ちょこっと山歩き

山が大好きな30オトコの思い出登山日記です
が・・・ひとりごとはもっぱら「食」のコト

【5日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~屏風のコル!屏風の耳!~

2012-08-24 00:02:22 | 北アルプスの山
2005年8月2日

涸沢 === 屏風のコル === 屏風の耳 === 涸沢

やっぱり限界だった。この寒さにはもう耐え切れなかった。
寝る間際にお手製の湯たんぽを作るも、
夜も0時をまわった頃にはお湯も儚く水に…。

雪の上の寒さにはもうほんと脱帽。

そんな今日は前から行ってみたいと思っていた屏風の頭、
(※結局、屏風の耳までしか行かなかったのだけれど…)に行く。
ここからの穂高連峰をずっと眺めてみたいと思ってたのだ。

4:30起床。

あっつ~いスープを2杯飲んで、6:00出発。
天気はもうほんと最高。
この山行の中で1番良かったんじゃないかな!?
しかも、今日目指した屏風の頭なんて、
天気が悪かったら本当に意味のない場所に違いない。
だから、山の神様がいるなら大感謝。
そんくらい良い天気だった。


屏風の耳より槍ヶ岳

本当は屏風の頭まで行こうかと思ってたんだけど、
屏風の耳で十二分に大満足の景色。

しかも、自分以外には誰もいない。

目の前にある、壮大で雄大で佳麗な穂高連峰を、
そして彼方まで眺められる北アルプスを独占状態。

なんという幸せ…。

7:15に着いてから2時間15分ず~っと山を感じた。
ひとり、歌もたくさん歌った。
誰にも邪魔されない最高のステージ。。


たぶんあれが徳本峠

シャッターもだいぶきった。
上の写真は屏風の耳から眺めた徳本峠。

あそこを越えてやって来たんだなーと思うと喜びもひとしお。


屏風の耳より前穂高岳

1番新鮮だったのが前穂高岳北尾根だった。
北尾根の末端から眺めた北尾根。
いつか父とザイルを組んだ北尾根。

ほんとに美しかった。

そんな前穂高岳北尾根が上の写真。
あんまり綺麗に撮れなかったけれど、
写真では写しきることのできない景色が溢れてた。

9:30涸沢に向けて下山。
10:40には涸沢に到着。
そんな今日も午後にはにわか雨。
やっぱり午後はゆっくりのんびりとテントで…。


ちなみに、屏風の耳もしくは屏風の頭までのルートですが、
屏風のコルまではパノラマコースという
涸沢から徳沢に抜けられるしっかりした道が通っているのでなんの問題もなし。

ただ、積雪が多い年や、初夏の頃は沢沿いの雪渓に十分に注意しないと滑落の危険あり。
確か、危険性が高い時はこのコースそのものが涸沢から通行止めになるような気がします。
パノラマコースや屏風の頭などを目指す時は事前に
涸沢ヒュッテに問い合わせておいたほうが賢明かもしれません。

涸沢から屏風のコルまでは40分くらい。
屏風のコルから屏風の耳までは30分くらいでしょうか。
屏風の頭まででも45分くらいで行けると思います。
屏風のコルから先のルートは細いです。
それにところどころわかりにくいところがあるので、
天気が悪い日などは注意しないととんでもないところに
行ってしまう可能性があるかもしれません。

屏風の頭より先はクライマーのみに許される場所なので行くことはできません。
とにかくここは、十分に気をつけていけば最高の景色が
待っていてくれる最高の場所であることに間違いはありません。

保証します。


朝:キムチスープ、たまごスープ / 昼:味一番らーめん / 夜:カルボナーラ


【6日目】古の徳本峠を越えて穂高連峰へ ~北穂高から涸沢岳へ~


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