福岡、佐賀県境の九千部山(くせんぶやま)(標高848m)は福岡市南区の
南方約13km.にある。今日の街角風景はこの九千部山の遠景である。
幕末、福岡が生んだ歌人、大隈言道(おおくまことみち)は九千部山を
九千峰(くせんぶ)の 山の夕だち はれにけり
いかに流るる 谷谷の水
と詠んだ。
大隈言道は寛政十年(1798)福岡薬院抱(かかえ)安学橋(今の今泉・若宮
神社の前あたり)で生れた幕末の歌人である。
慶応四年(1868)7月29日、福岡・今泉の自宅「ささのや」に死去、年71
言道は酒と桜と硯を以って三つの友として生きて来たそうだ。
福岡、佐賀県境の九千部山(くせんぶやま)(標高848m)は福岡市南区の
南方約13km.にある。頂上には佐賀、福岡のテレビ塔が林立する。
筑前國續風土記(貝原益軒、1703年(元禄16年)七十三歳のときに、藩主に献上)
巻之六 那珂郡下の九千部山の項に九千部山の由来として次のように記されている。
村民の説に、むかし性空上人法華經を一萬部讀誦せんとこゝろざし、九千部よみ、
其しるしに此山に塔を建てたる故に名付く。
九千部山遠景 福岡空港に着陸せんとして旋回降下中の旅客機が一機
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