福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2007.9.7(金) 秋海棠(しゅうかいどう)

2011-09-28 | 日記・エッセイ・コラム

今日の街角風景は、日陰に咲く秋海棠(しゅうかいどう)である。

 秋の季語だそうだ

   秋海棠 西瓜(すいか)の色に 咲きにけり    芭蕉


秋海棠(しゅうかいどう)

貝原益軒の花譜(元禄七年、1709年刊)巻之中の六月の項に次の如くみえる。

 秋海棠 六月中よりさきそめ、秋にいたりて盛也。其花艶なり。尤玩賞すべし。

  此花いにしへ日本になし。正保の頃、はじめてもろこしより長崎へきたる。此

  草木草綱目にのせず。月令廣義遵生八牋等諸書にみえたり。○宿根(ふるね)より

  三四月の頃、苗を生ず。根は芋のごとく小にしてまるし。又子(み)をまくべし。

  年を經れば、莖はなはだ長く、葉大なり。二三年をよしとす。陰地を好む。北の

  屋がけ、かきねによろし。或盆にうふべし。子(み)をうへて糞をかくれば、當年

  に花咲。宿根より生ずるは莖大なり。うふるに毎本相さる事一尺ばかりなるべし。

  ○月令廣義曰、陰處に宜し。遵生八牋曰、一たび日をみれば、色すなはち變ず。



秋海棠   僅かに水引がみえる


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