ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【4日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

2012-12-30 00:08:52 | 北関東の山
2012年12月21日

某大学山小舎(7:00-10:00)===武尊牧場スキー場(10:45-11:00)===花咲の湯(11:30-12:30)===山彦(13:00-14:00)===自宅(18:00)

最終日。今日はスキー場下までの下山のみ。
1時間もあれば下山できるので朝はゆっくり。

7時起床。

お世話になった山小舎に別れを告げて10時出発。


武尊山

この日は天気予報通りいい天気。
武尊山も全容をあらわに!!!
ん~カッコいい山だなぁと…


あぁ武尊山

昨日、この天気だったら…。
こればっかりは、、、ね。。


誰もいないスキー場

誰もいないスキー場って気持ちがいい。
10時45分、スキー場下に着。
係りの人に下山したことを伝えて山行終了。


山彦のトンカツ

花咲の湯で汗を流して沼田駅前の山彦で打ち上げ。
分厚いトンカツ、うまかったぁ。

帰りも渋滞にイライラしつつも無事に帰宅。
お疲れさまでした!!


朝:みそ汁餅 / 昼:トンカツ / 夜:―

上州武尊山 2012年冬 敗退記

【3日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

2012-12-30 00:02:59 | 北関東の山
2012年12月20日

避難小屋とセビオス岳の中間地点周辺(6:30-8:00)===セビオス岳===中ノ岳手前(9:00)===避難小屋とセビオス岳の中間地点周辺(9:30-10:20)===武尊避難小屋(11:00-11:10)===某大学山小舎(12:45)

3日目。6時30分起床。
昨日と変わらず、雪。風も強い。
一晩で50cmは積ったようだ。


尾根伝いに歩き

頂上アタックは厳しいと判断するも、
2人の総意で中ノ岳の手前まで行ってみることにする。
不要なものはテントにおいてワンデリング。


お、晴れるか!?

どうやら雲自体は薄そうで関東側は青空がときどき見え隠れ。
もしかしたら武尊山の雄姿を眺められるかもしれない…。


撤退を決す

セビオス岳を越えてこの写真の先には中ノ岳が。
一度だけ薄らと中ノ岳の頂きが見えたものの天気好転の兆しなく、
新潟側の空は黒くて、やはり頂上アタックは危険と判断。

「また来るからなぁー」

と武尊山に叫んで無念の敗退。


セビオス岳にて

せっかくなのでセビオス岳(1,870m)の頂上で記念撮影。


帰るぞ~

テント設営場所まで戻って下山準備。
10時20分、下山開始。


つかの間の青空

下山中もときどき晴れ間が出る。
けど、すぐにまた雲のなかへ。


これから下る尾根を眺める

昨日自分たちがつけたトレースは全て消え失せ、
ルートファインディングの難しさを実感。
避難小屋には11時着。11時10分発。


美しき雪景色

晴れてるじゃん!!と思うかもしれませんが頭上周辺だけ。。。


ここまで来ればもう大丈夫

なんとかスキー場上部まで無事に下山。
明後日のOPENに向けて整地されてて歩きやすい。
そして、ここまで来れば遭難の心配もない!


ふたりで

敗退したけど無事にここまで下山できたことに、
よっしゃーーーーーーーー!!と記念撮影。

明日はどうやら予報通り晴れそうだ。
登れずとも武尊山の雄姿を見たい。

この時間ならこの日中に家にも帰れたけれど。
今日も某大学の山小舎の使用申請をしていたので、
ゆっくりもう1泊して帰ることに。

12時45分、山小舎到着。

ストーブ付けて温まり、濡れたものを全て乾かして、
昼寝して、読書して、酒飲んで、ロープワークして、
のんびりとした山の時間を過ごしました。


朝:みそ汁餅 / 昼:行動食 / 夜:キムチラーメン、玉ねぎ炒め

【4日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

【2日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

2012-12-29 22:33:11 | 北関東の山
2012年12月19日

某大学山小舎(5:30-7:30)===ロケ地(8:30-8:35)===武尊避難小屋(10:00-10:30)===避難小屋とセビオス岳の中間地点周辺(11:30)

2日目。5時30分起床。のんびり準備して7時30分出発。
予報通り、雪。風も強い。
ただ、今日は樹林帯なので風はあまり問題ない。


三合平

スキー場の最上部は三合平という場所。
その名の通り平。
この日は総じてゆるやかな登りが続く。


ロケ地

通称、ロケ地と言われてる場所。
出発して1時間。まぁまぁのペース。

「眠る男」とかいう映画の撮影をした場所らしい。
有名な映画なのだろうか!?存ぜぬ。。。


ブナの森

ずっとこんな感じのルートが続く。
といってもルートマークもところどころしかなく、
地図とコンパスを頼りに進んでいく。

ときどきズボっと膝上まで埋まる時もあったけれど、
スノーシューのおかげかラッセルらしいラッセルはしないで済む。
これにはだいぶ助かった…。


武尊避難小屋

この避難小屋。探すのけっこう難しい。
なぜなら周辺の地形がとっても平だから…。

地形は平、周りは雪、で同じような木ばかり、
ルートマークもみあたらない、
というほどルートファインディングが難しいものはない。


なんとか発見!!

10時。無事に避難小屋に到着。

本当はなかに入って休みたかったけど扉が雪であかない…。
スコップで掘ったけれどやっぱりあかない…。
扉上部の入口から入るほど雪があるわけでもない…。

しかたなく外で大休止。

意外に疲労困憊だったので糖分をとりまくる。
レーズンが威力を発揮してくれたと思う。


雪深し

避難小屋を越えると夏であれば頂上まであと2時間とちょっというところ。
冬は、、、その2倍、3倍とかかってしまうので、この日は予定通り途中で1泊。


なかなか激しい

セビオス岳を超えると樹林帯も少なくなることはわかっていたので、
セビオス岳と避難小屋の中間あたりを今宵の宿とする。
天気はさらに悪くなり、風の影響を受けない場所を探しまわる。


テント設営

うまく風を凌げる場所を見つけてテント設営。
ツェルトも張ってテント内に入りきらないものは外へ。

時間はまだ12時過ぎで下界じゃ考えられないけど行動終了。


テント場周辺

夜にかけても風の勢いは収まることなく、
もちろん雪も降り続き、、、、
天気予報を見るとなんと翌日は雪に!!

なんてこった…。確度Aの予報じゃなかったのかよ…。
と、2人して気落ちしながら明日の行動方針を決める。

「風、雪ともに、天候が今日と同じであれば撤退」

長い午後を、明日の天気回復を祈りつつ、
読書したり昼寝したりしながら過ごしました。


朝:中華雑炊 / 昼:らーめん / 夜:豚汁

【3日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

【1日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

2012-12-29 21:16:02 | 北関東の山
2012年12月18日

自宅(8:30)===武尊牧場スキー場(13:40-14:00)===某大学山小舎(15:40)

「武尊山」と書いて「ほたかさん」と読む山がある。
おそらく山を知らない人にはなかなか読めないと思う。
山を知ってる人でもなかなか読めない!?

でも、実はこの山、日本百名山のひとつだったりもする。
標高は、2,158m。位置は群馬県北部。
尾瀬に近い、と言えばわかりやすいだろうか。

というわけで、今回は、武尊牧場スキー場から武尊山を目指しました。

結論から言うと、天候に恵まれず無念の敗退。


地図1(※クリックで拡大)

このルート、冬はとってもマイナー。
まず準備段階での情報の少なさには苦労した。
そして、尾根も長い。雪も深い。
ルートファインディンもまぁまぁ難しい。
中ノ岳の鎖場を考慮しザイルやガチャも携行。
結局、酒とかも入れたら30kg近い荷物に…。


地図2(※クリックで拡大)

ちなみに、このルートの基礎情報として、、

地図を読めない人。
コンパスを使えない人。
そもそも体力に自信のない人。
そもそも寒さに自信のない人。
ツボ足で登ろうと思っている人。

無理です。登れません。


スキー場の登り

朝の8時に家を出発。武尊牧場スキー場まで車を走らせる。
12時には登り始めれるかなと思っていたのにまさかの渋滞。
2件の事故渋滞につかまり、着いたの結局13時40分。

この日の行程はスキー場下からスキー場上の某大学山小舎まで。
スキー場がOPENしていればリフトで楽できたのだけどOPENは22日。

1週間前にあった遭難のことなどをOPEN準備中のスキー場の人とお話して、
すでに2件の遭難が起きているのでくれぐれも注意するようアドバイスをいただき、
登山届を警察に渡してもらうことをお願いして(※本来はNGなので直接警察へ)、
いやはや、本当にありがとうございました。


意外に急

天気は曇。スキー場の雪は下部はクラスト、上部はふかふか。
スキー場を直登。なかなか急でしんどい。
上部は膝までもぐる雪なので早速スノーシュー。

今回の山行のために2人とも購入したスノーシュー。
使い心地は?!もう最高!!
スノーシューの威力、絶大。
スノーシューなかったら無理でした。


スキー場上部から武尊山

目指す武尊山は雲のなか。
てか、想像以上のロングルートに怖気づく…。


山小舎

今宵は某大学の山小舎をお借りした。
ビジターで確か1泊2千円だったと思う。

スキー場下から3時間を予想してたけど1時間40分で到着。

この山小舎。なかなかきれい。
もちろん常駐している管理人はいないけど、
ストーブもあるので天国。

夜はロープワークの練習などをして過ごし、
美味すぎる酒(ただのビールですが)を飲む。

天気予報によれば明日は雪。明後日は晴れ。
頂上アタックの日の晴れの予報にウキウキ。
なんとか登ろうと2人で決意新たに就寝。。


朝:サンドウィッチ / 昼:うどん / 夜:豚のステーキカレー

【2日目】上州武尊山 2012年冬 敗退記

尾瀬 至仏山 2012年秋

2012-10-16 20:42:33 | 北関東の山
---------------------------------
■ メンバー 
Ryo / Koniたん / Sayu / Dai

■ 期間
2012年10月14日

■ 目的
秋の尾瀬、至仏山へ

■ キーワード
至仏山
小至仏山
尾瀬ヶ原
鳩待峠
山ノ鼻
花咲の湯
尾瀬国立公園
---------------------------------

2012年10月14日

鳩待峠(6:30) === 山ノ鼻(7:20-8:20) === 至仏山(10:45) === 至仏山と小至仏山の中間(11:00-12:40) === 鳩待峠(14:13)

前夜発日帰りで尾瀬は至仏山に登ろう。
ということで、Ryoのお迎えが前日の23時頃。
山の準備をはじめたのが22時頃。
日帰り登山なのでぱぱぱっと一気に準備。

途中、新宿でKoniたんをピックアップして一路鳩待峠へ。

この時期、鳩待峠の規制は解除されている(※2012年現在)。
といっても解除されたのは10月8日だったかな。一週間前。

原則、春から秋にかけて鳩待峠は交通規制がかかっているので、
自家用車で来た場合は戸倉の駐車場からバスかタクシー。
規制解除を狙ってのこの日というわけではなかったのだけれど、
なんだかんだバスやタクシーへの乗り継ぎは面倒なのでラッキー。

が、しかし、戸倉に到着すると深夜3時にもかかわらず、
鳩待峠の駐車場は「満車」という看板が…。
「え?」「まじ?」「あ、もしかして土曜日からの泊まりの車の影響?」
と、いろいろ想像するもいくらなんでも今は深夜3時。
1台くらいは空いてるんじゃないかととりあえず行ってみることに。

で、結局、1台以上空いていて無事に駐車完了。
3時だというのに季節柄か係員が駐在していて驚き。
まぁ、駐車スペース100台とちょっとの駐車場なので、
戸倉にあった「満車」の看板はある意味で親切なのか…。
いつでも満車になっても対応できる策なのかなと。

駐車料金は2,500円なり。

ちなみに、6時前にはマジ「満車」になってました。




寒い。来る途中の気温が2度だったので、
鳩待峠は氷点下だったと思います。
星がとてつもなくキレイで、
三脚を持ってこなかったことに後悔。

しかたなく、4人で丸まって仮眠。
6時前に起床。気持ちのいい朝。

天気は良好。


鳩待峠に山ガール

朝ごはんに嫁さん特製のおにぎりを食べて6時30分出発。


ここは尾瀬国立公園

国立公園の看板はアメリカのそれを比べてしまうと貧粗、
というべきなのか、味がある、というべきなのか…。


鳩待峠から眺める至仏山

今日の目的地は至仏山。
標高2,228.1m。
日本百名山のひとつ。

初心者にはいい山です。

と、言いつつ、今回が私も初。


靴底の泥を落として入山

尾瀬と言えば日本における自然保護の代名詞。
入山に際しては外来種の侵入をなるたけ防ぐため、
靴底の泥を落とすようマットが置かれています。
つまり、靴底についた植物の種を落とすというわけです。


山ノ鼻にむけて

今回のルートは鳩待峠から山ノ鼻経由の至仏山の鳩待峠。
ということで、まずは山ノ鼻を目指します。
山ノ鼻までは高低差も少ない1時間程の道のり。
身体が慣れ切っていない歩きはじめにはぴったりです。


紅葉はこんな感じ

今年の紅葉はどうやら遅れていたようで、
尾瀬でもまだ見ごろを少し過ぎた程度。


てんぐのうちは?と嫁

順調に歩いて50分ほどで山ノ鼻に到着。


ドリップコーヒー

急ぐこともない行程なので大休止。
さっそく湯を沸かしてドリップコーヒー。
どこかの店で飲むより全然美味い。


尾瀬ヶ原と燧ケ岳

せっかくなので尾瀬ヶ原も少しだけ散策。
2005年にRyoと登った燧ケ岳が懐かしく聳え立ち。


振り返れば至仏山

8時20分。ようやく出発。


知らなかった…

どうやら、山ノ鼻~至仏山の登山道は、
登りは大丈夫だけど下りはNGみたいです。
当初は逆ルートも考えていただけによかった…。
ちなみに理由は植生保護です。


最初の登りは森林地帯

サブリのRyoがいつものことながら飛ばす飛ばす。
私も含めてさっそくバテバテ。
おかげで鬱蒼とした森林部は45分程度で抜ける。


中腹からの尾瀬ヶ原と燧ケ岳


中腹の紅葉とともに


なぜか岩が滑る滑る

どういうわけか登山道の岩がツルツル滑り倍疲れる…。
岩の性質なのか、登山者過多で岩が磨かれたのか…。


紅葉と青空


ここまで来れば山頂まで20分


振り返るとだいぶ高くて眺め抜群

昔、東京電力はこの尾瀬ヶ原にダムを造ろうとしていたわけで…。
確かにダムには適した地形だよなぁと思いつつ、守られて本当によかった。


至仏山山頂

10時45分。至仏山(2,228.1m)山頂に到着。
コースタイムより30分くらい早かったかな。

ここで昼食、と思っていたのだけれど、
山頂は思いのほか人、人、人。
場所を変えてお昼にしようということで、
上の写真を撮っただけで山頂とはお別れ。


至仏山山頂付近から小至仏山への稜線

鳩待峠へはしばらく稜線を歩き、
小至仏山を経由して戻ります。
というわけで、稜線の途中で、
よさそうな場所を見つけてお昼に。


お昼に適した場所あったよ!!

今日のお昼は何ですか??


塩麹の豚テキ!!

と、、、、、


アスパラベーコン!!

と、、、、、


らーめんも!!

美味すぎて幸せ。。。
食事の後は、、、、


寝る

そして、、、、、


寝る

12時40分。ようやく重い腰をあげて出発。


オヤマ沢田代

帰りは休憩を挟むことなく一気に鳩待峠へ。


日光白根山と皇海山

左が去年の初冬に登った日光白根山。
右がおそらく皇海山(すかいさん)。

あ、下山途中の風景です。


下山の喜び

14時13分。無事に下山。


下山後の一服

帰りはこれまた懐かしの花咲の湯で汗を流して、
前橋に立ち寄って夜ごはんを食べて帰りました。

お疲れさまでした。


朝:おにぎり 昼:らーめん、豚テキ、アスパラベーコン 夜:―

日光白根山(奥白根山) 2011年初冬

2011-11-20 16:28:20 | 北関東の山
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■ メンバー 
Meg / Sayu / Dai

■ 期間
2011年11月13日

■ 目的
北関東以北最高峰の頂きへ

■ キーワード
日光白根山(奥白根山)
菅沼駐車場
弥陀ヶ池
五色沼
奥日光森のホテル
日光国立公園
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2011年11月13日

自宅(1:00) === 菅沼駐車場(4:30-6:45) === 弥陀ヶ池(8:25-8:40) === 日光白根山(9:40-10:15)
=== 五色沼(11:25-12:30) === 弥陀ヶ池 === 菅沼駐車場(14:30) === 奥日光森のホテル === 自宅(20:30)


なんだか好きな写真

間違えてシャッターを押してしまった写真が上の写真。
みんなの足が映っててなんだか好きな写真。
山、やってまーす的な写真が撮れました!!!

というわけで、今回の登山は日光白根山(奥白根山)。
今年久しぶりの登山でありおそらく最後の登山。

前白根山があるので奥白根山とも呼ばれる日光白根山ですが、
このブログでは以下、日光白根山と呼んでいきたいと思います。

日光白根山は2,578m。北関東以北これ以上高い山はありません。


菅沼登山口

自宅を夜中の1時に出て菅沼登山口に着いたのは4時30分。
車外の気温は2度。とてつもなく寒い。けど車内で仮眠。

6時30分起床。6時45分出発。

11月中旬。例年だと雪が積もってることも多く心配していたけれど、
今年は温かい日が続いていたこともあってか雪は積もっていなかった。


歩き始めは平坦な道

登山者はけっこういるようで車もそれなりに止まっていた。
今回のコースは往復6時間くらい。
歩き始めは平坦な道。ウォームアップにはちょうど良い。


ここは日光国立公園

まずは弥陀ヶ池を目指します。
まず、上の写真の後ろの稜線くらいまで登ります。
なかなか高いなぁと思いながら撮りました。


本格的な登り

本格的な登りが始まるとなかなかの登り。
久しぶりの登山。身体にこたえる。


おっと雪が

標高があがってくると雪がちらほら。
2日前、関東地方は雨だった。
きっとこっちは雪だったのだろう。
ということは頂上も雪が残ってるよな…
と、少し嫌な予感。


弥陀ヶ池

樹林帯の急な登りが終わり平坦になると
すぐに弥陀ヶ池が姿を現す。
なかなか良いペースで登ってきた。

ここで休憩。大休止。
樹林帯でも一度休憩しているけれど。

弥陀ヶ池に映る鏡白根も美しい。
どうやら雪はあまりないみたい。


山ガールに囲まれて


木道でピース

弥陀ヶ池から山頂までは1時間くらい。


嫌な感じの雪

北側の斜面はけっこう雪が残ってる。
根雪直前の雪。
ところどころ凍っていて滑る。


慎重に登ってく

Sayuはまだまだ初心者なので選んだ日光白根山だったけれど、
けっこう雪があって中級者レベルの登山になっちゃいました。

でも、Sayu、センスがいいね。
なかなか上手に登れてました。


山頂直下

ここを過ぎれば山頂まで5分。
風がびゅんびゅん。
エビの尻尾もところどころに。


日光白根山

9時40分。日光白根山登頂。
2578m、地味に高い山なのですね。


Sayuとふたりで


男体山と中禅寺湖

頂上からは男体山と中禅寺湖がキレイ。
今さらながら紅葉はすでにどこへやら。
日光の紅葉は10月中なんでしょうねきっと。


五色沼

頂上で少しだけのんびりして下山開始。
登ってきた道ではなくて五色沼経由。


さ、下るよ

下りは南面なので雪はほとんどなくて問題ない。
地図では「急」マークがあるけれどそれほどでも。
北面と同じくらい雪があると厄介だったけれど。


白樺の樹林帯

下りも白樺林に入ると避難小屋まであと少し。
避難小屋は下りきった平坦な場所にある。


避難小屋

そして、避難小屋を過ぎると五色沼もわずかなところ。
ちなみにこの小屋にはトイレはありません。
寝床はしっかりあったけれどあまり詳しく見ませんでした。


五色沼畔

五色沼は大休止するにとても良いところ。
上の写真、とても良い写真だなぁって思ってるんです。
なんだかアメリカにある湖みたいだと思いませんか?
ソローの「森の生活」に出てきそうな湖です。


五色沼らーめん

五色沼でお昼。らーめんです!!
山で食べるとインスタントでも最高です。


菅沼登山口を目指します

1時間くらいのんびりして再び下山開始。
五色沼から弥陀ヶ池を経て菅沼登山口へ。

沼から池への道。
けっこうしんどい登りです。
15分くらいかかります。

下るはずなのに登るのはやるせません。
食事した後だったのできつかった。

弥陀ヶ池を過ぎればあとは下るのみ。
一気に菅沼登山口まで下って今回の山行も無事に終了。

14時30分着。

途中、大休止を何回かとったなかでのコースタイム。
順調に歩けたんじゃないかなと思っています。

なによりも二人が楽しんでくれたことが一番。
もちろん、私も久しぶりの山行を満喫しました。


握手でお疲れさまでした

朝、撮れなかった国立公園看板写真もしっかり撮って。


日光国立公園 白根山登山口

帰りは日光経由で、途中、奥日光湯元温泉「奥日光森のホテル」で日帰り入浴。
The温泉という感じで気持ち良かった!!
泊まりに来たいな思える綺麗なホテルでした。
なかなかお高いホテルであるみたいですが…

というわけで、2011年初冬の日光白根山(奥白根山)登山。
お疲れさまでした。


朝:ウィダインゼリー 昼:らーめん 夜:―

梅雨の中休み、荒船山・御岳山・兜岩山へ

2010-04-30 23:51:58 | 北関東の山
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■ メンバー 
Kouさん / Shuさん / Dai 

■ 期間
2008年6月18日

■ 目的 
目的もなにも西上州へ

■ キーワード
荒船山
御岳山
兜岩山
艫岩
内山峠
妙義荒船佐久高原国定公園
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2008年6月18日

内山峠駐車場(7:07) === 一杯水手前(8:10-8:25) === 荒船山艫岩展望台(9:15-9:40) === 御岳山(11:00-11:10)
=== 兜岩山(11:50-13:30) === 御岳山(13:55) === 荒船山艫岩展望台(14:45-15:00) === 内山峠駐車場(15:45)

6月、梅雨、真っ只中。
しかし、天気予報は晴れ。

妙義山に登る予定を前日に急遽変更。
(※天気予報が晴れだったからではない)
リーダー命令!
荒船山・御岳山・兜岩山へ

聞いたことすらない…
いったいどんな山なんだ?

とりあえず、17日、21時45分、国分寺駅南口集合。
そう前夜発の日帰り山行。


荒船山(1422.5㍍)の艫岩

もう少し、荒船山のことを、御岳山のことを、そして、
兜岩山のことを事前に下調べすることができていたらと思うと。。

今となってはあとの祭り…
(※読んでいけばわかる)

とにかく、国分寺駅南口に3人の男たちが集合した。
Shuさんとはホント久しぶりの再開だった!

Kouさんの愛車MARINOに乗り込み、
入間ICから関越道~上信越道を飛ばして下仁田ICまで。

下仁田ICからはR254を佐久方面へ内山峠というところまで。
内山峠が今回の登山の起点&終点だ。

日付も変わって18日の0:30内山峠着。
内山峠はつめれば20台くらい車がとめられそうな駐車場になっている。
この日は他に車はなくガスも立ち込めなんだか薄気味悪かった。

車の横にテントを張って、買い込んだ酒を嗜み、
寝たのは3時近かったか。
いやいや、3人で、とても楽しい夜だった。


内山峠


テントを張って酒を飲む

5:30起床が全員一致で6:00となり、
全員が起き上がったのは6:10だった。
テント撤収して、着替えて、体操して、出発は7:07。

駐車場横の登山口から入山する。
どうやら、ここら一帯は、妙義荒船佐久高原国定公園に指定されているらしい。
自然公園法で守られている立派な保護区域内だ。
しかし、今回登る山が国定公園の名前を飾っているとは…。
荒船山というのは相当有名な山らしい。

登山口には、「熊出没注意」の看板がある。
今回は、いちおう、熊よけの鈴を携帯した。

登り始め、登山道はしっかりと整備されている。
が、しかし、異様にくもの巣が多く、
まるで行く手を阻むかのように私の顔に引っ付いてくる。
先頭を歩いている私がもろに被害を被るのだ。やんなる。


木々の切れ間から覗く上州の山々

出発時も周囲はガスに包まれていたものの、
日が高くなるにつれて、ガスもとれ、空には青空も見え始めた。
木々の切れ間から覗く山々がきれいだった。

妙義山のほうだろうか。

これから登る荒船山の艫岩も雲に浮かんで見えてきた。
登山道は途中、崩落している箇所が一箇所あったものの、
すでにロープが張られている迂回路ができていた。


崩壊してた道の迂回路を登る

危険なところはあまりない。
ただ、群馬県側は切り立っているので落ちたらまっさかさま。
きれいな展望にうとれて身を乗り出さないように注意したい。


雲に浮かぶ荒船山の艫岩

ところで、40分ほど登ったところだったか、
「ここが一杯水なのか?」
「いや違うと思うぞ」
と、怪しんだ場所に出た。

おっきな岩の塊が立ちふさがってて、洞窟のようにもなっている。
風化したお地蔵さんらしきものも。お賽銭も。
まるで、槍ヶ岳は坊主ノ岩小舎の巨大バージョン。

あとで、インターネットで調べてみたところ、
ここは、どうやら「狭岩修験道場跡」というとこらしく、その昔、
この山いったいは、山岳信仰、修験道がとても盛んだったようだ。

確かに、その名残としてか、登山道脇には、
直径60㎝程の門柱の沓石がふたつあった。

このことは、これから登る御岳山にも言えることなのだが、
荒船山いったいの山々の、山岳信仰、
修験道の山としての歴史を事前に知っていて勉強していたら、
もっともっと興味深い登山ができたと思う。
それを思うと本当に心底悔やまれる。

この場所が最初から「狭岩修験道場跡」ということを知っていたら、
きっともっと違った思いでこの場所を踏みしめることができたと思う。
これはこの山に限ったことではなくどの山でも言えることだ。
少なくとも私の場合は…。


一杯水

「狭岩修験道場跡」を過ぎ、しばらく歩くと、
本物の「一杯水」という水場に着いた。

立派な立て看板が立っていた。

さっそく、飲む。
うん、とっても軟らかい水だ。

先月飲んだ空木岳の水とは全然違う。
美味しさに優劣は付け難いが、
山で飲む山の水の美味しさはどこでも格別だ。

「一杯水」を過ぎると、若干、登山道も傾斜を増し、
荒船山へとだんだん近づいてる感じがしてくる。

登りきり、台地になれば、そこが荒船山の頂上界隈だ。
ほどなく、避難小屋が現れ、その近くに艫岩展望台という開けた展望台がある。
上州の山々、浅間山、遠く北アルプスまでの大展望。
他に登山者はなく、私たちの独占だった。

艫岩展望台9:15着。艫岩展望台は絶壁の上の展望台。
下を覗き込むと、思わず足が竦む。


荒船山の艫岩展望台

しかし、あろうことか、どこが荒船山の山頂なのかわからない。
この艫岩展望台には、方位盤が設置されており、
その真ん中には荒船山山頂と書かれているもののなんだか怪しい…。

地図を見るとこの先に経塚山という山のピークがあって、
三角点もあり、標高は1422.5㍍とある。
でも、あくまで名前は「経塚山」。荒船山とは別物であろうと…

下調べ不足の極みだったと言ってよい。
この「経塚山」のピークこそが荒船山の最高地点だったのだ。
つまり、経塚山は荒船山に内包されている山ということだ。

私たち3人、結局、今回、この経塚山のピーク、踏んでいません。。。

なお、艫岩展望台の「艫」とは、船の船尾のこと。
荒船山は南北2㌔、東西400㍍の台地上の山なのだが、
どうやら艫岩展望台から約2㌔先の経塚山のピークが船首のようなのだ。
荒船山とは、荒波を割って進む船を思わせることからその名が付いたらしい。。


荒船山、艫岩、経塚山、兜岩山、御岳山

上の写真。中央の台地上の山が荒船山。荒船山の左端が艫岩。右端が経塚山。
本当に一隻の船のようにみえる。写真一番右端の山が兜岩山。その左となりの山が御岳山。

この写真は中嶋豊さんのサイト「信州山歩き地図(マップ)」に掲載されている。
荒船山をまさに表現している写真なので、お借りしてしまいました。
中嶋さん、無断でお写真をお借りしてしまって大変申しわけございません。
問題であればすぐに削除いたしますのでお声がけください。


荒船山の甲板部分。約2㌔も台地上の道が続く岳

なぜか、蝉がものすごい勢いで鳴いていた。
聞いたことのない鳴き声だった。
見たことのないくらい小さな蝉だった。
抜け殻もあちこちにあった。

なんという蝉だろうか?

荒船山の甲板部分、台地上の登山道は
とっても歩きやすく、ハイキング気分。

途中、シカも見かけた。
だいぶ皮が剥ぎ取られていた木が目立ったがシカの仕業だ。
ここもシカの食害が問題になっているのであろうか。

それと、なんだか石碑みたいなのも見つけた。
いったい何の名残なのだろうか。
いろいろと文字が書かれていたが解読できなかった。


たたずむ石碑


ちょうどこの石碑が荒船山甲板の真ん中あたりだと思う。
そこから同じように平坦な道をしばらく歩くと経塚山と星尾峠の分岐だ。

経塚山までは分岐から往復20分。
この山が荒船山の一部だということを認識していたら、
時間を惜しまず登りに行ったような気がするが、、
とまぁ、とにかく残念無念。

経塚山へ思いを馳せることもなく、
星尾峠へと舵を取り、御岳山、兜岩山を目指す。

地味にここから、しんどくなる。
アップダウンの連続。
御岳山の登りがだいぶしんどい。

危険な箇所はあまりないが、
落ち葉が敷き詰められた急登が続く。
3人とも「ヒーヒー」言いながら登る。
御岳山には、祠と、なんだか面白い顔をした石仏が2体。
せっかくなので写真をとる。


御岳山の頂上で2体の石仏と

ところで、この御岳山の頂上には、
この2体の石仏のほかに、木曽の御岳山の方を向いて、
「神様の分身」といわれる像があったらしい。

昔、遠く木曽御岳まで行けなかった信者が、
この山に神様の分身を祀って、信仰したのだそうだ。

しかし、そんな像あっただろうか?

3人とも疲れ果てて、山頂をあまり見渡さなかったのが悔やまれる。
ちなみに御岳山の山頂は登山道から少し離れたところにある。
展望はきかない。御岳山の到着は11:00。11:10発。


中央奥の山が経塚山か!?ローソク岩の手前の尾根上より

御岳山をあとにして、兜岩山を目指す。
あいかわらず小刻みなアップダウンを繰り返す。道は悪くない。
ただ、帰り、同じ道を通ると思うと気が重い。

ローソク岩のトラバース手前の尾根はとても細い。
落ちないように注意。ただ、展望はとても良い。
トラバースはトラバースで上からの落石が怖い。
ここは道もけっこう細かった。
途中、腐りかけの板の橋もある。通る時は一人ずつ。


緑深き山々。ローソク岩の手前の尾根上より

兜岩山と田口峠の分岐まで御岳山から30分くらいだったか。
この分岐からは笹薮がひどい。
今回はヤブ漕ぎとまではいかなかったけれど、
もう少し笹が成長してしまうとヤブ漕ぎになる。

分岐から10分くらいで兜岩山(1368.4㍍)に到着。
CTより少し早く12:50着。展望はなし。
エアリアに頂上から南西に150㍍大展望と書かれているので行ってみると、
確かに展望はいいが、荒船山とか御岳山とか、
ここまで登ってきた山々をみることはできない。

佐久の街並みがみえた。霞んでて遠くまでみえなかったけれど、
霞がなければおそらく八ヶ岳の方向の山々がきれいにみえたんだと思う。
しかし、山々の緑がとてもきれいだった。


ヤブ漕ぎとまではいかない笹ヤブ


兜岩山の山頂

兜岩山の山頂に戻り、ゆっくりとお昼にする。
お昼はレトルトのカレーだ。

若干一名、自分でカレーを提案しておきながら
愛妻弁当を持参してきたこんにゃろーがいたけど(笑)

そんな愛妻弁当をみんなで美味しくいただきながらもカレーも食べる。
レトルトカレーも山で食べれば美味さ倍増。美味かった。
ちなみに、コーンを入れてコーンカレーにした。
完熟トマトのポタージュスープつき。


お昼につくったコーンカレー。完熟トマトスープとともに

13:30。下山開始。来た道を戻るのみ。
愛妻弁当&カレーを食べて元気を取り戻した?!
3人は、ペースをあげて荒船山の艫岩展望台まで1時間15分。
内山峠の駐車場には15:45に着いた。


帰り道、荒船山の甲板で、きれいな花が咲いていた

今回の山行もなかなか良い山行だった。
なによりも、静かな山だった。
行きも帰りも、誰にも会わなかった。

いろんなHPをみていると荒船山はとても人気な山らしいから、
週末とかはたくさんの人が訪れるのかもしれないが、
それでも、御岳山や兜岩山は静かな山らしい。
静かな登山が好きな人には良い山かもしれない。

帰り、神津牧場に立ち寄ってソフトクリームを食べて、
荒船の湯に浸かって、トンカツを食べて東京へ。


下山後の記念写真

今回もお疲れさまでした!


朝:おにぎり / 昼:カレー、愛妻弁当 / 夜:トンカツ

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