日本祖国戦線

愛国社会主義(National Socialism)による日本及び世界の再建を模索する研究会です。

日本よ克服せよ!

2018年03月11日 10時54分06秒 | 社会問題
東日本大震災から7年 避難生活、いまも7万3千人

3/11(日) 0:21配信 朝日新聞


東日本大震災から7年 避難生活、いまも7万3千人
さいたま市から慰霊のため訪れた女性(61)は波打ち際にユリと菊の花束をそっと置き、手を合わせた。「つらい思いをして亡くなられた方の冥福と、生きている方を見守ってくれるよう祈りを込めた」と話した=10日午後、仙台市若林区の荒浜地区、戸村登撮影

2万2千人以上が犠牲になった東日本大震災から、11日で7年になる。住居や道路、鉄路などまちの形は整備されつつあるが、人々の暮らしやコミュニティーの立て直しは道半ば。東京電力福島第一原発事故の傷痕はなお深く、廃炉作業は緒に就いたばかりだ。

 復興庁によると、被災者のための宅地を造る「高台移転」は90%、災害公営住宅は93%が完成した。国道や鉄道も100%近くが復旧、再開している。防潮堤は計画の92%で着工し、うち半分近くができあがった。今も約7万3千人が避難生活を送っている。

 7年が経ち、インフラを中心にまちの姿が再興する一方、人口の流出に歯止めがかからない。岩手、宮城、福島の3県は震災前と比べて約25万人減少。沿岸部を離れ、別の地で生活を再建する被災者が増えている。観光目的の宿泊者数は3県とも震災前の水準に及んでいない。

 原発事故に遭った福島では、4町村で避難指示が一斉に解除され、間もなく1年になるが、帰還者は少ない。農業産出額も回復していない。避難生活に伴う精神的苦痛に対して支払われてきた賠償は、避難指示がおおむね解除されたとして、3月分で終了する。

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震災犠牲者のご冥福と被災地の方々の安寧を心から願います。

当時の政権与党「民主党」の稚拙な災害対応もさることながら、震災を機として政権奪回を図った自民党にしてもその対応は十分と言えるのか。


以前の記事
にも書いたが、被災地にばかり負担を押し付け、弱者を見捨てるような保守派の冷酷さは本来の日本人的な心情からはかけ離れたものである。

かつて、筆者の住む大阪の橋下徹元知事・市長は震災の際、瓦礫処分受け入れを表明したが、悪質な「放射能デマ」により反対運動にさらされた。

私は新自由主義的・商業主義的な橋下徹を評価していないが、この件については立派であったと思う。

当時の橋下徹は演説で日本国民を情けないと評した。

今の日本国民は情けない

(関係者から紹介)日本維新の会 共同代表、橋下徹大阪市長であります!
(拍手)
橋下徹氏 我々日本維新の会は、いろいろ賛否両論あります。しかも口も悪い。僕自身も行儀が悪い。でもね、二枚舌だけは使いません。できることはやる。できないことはできない。選挙前でね、どうしても沖縄県民の皆さんの票をもらおうとして良いことばかり言うのが普通の政治家ですけども、我々日本維新の会は言い続けております。
普天間基地は、申し訳ないけども辺野古移設。まずはここで、沖縄県民の皆さん、何とか一旦我慢してください。これは日本維新の会しか言っておりません。自民党以外、他の野党もみんな好き勝手なこと言ってますよ。「普天間の基地は沖縄から外に出すんだ」、言うのは簡単ですよ。どこに出すんですか。沖縄以外の外に出すと言って、じゃあどこに持っていくのか。そこまでをしっかり言って、初めて沖縄の皆さんに「沖縄から外に出しますよ」と言えるんです。
まずは普天間を更地にして、あそこを沖縄のまちづくりに使うために一旦、辺野古に移設させてくださいということを、沖縄県民の皆さんに正直にお話しさせてもらおうと思っています。もちろん沖縄県民の多くの皆さんは、そのことについて反対するでしょう。なんで沖縄だけが負担をしなければいけないのか。怒るでしょう。でも、できないことを「やるやる」と言う政治は、最悪なんですよ。
だって皆さん、東日本大震災が起きました。大量のガレキが生まれました。岩手県も宮城県も自分たちでガレキの処理ができないから、どうか周りの都道府県の皆さん、日本国民の皆さん、自分たちでは処理できないから、燃やすことができないから、何とか周りで燃やしてくれませんか。お願いしたんですよ、岩手県も宮城県も。
そしたらどうでしたか? 日本国中、みんな「NO」ですよ。ガレキを受け入れすることはできません。なぜか。「ガレキに放射能が付いてるから、自分のところに来たら困る」って言うんです。僕は調べましたよ。本当にそんなに放射能が付いてるのか。そしたらね、全然そんなの、人間の身体に影響するほどの放射能なんて付いていませんよ。にもかかわらず、全国の都道府県も、市町村も、みんな被災地を助けるようなことはしないんです。これが今の日本国民なんです。
僕は情けないですね。大阪府が真っ先に手を挙げました。僕が知事の頃に、被災地を何とか助けよう、大阪で受け入れようって手を挙げました。大阪市長になって、具体的に今、岩手県からガレキを受け入れて燃やしてますよ。しかし、住民の皆さんの反対運動がすごかったですね。身体に影響しないほどの放射能が付いた、付いてない、そんな程度のガレキを受け入れるだけで日本国民は大騒ぎしてるのに、どうやって普天間基地を受け入れるんですか。
今の日本国民じゃ無理です。僕は大阪で生まれ育ちました。大変沖縄の皆さんには申し訳ないけれども、沖縄の基地の状況、沖縄が犠牲をどれだけ被ってるか、何にも習わずにこの歳まで来ましたよ。社会人になって、メディアで仕事をするようになってから沖縄の現状を勉強しました。こりゃとんでもないと思いましたよ。「なんなんだ、これは!」と。
いったいこれは同じ日本国なのか。なんでこんなに沖縄だけが、アメリカ軍の負担をして、戦闘機が上をバンバン飛んで、米兵が好き勝手なことをやって。それでいて日本政府は何やってんですか、沖縄に対して。沖縄県民の皆さんが怒りをぶちまけてもね、沖縄タイムスや琉球新報が何言おうが、日本政府は動かない。だから日本維新の会は、できることからやろうと決めたんです。
政治家もマスコミも情けない

僕は沖縄の皆さんに怒られるかもしれませんが、まずは辺野古に移させてもらう。その次のことは、必ず考えます。オスプレイの訓練、少しでも何とか本州で受け入れることができないのか。今大阪で声を上げ、今度は関西広域連合で声を上げます。批判は出るでしょう。反対論は出るでしょう。文句も出るでしょう。でも動かなければ何も変わりません。
沖縄県で米軍がやりたい放題やってるわけでしょ? 僕の子どもが、もし米兵にレイプなんてされたらね、黙ってられませんよ。おとなしく抗議なんてそんなことじゃ済みませんよ。沖縄県民の皆さんは怒った。血相変えて怒ったんですよ。しかし日本の政治家はそこまで怒ってますか? 沖縄県の政治家は怒ったかもわからないけども、永田町の政治家なんか、涼しい顔をしてるだけじゃないですか。
僕はね、政治家は怒らなきゃいけないと思いますよ。日本の政治家は顔真っ赤にして怒らなきゃいけないですよ。机をドンドン叩いて、机を蹴飛ばすくらいの勢いでね、米軍に対して怒りをあらわにしないといけないです。
朝日新聞も毎日新聞も、他の新聞も、テレビも、こう言うんですよ。「橋下、波風立ててどうする」「アメリカとの関係を悪くしてどうする」「日本の国益に反しますよ」……情けない。なんでアメリカに嫌われるようなこと言ったら、それで国益に反するんですか。そんなことやってたらいつまでたっても沖縄のことをアメリカに言えませんよ。
日米地位協定、どうやってこれを変えていくんですか。日米同盟は大切、アメリカとの信頼関係も大切。でもね、言うべきことは言わないと。今までの政治家はね、「黙ってりゃ何でもうまくいく」なんてそんな甘い気持ちでやってたんです。我々日本維新の会は、口は悪いし行儀も悪いかもしれませんが、そのかわり言うべきことは言いますし、二枚舌なんて使いませんよ。
僕らは、皆さんにきちんとこれから説明をし続けます。辺野古移設、その後を考えましょう。そして今この段階で、本州で、何でもいいから少しでも沖縄の皆さんの負担を軽減できるようなことを考えていく。そのために声を上げる! これをね、今ここでやらなきゃいけないんです。
(演説終了、沖縄県民と握手)
ありがとうございます。いやあ、もうね、負担ばっかりかけて政治家が良いことばっかり言い過ぎでね。少しずつ変えていきますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。


この演説はまさに正論ではあるが、橋下の後継者たちが仁徳天皇陵をはじめとする神聖な古墳を観光目的のために世界遺産にして飾りつけようとする商業主義的な根性や、カジノ解禁を主張した橋下らも「情けない日本国民」の一人に違いないのであろう。

そして、政治家や財界、またはアメリカやロシア、中共、北韓といった諸外国の横暴をなすがままにしている私自身も情けない。

保守派の中には「日本はすばらしい」と礼賛する者がいる。

確かに日本はすばらしい。
だが、問題もたくさんある。
その問題を見てみぬふりして、あるいは気付かないのか貧困に苦しむ国民を「自己責任」として見捨てる者までいる。
そういう者こそ「情けない」のではないか。

本当の愛国者というものは、自国の問題点を正直に指摘して、その解決策を考えるものだ。
情けない自国や自分自身を克服してこそ、強国となり自分自身も強者と成りうることができる。
情けない自国や自分自身に気付かずに夜郎自大に進む精神が弱者な者にはなりたくない。


自分自身を克服せよ!

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