今年は雨が多い。もともと「白老には梅雨がある」とも言われていましたが、数年前から濃霧や雨の日が減ったように感じていました。
今年は以前に戻った感じです。
萩の里自然公園では、夏の花がようやく咲き始めたようです。
オニシモツケ(鬼下野)バラ科
日当りが良いとピンク色になることが多いように見えます。
イヌゴマ(犬胡麻)シソ科 エゾイヌゴマかもしれません
ハナニガナ(花苦菜)キク科
今年は雨が多い。もともと「白老には梅雨がある」とも言われていましたが、数年前から濃霧や雨の日が減ったように感じていました。
今年は以前に戻った感じです。
萩の里自然公園では、夏の花がようやく咲き始めたようです。
オニシモツケ(鬼下野)バラ科
日当りが良いとピンク色になることが多いように見えます。
イヌゴマ(犬胡麻)シソ科 エゾイヌゴマかもしれません
ハナニガナ(花苦菜)キク科
降り続いた雨があがり、木漏れ日が気持ち良い気候になりました。
数年続けた徐間伐の効果かスッキリしました。
そのせいか、このような利用者が少し増えているように思います。うれしいことです。
どういう訳か今年はあちこちでフタリシズカ(二人静) センリョウ科が見られます。
中央通りから山神様への小道の山神様に向かって左(北)側に、大きなかたまりを幾つもつくり、群生しているのには、驚きました。
ここは、一昨年(2014年)に間伐したエリアです。明るくなったことが影響しているのだろうか。
関西の花・初夏の花・西宮- - 西宮の湿生・水生植物 には、丘陵~山地の林縁、明るい林床などに生育すると書かれています。
雨が降り続いている間に、ハクウンボク(白雲木)が満開になりました。
石山大通り沿い、駐車場のすぐ白老側。歩道から間近に観察できます。
萩の里自然公園には、ハクウンボクはかなりありますが、なかなか観察できる木はありません。
皆伐更新実験地には実生が何本かあります。センターウスの近くにでも移殖してはとも思いますが。
ハクウンボクについて詳しくは⇒シリーズ自然を読む木の個性を知る生活を知る
萩の里自然公園 中央通り、送電線の先右側のホオノキに花が咲いています。
センターハウスの上の芝生にも花を付けるホオノキがあります。
6月13日(月曜日)から、今年も作業を始めます。
「萩の里自然公園とウヨロ川周辺」が、「生物多様性保全上重要な里地里山」として環境省の指定を受けました。
オオアワダチソウなどの外来種は、生物多様性にとって大きな脅威です。
オオアワダチソウについて興味がある方、抜取り作業を体験される方はどうぞ!
6月13日(月曜日) 9:30 萩の里自然公園駐車場においで下さい。
日本の侵略的外来生物ワースト100(日本生態学会)に指定されている、「オオアワダチソウ」の抜取り作業は今年4年目を迎えます。
作業時間が年々少なくて済むようになり、この面でも効果が確認できます。
過去の作業等については⇒こちら をどうぞ。
今年の抜取り範囲は、皆伐更新実験地(50M×50M)2か所(0.5㏊)増えて下図のようになります。
又ご協力いただける方は
萩の里自然公園管理運営協議会 事業部会 坂本まで (090-9526-5825)!!
尚、白老におけるオオアワダチソウの様子は⇒こちら
萩の里自然公園 エコウォーク
健康のために楽しくウォーキングをしながら、公園と周辺の魅力を再発見するウォーキングを開催しています。
第2 回ウヨロ川フットパス 右岸コースウォーキング
初夏の緑の萩の里と、風通しの良いウヨロ川の堤防を軽快に歩きましょう!
■日 時:6月11日(土)9時30分 (雨天・荒天中止)
■集 合: 萩の里自然公園駐車場集合
■コース:駐車場⇒センターハウス⇒ウヨロ川入口⇒右岸コース⇒石山大通り⇒駐車場 約7㎞
■持ち物:歩きやすい服装、帽子、虫除け、飲料水など暑さ対策等
■参加費:無料 ※ 障害保険等には入っていません。
■申込不要 駐車場にお集まり下さい。
■問合せ先:担当 坂本 090-9526-5825
◎ノルディックウォーキング用ポール有ります。必要な方は前日まで申込みを!
萩の里自然公園では、まだ桜が楽しめます。
白く見えるのが、カスミザクラ(霞桜) 淡いピンクがチシマザクラかタカネザクラだと思います。
駐車場から見えるカスミザクラ。 コクワ蔓に絡まれ元気がありませんが、昨年蔓をきりました。少しずつ元気になるでしょう。
カスミザクラ(霞桜) ピッタリの名前だと思いませんか? 春霞の空のような趣があります。
中央通り入口のチソマザクラかタカネザクラ(ミネザクラ)。 チシマザクラはタカネザクラの変種で、葉柄、花柄などに毛があるものをチシマザクラというそうだ。
花をルーペで観察しないと区別できない。
炭窯跡を調べていたら、幹が3つに裂けている大きな木に出会った。
数年前に枝の付根で、3つに裂けたと思われる。
裂け目の部分に「ひげ根」のようなモノが残っている。裂けた原因の一つかもしれない。
直径50cmは十分あるようだ。樹齢150ほどあるかもしれないイタヤカデだ。
萩の里自然公園では、製炭に適さないというクリ(栗)を除くと巨木だ。
100年200年生抜いて、萩の里を代表する巨木になってもらいたい。
2つの新たな炭窯跡が見つかった。
ミヤマカラマツ(深山唐松)も咲き始めた。
中央通りをずっと進み、ウヨロ川通りと交差する手前、50mほど手前の尾根道に咲いています。
新しい緑が奇麗で目が洗われるようです。
年々少しずつ分布を広げているようです。
花のように見えるのは「雄しべ」だという。唐松の葉に見えるのが和名の由来だそうです。
萩の里にも見られる、よく似たカラマツソウ(唐松草)はもっと大きく6月以降に開花する。
アキカラマツ(秋唐松)は、クリーム色で、50㎝~1.5mほどと大きい。7~9月に開花。
開花時期が重なるナガバカラマツ(長葉唐松)は、葉の形が違う。(萩の里には無い)
サクラスミレが咲き始めましたが、今年は中央通りでは一株しかみていません。
スミレの女王 サクラスミレ
サクラスミレとタチツボスミレ
生育地の様子↑
中央通り付近のサクラスミレは、頻繁に場所を変えたり数も変化が激しい。生育適地ではないのかもしれない。
付近には、チゴユリが咲き始めていました。
久しぶりにミズバショウ通りを歩いた。
「エンレイソウ通り」か、ミズバショウ・エンレイソウ通り」に名称を変更すべきかもしれません。
毎年生育範囲が拡大しているようだ。
日照や土壌の水分が白い花のエンレイソウに適した状態になってきていると考えられる。
かなり湿ったところが好きらしい。
10年ほど前は、シラネアオイ群生地付近や一本杉峠からウヨロ川入口へ向う「ウヨロ川通り」に多く見られた。
今は、ウヨロ川通りのごく限られた範囲で笹の中に群生しているのが見られる。
年々木が大きくなり、日照不足なのだろうと思われる。
「植生遷移」についても、「10年一昔」なのかもしれない。
オオバナノエンレイソウ↑
シラオイエンレイソウ↑
手前から、シラオイエンレイソウ、オオバナノエンレイソウ、奥に花弁が赤紫に変わってきたミヤマエンレイソウ
シラオイエンレイソウは、オオバナノエンレイソウ と ミヤマエンレイソウ の自然交配種だという。
詳しくはこちら⇒ 白老で見られる白い花のエンレイソウの仲間3種 ミヤマ オオバナ シラオイ、