福岡万葉散歩

街の様子や木々や草花を眺め乍ら、先人の俳句や和歌を織り込んで、今の季節を楽しみたい。たまには万葉散歩も楽しみたい。

2020.7.21(火) 野牡丹 新型コロナ

2020-07-21 | 
福岡市で、新型コロナウィルスの感染が再び急増している。1日あたりの感染者は7月16日から5日連続で10人を超え、7月20日は25人で過去最多に迫っている。7月の感染者は接待を伴う飲食店関係が4割を占め、年代別では20代から30代が約半数であった。ここ数日は高齢者や子供の感染も目立ってきており、福岡市は爆発的な感染拡大に危機感を強めている。
福岡市で感染が再流行し始めたのは7月に入ってからだ。5月から6月は緊急事態宣言に伴う外出自粛の効果で感染者が出ない日が多かったが、7月はほぼ毎日確認されるようになった。特に7日から14日連続で判明。19日と20日の両日は20人台に達し、緊急事態宣言前後の4月4日、10日両日に記録した26人に近づいている。
再燃の一因は、流すなどの接待を伴う飲食店での感染拡大だ。スナックやキャバクラの従業員や客の感染が相次ぎ、7月は3店舗でクラスター(感染者集団)が発生。7月の感染者113人(19日現在)のうち、接待を伴う飲食店の客や従業員、その同僚や子供などが全体の4割を占める。
年代別では20代から30代が5割を超え、若年層が目立つ。医療機関や高齢者施設でクラスターが相次ぎ死者も増えた4月とは違い、無症状や軽症が多く7月は現時点で重傷者はいない。
ただ20日には通所介護施設で職員と利用者計14人が感染するクラスターが判明。「夜の街」や若者から家族などに感染が広がり、病院や高齢者施設で再びクラスターが多発することも危惧される。


野牡丹 のぼたん
  野牡丹の一と日の命けさあえか
            富安風生