車中泊を楽しむ

ここ何年か、軽キャンカーが人気なのだそうな。
軽キャンカーとは、軽自動車のワンボックスカーを、
キャンピングカー仕様に改造した車の事で、
専門の取扱店も、少ないながら全国にある。

現実問題、本物のキャンピングカーは、
欧米仕様で値段がバカ高く、
しかも車体がトラックの様に大きいので、
都会に住んでいる人では、置き場所にも困るだろう。
維持費だって相当かと思う。
（宝くじでも当たらない限り、少なくとも自分では絶対無理だ。）

そこで軽キャンカーなら、
値段は安いとは言えないが、
普通の乗用車の新車を買うことを思えば、
まだ手が届きやすいし、
維持費に関しても、（軽自動車よりサイズが大きくなるので、
高くはなるが、）
それでも普通車より割安感はあるし、
大きさも、買い物とか日常生活にも使えると、
取り回しのしやすさから、
特に人気なのだそうだ。

主にこれから定年を迎える団塊の世代に、
定年後リタイアしたら、
キッチンもついているし、車中泊しながら、
宿代を気にせず、日本全国、車で気楽に旅に出たい。
そういう願望をかなえる車として注目が集まっているらしい。
（勿論、ミニバンとか普通車ベースなら、
スペース的にも、パワー的にもなおさら魅力だが。）

そういえば、こちらに来てから、
バモスなど軽自動車のワンボックスカーで、
日本全国、車中泊している人のホームページを、
時々楽しみに見たりしている。
（検索エンジンで「車中泊」と入力すると、
おそろしく沢山ヒットするが。）

まあ世の中、
５０ccの原付のカブで日本一周する人もいるわけで、
（ましてや自転車でする人もいるわけだし、）
軽とはいえ自動車ならとくに驚かないが、
それでも現実的には、なかなか出来ないわけで、
やはりそういう人のページを見ると、
ついつい憧れてしまう。
ネタも庶民的だったりして、親近感も感じてしまう。

今では全国に「道の駅」もあるし、
（「道の駅」が税金の無駄遣いとか、
天下り先とか言われているけれど、それはさておき・・・）
各地に安価な日帰り温泉もある。
何も軽キャンカーでなくても、
乗用車でも全国気軽に、車の旅が楽しめる環境になっている。

画像は、
武内隆さんの「車中泊を楽しむ」

この本の場合、
載っているのはごくごく一般的な事ばかりだが、
この手の本を読むと、
やはり、どこか出かけたくなるなあ。