ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【2日目】穂高連峰縦走 ~ 重太郎新道から前穂高岳へ、吊尾根から奥穂高岳へ、そして涸沢へ ~

2014-10-13 23:06:39 | 北アルプスの山
2014年9月13日

岳沢小屋===<重太郎新道>===前穂高岳===<吊尾根>===奥穂高岳===<ザイテングラート>===涸沢


4時起床。よく眠れた。
2人ともあまりお腹は減っていなかったので予定していた朝ごはんは作らず…。
山では体力が命なので本当はいけないのだけど仕方ない。


テント撤収

5時10分出発。もう少し早く出たかった・・・。
けれど、テント組のなかではどうやら早いほう!?
最近の登山者は朝が弱いのだろうか!?
奥穂の南陵に取りつく人たちがテントの横を歩いて行った。


焼岳と乗鞍岳を撮る

すでに周囲は明るい。そして、寒い。


重太郎新道を登る


どんどん登る

岳沢小屋を超えると地図上の等高線が一気に狭まるわけで、
つまり急な登りが続いて体力的にはキツイわけだが、
一気に標高を稼ぐことができるので景色は素晴らしい。

朝日に燃ゆる山々が美しかった。


重太郎新道は中級、上級者向き


けっこう危ない箇所もある


でも、振り返るとこんな感じで・・・


でも、でも、緊張が続きます

そもそも山に慣れていない人、重い荷物を背負い慣れていない人は、
重太郎新道、というよりも穂高連峰の頂に登るのはナンセンス。


だけど、誰もが登りたくなる景色が待っている

のも事実。


こんな登山道を登れる自信がある人のみ

登ることが許される場所。


紀美子平まであとちょっと


前穂高もどんどん近くなってきた


高度も抜群

焼岳、乗鞍岳、御岳山まで一望だ。


明神の稜線

いつか登りたい明神の稜線もクッキリ。




登っていると温かいが、止まるとすぐに寒くなる。
まだ9月の中旬なのに、高山植物には霜が降りてる。

さて、、、


新しくなったばかりの梯子を通過して


急な鎖場を抜ければ・・・


紀美子平に到着

7時30分。


吊尾根から奥穂高への稜線も美しい

紀美子平の「紀美子」とは、重太郎さんの娘のお名前。
重太郎さんがこの道を開拓したときは梯子もなければ鎖もない、、、
本当にすごいよなぁと思いつつ登ると感慨深い。
今、こうして上高地から前穂高岳に登れるのは重太郎さんのおかげ。

感謝、感謝。


前穂高岳を往復します

7時45分。紀美子平を出発。
荷物を置いて前穂高岳を往復。


往復1時間

すでに何回か来ている場所ではあるのだけれど人間の記憶なんぞ曖昧なもので…。
もう少しすんなり頂上へ行けるかと思っていたけれど意外に険しい。

紀美子平から前穂高は往復1時間。


無事に登頂

前穂高岳、3090m。
8時15分。
360度、美しすぎる景色。


槍ヶ岳もくっきり


南岳から槍ヶ岳の稜線


これから向かう奥穂高岳


北尾根を登るクライマー

懐かしの北尾根。中学生時代を思い出す…。
近いうちにまた登りたいのだけれど、、
こうした連休は大渋滞してしまうようで、、
平日に休める学生時分が恋しくなる。


吊尾根経由奥穂高行き

8時35分、前穂高岳山頂を後にして奥穂高岳へ。


吊尾根を歩く嫁


けっこうな高度感

吊尾根もこれで3度目のはずなんだけれど、
こんなに良い天気だったのは初めてだったこともあってか、
こんなに高度感あったっけなぁと驚き・・・。


前穂高岳と北尾根

吊尾根からは先ほどいた前穂高岳へと続く北尾根の稜線が美しく・・・。


頑張る嫁

やはり荷物の重さに耐えられず、、、嫁、時折り涙を流しながら!?
いやいや、歯を食いしばりながら吊尾根を登っていきます!!!

さすが、我が嫁。


一歩一歩、奥穂高に向けて登ります

しかし、この吊尾根を登っている途中で気になるグループが・・・。

重太郎新道では確かに仲間と登っていたはずの女性がなぜかひとり。
しかも、かなり疲れている様子で遅れている。
周りに同じメンバーがいる様子もなく、、、あり得ない状況。
こういうことが遭難につながるのに、ルールがなっていない。
そんな人たちは山に登る資格はない。
仲間は何があっても仲間。置いてきぼりとかありえない。


さておき、到着

11時30分。1年ぶりに奥穂高岳の山頂へ。
すごい人混みで、、社の前では写真は撮れず。。。
30分程大休止して涸沢へ。

のはずが、、、


穂高岳山荘直上で大渋滞

普段なら山頂から30分の穂高岳山荘がなんと2時間。
何度も穂高に訪れているのにこんなことは初体験。
寒いなか1時間以上、鎖場と梯子場の手前で待たされて、、、
イライラしている人もいるしでこっちもイライラ。。。

さすがにまいりました。


涸沢の雪渓

それでも穂高岳山荘からは順調で涸沢まで1時間20分。


ビールで乾杯

15時30分、涸沢に着いて、テントを張って、さっそくビール。
だけど、、楽しみにしていたおでんは売り切れ、残念無念。


仲間とも会えず

同じ登山クラブの別動隊の仲間とも会えないくらいの人×1000。
「会えたらいいね」という軽いノリで出会える人とテントの量ではなく。

本当に残念。

次回は無線機ともう少し丁寧な待ち合わせの打ち合せが必要だと痛感(笑)


100番

でも、テントプレートは縁起良く!?
今日はうるさい大阪のおばちゃん軍団もいないのもこのおかげ!?笑

この夜は嫁特製のカレーライスに舌鼓。

岳沢よりも寒い涸沢の夜。
流れ星も2つみて(ホント)。
願い事は3つして(ウソ)。
満点の星空の下、涸沢の夜は更けていきました。


朝:ウィダインゼリー 昼:行動食 夜:美味しいカレーライス

【最終日】穂高連峰縦走 ~ パノラマコースで下山する~

【1日目】穂高連峰縦走 ~ 上高地から岳沢へ ~

2014-10-06 23:35:04 | 北アルプスの山
2014年9月13日

自宅===沢渡===上高地===岳沢小屋

せっかくの3連休。
どこ行く!?どこ行く!?と計画を進め、
毎年恒例、穂高にいくことに。

前日の金曜日、23時過ぎに帰宅しすでにヘトヘトだったものの、
2時間の睡眠、3時30分、自宅を出発。

なんとか渋滞には巻き込まれたかったものの天気予報が最高の3連休、
中央道の小仏トンネル付近ではすでに渋滞を予感させる交通量。
あとあとの話では、もし1時間出発が遅れていたらとんでもない渋滞に巻き込まれていた様子。

8時、沢渡に到着。

高年夫婦に声をかけ相乗りでタクシー。
上高地までは一律4200円だ。
4人で乗れば1000円ちょっとなのでバスより安い。


上高地はいい天気

9時15分、上高地を出発。


穂高連峰

これから登る岳沢、前穂高岳、吊尾根、奥穂高岳もくっきり。




嫁も山をはじめてもう4年。いっちょまえの山ヤです。


旦那

山をはじめて早25年。岳沢からの穂高連峰は今回で3回目。


岳沢湿原を歩く

木道歩きは気持ちがいい。


アメリカにも負けないTHE NATIONAL PARKの景色

奥に見える山は六百山。2450mだ。


ほんとうにいい天気


岳沢登山口

今日は岳沢小屋でテント泊。約2時間。
身体には優しい行程。ゆっくり行こう!!


張り切る嫁

食糧は私が持つ!!と全ての食糧を持ったばかりに、
予想通り途中でへたばった嫁。。。。

まだまだだなぁ~。


ミソガワソウ

ミソガワソウかなぁ!?
もう高山植物の季節も終わり。
枯れ始めてる・・・。


???

こちらの花も枯れ始めてます・・・。


振り返れば上高地の台地


岳沢を見上げます


アザミ属であることは間違いない


岳沢到着

11時45分、岳沢到着。
すでにテント場は満員!!


沢のなかしか空いておらず…

本来ならば正式なテント場ではないものの、
天気の崩れも心配ないので岳沢のなかにテントを張る。
岩がゴロゴロ、落石が怖い。

どうやら岳沢小屋はじまって以来の人混みだったようで、
100張り近いテントが岳沢小屋周辺を覆い尽くしたようです。


岳沢の我が家

お昼は中華三昧!!その後、夕方近くまで爆睡。
なんと言っても睡眠時間2時間で車を走らせてきたわけですから…。
寝ずにはいられない眠たさだったのです。

夜は嫁特製の豚キムチ鍋うどんを美味しくいただき岳沢の夜は更けていきました。

星がきれいな夜でした。


そういえば、隣にテントを張っていた大阪のパーティがうるさいのなんの。
それも若人ではなく50代~60代のオバサンを中心としたパーティ。
御昼過ぎから夜までず~~~~~~~~~~っとしゃべりっぱなし。
ある意味、尊敬するほど、品のないこと、品のないこと。。。

あなたたちだけならどんなに騒いでもいいけどさ、勘弁して~。


朝:コンビニでチキン 昼:中華三昧 夜:豚キムチ鍋うどん

【2日目】穂高連峰縦走 ~重太郎新道から前穂高岳へ、吊尾根から奥穂高岳へ、そして涸沢へ~

穂高連峰縦走 ~ 岳沢から前穂高岳、吊尾根を経て奥穂高岳へ、涸沢からパノラマコースで下山する ~

2014-10-06 22:35:52 | 北アルプスの山
■ メンバー 
Sayu / Dai 

■ 期間
2014年9月13日~9月15日

■ 目的
今年も穂高、涸沢へ

■ キーワード
穂高連峰
岳沢
前穂高岳
吊尾根
奥穂高岳
涸沢
パノラマコース
徳澤
上高地
中部山岳国立公園


【1日目】穂高連峰縦走 上高地から岳沢へ

御嶽山の噴火

2014-10-04 20:59:38 | ひとりごと
9月末に御岳山が噴火してから1週間が経つ。紅葉シーズンの山の上で、たくさんの方が亡くなられた。もしかしたら、あの日、あの時、自分自身が、仲間が、あの噴火に巻き込まれていたかもしれない。子どもから大人まで50人以上の方が亡くなられた今回の事故。ニュースを見るたびに涙が止まらない。長年、山に登り続ける一人の人間として、自分だったらどう判断するか、あの事故以来そんなことをよく考える。実際に巻き込まれてもいない人間が考えても考えられるものじゃないけれど、最近、忙しさを理由に下調べせずに山に登ったりと慢心がある自分がいる。その気持ちだけでも戒めたいと思う。

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