 北アルプスの山
2005年8月3日

涸沢 === 北穂高岳 === 涸沢岳 === 涸沢

ある意味でこの日がこの山行の最終日。
翌日の夜には東京の自宅に。
やっぱり、帰りたくないって思ってる自分がいた。

そんな今日は、1ヵ月後にRyoと一緒に登ろうと
考えていたコースの下見がてらの1日。

涸沢~北穂高岳~涸沢岳~涸沢のコース。


北穂高岳山頂にて

4:30起床。5:40出発。
北穂沢をつめて南稜に取り付く。
7:30北穂高岳(3,106m)登頂。

鳥も通わぬ滝谷にちょくちょく姿をあらわす
ブロッケン現象を眺めながら8:05北穂高岳出発。
北穂高岳南峰を経由して涸沢岳を目指す。

進行方向右手は絶壁の滝谷。
左手は真下に涸沢だ。
この日は本当によくブロッケンの怪人が姿を見せてくれた。
絶妙なコンディションが揃った1日。


縦走路を振り返り

それでもドームを過ぎたあたりからガスの勝利。
あたり真っ白。そんな真っ白になる直前に撮った写真が、
上の縦走路を振り返った時に撮った写真。
これぞ滝谷って感じで撮れて満足満足大満足。

そんな過酷なこの稜線ではちょっぴり素敵な出会いも。
お互い抜きつ抜かれつ!?
槍ヶ岳から大キレットを越えてやって来られたというKさん。
穂高岳山荘で1時間くらいゆっくりお話し。
山が好きなんだなぁー!かっこいいなぁー!
と、ホント感心させられてしまう素敵な人でした。

穂高岳山荘からはカモシカ登降。
30分ちょっとで涸沢へ。

うどんが食べたい気分だったのでうどんを作って食べた。
らしい…。そう日記に書いてある。

もう雪の上にはテントも2張り。
ここ数日でだいぶ雪も融けたらしく、
みんな雪のないところにテントを張っている。
大正解である。

よっぽどテントを移動してやろうと思ったけれど、
テント生活も今日限りなので我慢した。
でも、周りにテントがないのはどこか孤独だった。

夕方からは晴れ。
この山行最後の夕暮れの穂高連峰を眺めてた。
次は北尾根かな、と思いながら。


朝:不明 / 昼:不明 / 夜:不明


【最終日】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~死体安置所で寝てたんですかね~

【5日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~屏風のコル!屏風の耳!~

2012-08-24 00:02:22 | 北アルプスの山
2005年8月2日

涸沢 === 屏風のコル === 屏風の耳 === 涸沢

やっぱり限界だった。この寒さにはもう耐え切れなかった。
寝る間際にお手製の湯たんぽを作るも、
夜も0時をまわった頃にはお湯も儚く水に…。

雪の上の寒さにはもうほんと脱帽。

そんな今日は前から行ってみたいと思っていた屏風の頭、
(※結局、屏風の耳までしか行かなかったのだけれど…)に行く。
ここからの穂高連峰をずっと眺めてみたいと思ってたのだ。

4:30起床。

あっつ~いスープを2杯飲んで、6:00出発。
天気はもうほんと最高。
この山行の中で1番良かったんじゃないかな!?
しかも、今日目指した屏風の頭なんて、
天気が悪かったら本当に意味のない場所に違いない。
だから、山の神様がいるなら大感謝。
そんくらい良い天気だった。


屏風の耳より槍ヶ岳

本当は屏風の頭まで行こうかと思ってたんだけど、
屏風の耳で十二分に大満足の景色。

しかも、自分以外には誰もいない。

目の前にある、壮大で雄大で佳麗な穂高連峰を、
そして彼方まで眺められる北アルプスを独占状態。

なんという幸せ…。

7:15に着いてから2時間15分ず~っと山を感じた。
ひとり、歌もたくさん歌った。
誰にも邪魔されない最高のステージ。。


たぶんあれが徳本峠

シャッターもだいぶきった。
上の写真は屏風の耳から眺めた徳本峠。

あそこを越えてやって来たんだなーと思うと喜びもひとしお。


屏風の耳より前穂高岳

1番新鮮だったのが前穂高岳北尾根だった。
北尾根の末端から眺めた北尾根。
いつか父とザイルを組んだ北尾根。

ほんとに美しかった。

そんな前穂高岳北尾根が上の写真。
あんまり綺麗に撮れなかったけれど、
写真では写しきることのできない景色が溢れてた。

9:30涸沢に向けて下山。
10:40には涸沢に到着。
そんな今日も午後にはにわか雨。
やっぱり午後はゆっくりのんびりとテントで…。


ちなみに、屏風の耳もしくは屏風の頭までのルートですが、
屏風のコルまではパノラマコースという
涸沢から徳沢に抜けられるしっかりした道が通っているのでなんの問題もなし。

ただ、積雪が多い年や、初夏の頃は沢沿いの雪渓に十分に注意しないと滑落の危険あり。
確か、危険性が高い時はこのコースそのものが涸沢から通行止めになるような気がします。
パノラマコースや屏風の頭などを目指す時は事前に
涸沢ヒュッテに問い合わせておいたほうが賢明かもしれません。

涸沢から屏風のコルまでは40分くらい。
屏風のコルから屏風の耳までは30分くらいでしょうか。
屏風の頭まででも45分くらいで行けると思います。
屏風のコルから先のルートは細いです。
それにところどころわかりにくいところがあるので、
天気が悪い日などは注意しないととんでもないところに
行ってしまう可能性があるかもしれません。

屏風の頭より先はクライマーのみに許される場所なので行くことはできません。
とにかくここは、十分に気をつけていけば最高の景色が
待っていてくれる最高の場所であることに間違いはありません。

保証します。


朝:キムチスープ、たまごスープ / 昼:味一番らーめん / 夜:カルボナーラ


【6日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~北穂高から涸沢岳へ~

【4日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~本日は奥穂高に登ります~

2012-08-22 20:57:38 | 北アルプスの山
2005年8月1日

涸沢 === 穂高岳山荘 === 奥穂高岳 === 穂高岳山荘 === 涸沢

あいもかわらず雪のおかげさまで寒くて寒くて、
まったくもって眠れない!!寝不足の朝…。

この日は前穂高岳まで行ってピストンする予定だったけど、
前穂へは行かず奥穂のみをピストンすることにする。

寝不足というのもあったけど、
昨日に引き続きどことなくこの日も
大気が不安定な感じがしたからだ。

昨日のような雷雨に稜線でつかまったらたまったもんじゃない。
雷雨が生じやすい時間までに帰ってこれる自信もなかった…。


ザイテングラートを仰ぎ見て

4:30起床。焼き鳥の缶詰を食べて5:55出発。
朝はときたま青空も顔出すまずまずの天気。

ザイテンも我ながら軽やかに登ってく。
7:25穂高岳山荘着。
10分ほど休んで奥穂高岳を目指す。
山荘からはコースタイムで50分だ。

この頃になると、さっきまでの青空はどこへやら。
とたんにガスに身を包まれる。
そんなガスの中をたんたんと歩く。

そして…


ガスの中の奥穂高岳山頂にて

午前8時5分。奥穂高岳(3,190m)に登頂。
これまで何度も奥穂高岳の頂上には立ったけど、
何度登ってもなんだかやっぱり嬉しかった。

ただ、なんにも見えずとっても残念。
ガスが晴れるのを待ってみたけど、一向に真っ白しろすけ。
しかも、けっこう寒いので8:40には早くも下山開始。

10:50には涸沢に戻った。

でも、結果的に早く下りてきて正解。
やっぱりこの日も天気は落ち着かなくて、
お昼過ぎからは雷雨まがいのにわか雨。
濡れずに済んでホッとする。

午後は雨の音を聞きながら読書と昼寝。
夕方からは昨日と同じく晴れたけど。

女心と秋の空。
じゃなくって、
女心と山の天気?!

ちなみにお昼はカレーうどん。
夜はヤングコーンシチューとフランスパン。


朝:焼き鳥の缶詰 / 昼:カレーうどん / 夜:ヤングコーンシチュー、フランスパン


【5日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~屏風のコル!屏風の耳!~

【3日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~寒くて寝れない!どうしてくれる!~

2012-08-21 23:13:17 | 北アルプスの山
2005年7月31日

涸沢停滞

もうほんと寒くて。
真夏のはずなのに冬よりも寒すぎて。

原因は、、、雪の上に張ったテント。
断熱マットがまったく意味をなさない。

底冷え地獄。

寒くて寒くて、、、、
23:00、0:00、2:00、と目が覚めて、
4:15にはもう限界。

スープを作って暖をとる。

いやはや、この日から、
この底冷え地獄にマジで苦しめられ…。


暮れゆく奥穂を眺めながら

そんな今日は一日、涸沢でのんびりしようと停滞Day。

良い天気に誘われて、周りの人は各々の目的地へ出発する。
そんな中、1人ボケーっと空や山を眺めてる。

午前中はとっても良い天気だったけど、
午後からはものすごい激しい雷雨。
夏山の風物詩ですね。
夏山って感じでこれもまたよし。
まぁ、行動中の人は最悪だったろうけどね…。
停滞中の私には関係ないわけで。

雷雨が去ると、また山々には青空が戻ってきて、
写真のような夕暮れ時を迎える。

夜はアンチョビのパスタを食べた。
麺をゆですぎてまずかった。


朝:お吸い物 / 昼:とんこつ棒らーめん / 夜:アンチョビスパゲティ


【4日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~本日は奥穂高に登ります~

【2日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~あ、あ、足が、動かない~

2012-08-20 21:47:46 | 北アルプスの山
2005年7月30日

徳本峠 === 明神 === 徳沢 === 横尾 === 本谷橋 === 涸沢

ちなみに徳本峠は蚊とブヨが多かった。
しかも、変な虫に脛をかじられて痛いのなんの…。

この日は4:10に起床。

でも、そんな虫たちと格闘しながらの
テント撤収だったということもあり、
出発の準備ができたのはもう6:00近かった…。

小屋のご主人に挨拶をして出発。
5:50。

小雨が降っていたけれど、
それほど気になるほどでもなかった。
一気に明神を目指してくだってく。

ちなみに、徳本峠の標高はだいたい2,100mくらい。
明神は1,500mくらいだから500m以上くだるのだ。
そして今日目指す涸沢は2,500mくらいのところにある。
この日の登降差はけっこう激しかった。

だからか?

この日は結果的にものすごい死にそうになった一日でもあった。

とにかく、なぜだか自分でもわからないけれど
飛ばしに飛ばしまくったのだ。
明神出合いに6:55。徳沢には7:40には着いていた。

が、しかし、我の体力ここにて尽きる。
まだまだ平坦な横尾までの道でもう死にそうに…。

それでも8:55に横尾には着く。
ここにて大休止。
甘いものを食べて復活を図る。

隣ではおばさんたちがハトに向かって真面目に
「雷鳥よ雷鳥!」とか言っている。
え、え~~。幸せなおばさんだなぁと思う。

1時間じっくり休んで9:55、
横尾を後にして涸沢を目指して歩き出す。
横尾からはあと6km。
コースタイムにして3時間の道のりだ。

でもでもでも、この日はどーもおかしかった。
あんなに休んだのにまったく体力が回復しない。
10分もしないうちにまた一気に疲れだす。

荷物を捨てたくなる。

本当に横尾に引き返して、
今日は横尾に泊まろうと真剣に悩む。
マジに疲れてしまったのだ。

あろうことか、本谷橋の手前、
屏風岩が綺麗なところでドスンッ!
と音を立て座り込んでしまい。。。

本谷橋11:05着。
ここでも大休止。
11:35発。

もうここからはカメのように歩く。
というより歩かざるを得なくなる。
もう、足が前に進まない。

何度休んだことか、
何人に追い抜かれていったことか。
ほんとひとりで死にそうだった。
そんくらい辛かった。

1日目は精神的に。
2日目の今日は体力的に。


あと少しで涸沢なり。あと少しで死にそうだったなり。

コースタイムより遥かに遅れて14:00涸沢到着。


こんな感じでテントを張って

今年はとっても雪が多くて、
テントは雪の上に張らざるを得ず、
雪の上に。

やっと着いた涸沢に、また会えた穂高の峰々に、
心の底から喜びながら、そんな2日目は過ぎ去っていった。

雨はいつの間にか止んでいた。


朝:おにぎり、ウィダinゼリー / 昼:行動食 / 夜:豚のスパイシーステーキ丼


【3日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~寒くて寝れない!どうしてくれる!~

【1日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~え?俺しか降りないの?~

2012-08-20 21:10:00 | 北アルプスの山
2005年7月28日、29日

家 === 松本 === 新島々 === 島々宿
=== 二俣 === 岩魚留小屋 === 力水 === 徳本峠

7月28日。八王子駅から夜行ムーンライト信州に乗り込んで、一路信州へ。
この日の日記の最初にはこう記してある。

「今、八王子駅のホームに座り込んで…緊張している僕がいる。
どうなるのかな?初めて、大きな大きな山行をひとりでやろうとしている自分がいる。
自分に負けるな。自分に負けないで歩き続けろ。感じ続けろ。
ただ、自分が自分であるように、自分がわかるような山行にしたい。
きっと何か、大きな大きな何かが、待っていてくれるはず。」


徳本峠入口

7月29日、4:34。松本着。
4:45発の松本電鉄の電車に乗り込み新島々へ。
5:05新島々。

上高地行のバスに乗り込む。
バスにはたくさんの人が乗ってる。

これだけ人がいれば、絶対に自分の他にも
徳本峠を越える人がいるはずだと確信する。

そして、少しホッとする。

5:20バス出発。
ものの10分で徳本峠の起点となる島々宿のバス停に到着。
ドアが開く。俺が出る。。。

俺しか出ない。
サヨナラ…バス…。

え?マジかよ?ってマジでした。
島々宿のバス停に降り立ったのは間違いなく自分のみ。
他に人っ子一人いない。

ちょっとね、ちょっとどころじゃなく凹みました。
もうマジでチキンハートな私。
小心者の極みなのであります。

いっそのこと、次のバス待って、
やっぱりバスで上高地に入ろうかとマジで思う!
そんなこと思う自分がとっても情けなく…。


行き橋

もう諦めて、意を決して出発。
5:40。
島々谷をニ俣に向けて遡る。
ニ俣までは車も通れる砂利の道。

ただただ孤独。

ちょっとした物音にもビビッテいる自分がイヤになる。
しかも、ニ股がやたら遠い。
徳本峠入り口からニ俣まではたぶん7~8kmある。

6:58ニ俣着。

と、ここで人発見!おじさん発見!
どうやら、前を歩いていたおじさんに追いつく。
自分の他にもここを歩いている人がいた。
ということだけでホント嬉しくて。

ここにて小休止。


戻り橋

7:10ニ俣出発。

ここからは本格的に登山道。
島々谷南沢を遡って行く。

いくら古の道で利用者の少ない道だからといっても、
登山道はしっかりしてる(2005年現在)。
よほどのことがない限り迷うようなこともない。

すぐにさっきのおじさんを追い抜く。
あと、もうひとりおじさんがいて追い抜いた。
結局、この日にこの道で会った人はこの2人。

天気はあまりよくなかった。
霧雨が降ったり止んだり。
樹林帯だから霧雨くらい何も問題はない。

そういえば1箇所、道が崩壊していたとこがあった(2005年当時)。
ちょうど行き橋と戻り橋の間の斜面だったかな。
ただこれも簡単に高巻けることができたので問題はなし。
この直前の台風でやられたとか!?


岩魚留小屋もすぐそこだ

ニ俣から岩魚留小屋まではアップダウンもさほど辛くない。
コースタイムでは3時間だが、2時間かからなかった。
きっと、恐怖心が想像以上に足を速めさせていたのだと思う。

岩魚留小屋9:00到着。


岩魚留小屋

そんな岩魚留小屋の写真が上のこの写真。
もうホント“古”って感じの山小屋。

歴史が感じられる。

その昔は、たくさんの山ヤたちで賑わっていたに違いない。
かの高名なウェストンがこの峠を越えたときからあったのだろうか。
今はどうやら夏のハイシーズンの時しか管理人は駐在しないらしいが、
それも本当かどうか定かではないくらい古ぼけた小屋だった。

岩魚留小屋に着く頃にはどうやら霧雨も止み、
太陽も顔を出したりしていた。

ここにて大休止。

追い抜いたおじさんたちもやってきて、
早めのお昼を一緒に食べた。

9:40岩魚留小屋を後にする。


最後の登りは笹×3

ここまで来てしまえば距離的には徳本峠は見えてきたようなもの。
だけど、ここから本格的に高度を稼いでいくことになる。

つまり、登りまくる。
つまり、ヘトヘトになる。

力水の手前ではもう歩いては立ち止まり歩いては立ち止まりの繰り返し。

力水11:30着。12:00発。

力水は徳本峠の真下と考えてもよく、
こっからもうホント一気に登ってく。
笹が生い茂るジグザグの急坂を登っていく。
辛いの一言に尽きる。

よくもまぁ、先人たちは牛を連れてこんなとこ登ったもんだと感心。
牛がかわいそうになる。

それでもどんなにゆっくりだって、
歩いてさえいれば目的地には着くもので、
力水を出てから約1時間後の13:05。
本日の目的地でもあり、この山行の大きな目的地のひとつ、
でもある徳本峠に到着!

もう今日は歩かなくてもいいのだと思うと嬉しかった。


徳本峠小屋

さっそく小屋にテントの設営を申し込みに。
ここの小屋のご主人は本当に良い人。
今、私が歩いてきたルートにはこれといって
問題はなかったことをご報告する。

ちなみに、私が某大学のワンゲルに在籍していた
ことをお伝えして話しが盛り上がる。

ちょうどこの年の5月にワンゲル部員が
徳本峠の下りで事故を起こし、
ご主人にはとてもお世話になったようだ。

元部員のひとりとして、お礼を言う。
しかしこのご主人はホント魅力ある人だった。
惚れてしまった。なんだかかっこよくて。

その後は昼寝したり他の登山者の方々と
お話ししたりしながら過ごす。

夕方からは雨になりテントの中で夕食を作って食べる。
牛の和風ステーキ丼。豪華でしょ?!
でもやっぱ、仲間と一緒に食べたほうが美味しいような気が…。


朝:おにぎり / 昼:COOPのレバニラ弁当 / 夜:牛の和風ステーキ丼


【2日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~あ、あ、足が、動かない~

【序章】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~徳本峠に思いを馳せて~

2012-08-20 21:05:32 | 北アルプスの山
“とくもととうげ”?“とくほんとうげ”?

いやいや違う違う。

“とくごうとうげ”だ。

徳本峠と書いて“とくごうとうげ”。

上高地。現在、日本でも有数の景勝地であり、
年間に何万人もの登山者や観光客を出迎えるここは、
今ではバスやタクシーで誰もが
苦労することなく訪れることができる。
松本から2時間もあれば上高地だ。

でもそれは今のお話。

その昔、上高地を訪れるには“島々”という
村から歩かなければ行けなかった。

そう徳本峠を越えて…。

距離にしてだいたい20km。
丸一日の行程である。

そんな先人たちの足跡が刻まれた歴史ある峠。
登山史の1ページを飾ったことは自明である峠。
それが徳本峠なのだ。

そんな古の峠を、歴史を感じながら
ゆっくり歩いてみたいってずっと思っていた。

いや、実際は今回で2回目。

まぁ、1回目の徳本峠越えはワンゲル時代の練成合宿の時…。
クソッ重いザック背負わされて、走らされて、
声だしさせられて、挙句の果てには石まで投げられたあの合宿。
あの時も確かに徳本峠は越えたけど、
その歴史に浸る余裕なんてまったくなかった。

だからこそ、もう一度、ゆっくりと徳本峠を越えてみたかった。

そんな今回の山行は、初めての単独行。
しかも、1週間。
徳本峠を越えて穂高連峰へ。
涸沢でテントを張って、のんびりと…。

もう夢のような計画。


【1日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~え?俺しか降りないの?~

御在所岳 2012夏

2012-08-19 13:39:42 | 西日本の山
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■ メンバー 
Sayu / Dai

■ 期間
2012年8月3日

■ 目的
御在所岳初登山

■ キーワード
御在所岳
鈴鹿山脈
日本二百名山
湯の山温泉
御在所ロープウェイ
御在所スキー場
三重県菰野町
鈴鹿国定公園
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2012年8月3日

家 === 湯の山温泉 === 御在所ロープウェイ === 御在所岳 === 御在所ロープウェイ === 湯の山温泉 === 家

登ってみたかった御在所岳に登ってみた。

いや、「登る」という表現は間違ってる。
どちらかといえば「あがる」かな…。

登ってみたかった御在所岳にロープウェイをつかってあがってみた。

うん、これが正しい表現です。


麓から御在所岳

三重県菰野町と滋賀県境に位置するこの御在所岳。
本当は今冬、登ってみたかったのだけれどチャンスがなく、
ようやく行けたのは夏まっただ中の8月2日。


湯の山温泉から出発するロープウェイ

標高は1,212mで鈴鹿国定公園内にあるこのお山。
さほど標高もなく麓からロープウェイで行けば、
基本、どなたでも頂上に立つことのできるお山です。
日本二百名山でもあるみたいです。

で、今回はロープウェイで御在所岳を目指すことに。
まぁ、歩いても3時間とかそこらみたいですけど。


御在所ロープウェイ

この御在所ロープウェイ。いろんな意味でちょっと怖い。
そもそも高さがものすごい。で、老朽化もものすごい。

高所恐怖症ではないものの地震とかあったら絶対に落ちる。
と、自分で自分の恐怖心を煽ってしまい足がぶるぶる。
写真に見える白い鉄塔は御在所ロープウェイでのシンボルだそうです。


岩の上に登山者…見えない!!

ロープウェイの乗車時間は12分。
途中、登山道が眺められ登山者を眼下に。

「やっほ~」

と叫ぶと。

「やっほ~」

と子どもが返してくれたので。

「ありがとーーーー」

とお返ししておきました。


御在所岳スキー場と御在所岳

ロープウェイを降りると目の前にはスキー場が広がります。
そして、この山のてっぺんが御在所岳の頂上。

うわ~。なんと人工的な山なんでしょう。

というのが率直な感想。こういう山、好きではありません。
なんだか山がかわいそうです。はげちゃびん岳です。


スキー場を歩く嫁

ロープウェイを降りてからは、どんなに頑張ってゆっくり歩いても、
30分から1時間もあれば頂上に着いてしまいます。

スキー場のリフトも動いているのでそれに乗れば、
誰でもほとんど歩かずに頂上に行くこともできます。

それはなんとも怠けすぎだよなぁということで歩きました。
のんびり、とぼとぼ、鹿のうんこを踏まないように気をつけて。

嫁みたいにまったく登山に適してない服装でも登れる山です。
それでも麓に比べると10度くらい涼しくて気持ちいい。


御在所岳山頂

あっという間に山頂到着。
本当なら琵琶湖とかも見えるそうなのですがこの日は残念。
ガスっていて見れませんでした。


赤とんぼ

そういえば、トンボがすごい飛んでました。
そのトンボを追っかけて子どもも楽しんでいました。

どうやら地元の遊びで、御在所岳のトンボの羽に、
マジックで「G」という文字を書いてリリースするのだそうです。
で、麓で見つけたトンボの羽に「G」マークがついてたら、
そのトンボは御在所岳から降りてきたトンボだと喜ぶんだそうです。

なんだかほのぼのする遊びでいいなぁと思いつつ、
トンボにとっては大迷惑だろうなと思いつつ。。。

次回はやっぱり冬に来たいなと。
それなりに雪も積るらしいので。
その時はもちろんしっかり歩きます。


朝:- / 昼:- / 夜:-

【最終日】グアムでダイビング旅行 ~さよならグアム~

2012-08-18 01:51:03 | 海外旅行
2008年5月21日

ホテル === グアム === 成田 === 自宅

というわけで、グアム旅行も最終日。
写真はありません。
唯一の写真も一日目に転用してしまいましたので…。

総括すれば、ダイビングを体験できたのは良かった。
やっぱり知らない世界を知ることができたのは良い経験になった。

ただ、そんな本格的に海に潜らなくてもいいかなぁという結論。
日本の海でシュノーケリングを楽しむ程度がちょうど良いかと。

海もいいけどやっぱり山が好き。
そんな気づきのあった旅行でした。


朝:なし / 昼:機内食 / 夜:-


【1日目】グアムでダイビング旅行 ~グアムって蒸し暑い~

【3日目】グアムでダイビング旅行 ~きっともう二度とダイビングはやらない~

2012-08-18 01:43:03 | 海外旅行
2008年5月20日

ホテル === 体験ダイビング === ボートダイビング === ホテル

3日目。いよいよダイビング。
まずは体験ダイビング。
そして本格的にボートダイビング。

結論から言うと、ダイビングはとっても楽しかった。
でもね、やっぱり海より山が好きだなとも実感。
おそらくもうダイビングはしないだろうなぁと。


体験ダイビング

体験ダイビングは比較的浅いところで。
機材が意外に重くて体力のなさを痛感。

てか、この写真、魚いっぱいいるけれど、
ソーセージみたいなエサをあげてるのです。
だからこんなに魚が寄ってくるのです!
どうかと思うんだよね、こういうの。


ボート

少し休んで次はボートダイビング。
体験ダイビングより断然深いポイントを潜る。

しかもライセンス持ってない人は深度が決まってるみたいだけど、
そんなん関係ない感じでだいぶ深くまで潜ってたみたい。


熱帯魚

水の中はとってもキレイだった。
でも、鼻づまりの俺には若干きつい。
耳抜きがうまくできないのだ…。


クマノミ!?

とにかく海の中は別世界。
イイ体験をさせてもらいました。


タモロビーチ

夕方、タモロビーチに場所を移してシュノーケリングを楽しみ。
うん、シュノーケリングでも十分楽しいね!!


夕日をバックに


美しき夕日


またチャモロ料理

夜は昨日とは別の場所でまたチャモロ料理を食べる。
なんかフードコートのような場所だった。
安くて美味しい。昨日より断然よかった。


朝:なし / 昼:弁当 / 夜:チャモロ料理


【最終日】グアムでダイビング旅行 ~さよならグアム~

【2日目】グアムでダイビング旅行 ~HISの契約ビーチは最悪だな~

2012-08-18 01:18:22 | 海外旅行
2008年5月19日

ホテル === HIS契約ビーチ === タモロタウム === ホテル

飛行機のチケットをHIS経由でとったからか、
HISの契約ビーチに遊びに行けるチケットみたいのがあって、
この日はせっかくなので行ってみた。


浅いよ!!

あさっ!!なんだここ。
浅いしナマコみたいなのいっぱいいるし、泳げない。
プカプカ浮いてるだけでやっと。

HIS契約ビーチ。最悪。


裏DVD

ところで、グアムは初上陸だったのだけど、
ここは日本の領土ですか?
というくらい街は日本語で溢れていて…。

エッチな、しかも裏なDVDが売っていたり。


らーめん屋があったり


回転寿司があったり


飴、じゃなくてコンドームが売ってたり

なんだか幻滅。


夕日のビーチ

それでもビーチからの沈みゆく夕日はキレイでした。


チャモロ亭

夜はチャモロ料理を食べる。
Theココナッツであまり好きではない。

てか、背中が日焼けしすぎて痛い!!
真っ赤かな背中を上にして寝た2日目でした。


朝:なし / 昼:忘れた / 夜:チャモロ料理


【3日目】グアムでダイビング旅行 ~きっともう二度とダイビングはやらない~

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