福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2007.6.16(土) ねむの花咲く

2011-09-28 | 日記・エッセイ・コラム

今日の街角風景は、いま咲いている、ねむのき(合歓、夜合樹)
などである。


ネムノキ(合歓、夜合樹) マメ科の落葉高木  別名コウカ、ネブノキ

「合歓の花」が夏の季語とか。

  雨の日や まだきにくれて ねむの花   蕪村

    「まだきにくれて」とは・・早くから暗くなって・・の意だろう


合歓(ねむのき)

貝原益軒の「花譜」(元禄7年(1694年)発行)巻之中、五月の項に
次のように載せられている

合歡(ねふのき) 博物誌に、此木を庭にうゆれば、人のいかりを除、

嵆康(けいかう)はこれを舍前(いゑのまえ)にうえしよし、みえたり。

また嵆康(けいかう)の養生論、崔豹が古今註にも、此樹人の怒をのぞく

よしといへり。故にもろこしには、人家多く庭に植。其葉暮にいたれはとづ。

故に夜合と云。ねふりの木と云も。此故なるべし。五月に花ひらきて、紅白也。

上にいとすぢのごとくなる物あり。葉のわかきときは、ゆびきてくふべし。

五臟をやすんじ、心志をやわらげ、よろこびたのしんで、憂なからしむるよし、

神農本草にみえたり。又葉をせんじて、衣(ころも)の垢(あか)をあらふと、

陳藏器はいへり。


ランタナ


ランタナ


紫陽花の前に、セージの赤い花穂  何れも花の盛りは過ぎたようだ


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