最近のここは手間がかかって大変な状況ですが、生徒諸君は土曜日からセンター試験ですね。そんなわけで、通常はこういうことは書かないのですが、センター受験で気になることをいくつか書いておきます。現役の時に懲りた人は大丈夫だと思いますが、念のために読んでおいて損はないでしょう。
① 当日の英語開始直前に、友達同士で単語帳を見合ったり、テストを出し合ったりしても逆効果。
一人で見るのがベストです。しかも、新しいものではなく、ボロボロにやりこんだ単語帳の中で、比較的不安なものを中心に見ていくのが効果が高いでしょう。さらに良いのは、単語帳ではなく、使い古した文法のテキスト・ノートや、やり込んだセンターの過去問(長文でも良い)を眺めることだと思います。なぜなら、「自分の最高の思考過程を再現すること」が試験直前に最も効果的なことだからです。直前に単語ばかり見るのは、「思考力はみな一緒だから」というありえない+甘ったれた前提に基づいた行動であり、
・思考力を高めるにもウオームアップが必要である。
・知識より思考力が「とっさのときの判断力」を高める。
この2点を無視ないしは軽視した行動です。くれぐれも思考力のウオームアップを侮るなかれ。昔の教え子も、直前に見に行くと文法の授業のノートを繰り返し見ていたものです。
友達同士でやることの欠点は、「友達と話すこと」「お互い謙遜すること」が中心になりがちだからです。よくいるわな、トイレの前で
「えー、あたしこれも知らない!チョーやばくなーい?」
「あたしもこれも知らないよー!もうチョー死んだー!」
なんて叫んでるバカ受験生組が。そんなこと言っている暇があったら少しでも自分の思考力を高めるべきでしょう。
② 試験後に友達同士で採点しても逆効果。がまんしろ。
英語に限らず、試験直後に友達同士ですりあわせた結果、自分だけができていないと勘違いしたせいで、その後の科目に身が入らなかったという先輩はたくさんいます。私の教え子にもいました。実は自分の方が当たっていたのに、周りと違うという理由で自分だけがまちがっていると勘違いして、その後も全力を出せなかった生徒が(涙)。他人と答が違っていても、自分の方が当たっている可能性も十分あるわけです。他人を自分の安心材料に使うと、報いを受けるという一例ですね。
③ 総じて、試験中の「友達」の存在は、助けというよりむしろ足を引っ張る存在となる。
①や②でもわかるように、依存し合う関係である限り、受験当日における友達は益ではなく害になります。「受験はチーム戦!」などという合い言葉を作る予備校も最近は多いですが、それは授業の雰囲気のことであって、実際の受験は一人で結果を出すものです。友達を無視しろとは言いませんが、お互い「自律」できる範囲で話したり行動したりすべきです。試験場で「実はさ、俺日本史超苦手なんだよね」などと語りを入れようとする友達は最低の部類でしょう。
④ 休み時間が長めなので、集中力を切らない工夫をせよ。
センター試験は、模試と違って休み時間が長いです。選択科目によっては数時間の空き時間ができます。休みに飽きた頃に次の科目がやってきますから、休み時間にやるべき頭脳作業をあらかじめ計画しておくと良いでしょう。何か作業をしておくことで、スムーズに試験に入りやすくなるでしょう。その場で作業を考えようとしても、あまりうまく行きません。さあやろう!と決まった頃に次の試験がやってくるぐらいの時間ですから(英語と地歴の間隔が45分。諸注意の時間を抜かすと約30分弱。実に中途半端な時間です)。
⑤ マークは後でまとめてやらず、その場でコツコツやる方がミスが少ない。
まあこれは人によっても違うのですが、後でまとめてマークした人の失敗談の方をよく聞きます。1問1問塗った方が、解答番号を気にするクセがつくので私も勧めたいのですが。
とまあ、こんな感じです。最近はセンターをなめてかかる受験生が増え、センターで成功した生徒の話はめっきり少なくなりました。しかし、状況を見極め、難問で詰まったりハマったりしたときの対応がうまく行けば、必ず自己ベストは出せます。
※ 病院に行く程度に体調が悪いときは、焦らずに追試験に切り替えましょう。要項によると、試験前日から試験2日目まで追試験の申請が可能とのことですから、前日からやばい場合は思い切って追試験にする方がいいです。東京が追試験の場所の一つですから、受験場所でめんどくさいことになることもありません。ただし、申請可能時間が短いので注意して下さい(詳しくは要項を参照)。
では。一発かましてこい!!
① 当日の英語開始直前に、友達同士で単語帳を見合ったり、テストを出し合ったりしても逆効果。
一人で見るのがベストです。しかも、新しいものではなく、ボロボロにやりこんだ単語帳の中で、比較的不安なものを中心に見ていくのが効果が高いでしょう。さらに良いのは、単語帳ではなく、使い古した文法のテキスト・ノートや、やり込んだセンターの過去問(長文でも良い)を眺めることだと思います。なぜなら、「自分の最高の思考過程を再現すること」が試験直前に最も効果的なことだからです。直前に単語ばかり見るのは、「思考力はみな一緒だから」というありえない+甘ったれた前提に基づいた行動であり、
・思考力を高めるにもウオームアップが必要である。
・知識より思考力が「とっさのときの判断力」を高める。
この2点を無視ないしは軽視した行動です。くれぐれも思考力のウオームアップを侮るなかれ。昔の教え子も、直前に見に行くと文法の授業のノートを繰り返し見ていたものです。
友達同士でやることの欠点は、「友達と話すこと」「お互い謙遜すること」が中心になりがちだからです。よくいるわな、トイレの前で
「えー、あたしこれも知らない!チョーやばくなーい?」
「あたしもこれも知らないよー!もうチョー死んだー!」
なんて叫んでるバカ受験生組が。そんなこと言っている暇があったら少しでも自分の思考力を高めるべきでしょう。
② 試験後に友達同士で採点しても逆効果。がまんしろ。
英語に限らず、試験直後に友達同士ですりあわせた結果、自分だけができていないと勘違いしたせいで、その後の科目に身が入らなかったという先輩はたくさんいます。私の教え子にもいました。実は自分の方が当たっていたのに、周りと違うという理由で自分だけがまちがっていると勘違いして、その後も全力を出せなかった生徒が(涙)。他人と答が違っていても、自分の方が当たっている可能性も十分あるわけです。他人を自分の安心材料に使うと、報いを受けるという一例ですね。
③ 総じて、試験中の「友達」の存在は、助けというよりむしろ足を引っ張る存在となる。
①や②でもわかるように、依存し合う関係である限り、受験当日における友達は益ではなく害になります。「受験はチーム戦!」などという合い言葉を作る予備校も最近は多いですが、それは授業の雰囲気のことであって、実際の受験は一人で結果を出すものです。友達を無視しろとは言いませんが、お互い「自律」できる範囲で話したり行動したりすべきです。試験場で「実はさ、俺日本史超苦手なんだよね」などと語りを入れようとする友達は最低の部類でしょう。
④ 休み時間が長めなので、集中力を切らない工夫をせよ。
センター試験は、模試と違って休み時間が長いです。選択科目によっては数時間の空き時間ができます。休みに飽きた頃に次の科目がやってきますから、休み時間にやるべき頭脳作業をあらかじめ計画しておくと良いでしょう。何か作業をしておくことで、スムーズに試験に入りやすくなるでしょう。その場で作業を考えようとしても、あまりうまく行きません。さあやろう!と決まった頃に次の試験がやってくるぐらいの時間ですから(英語と地歴の間隔が45分。諸注意の時間を抜かすと約30分弱。実に中途半端な時間です)。
⑤ マークは後でまとめてやらず、その場でコツコツやる方がミスが少ない。
まあこれは人によっても違うのですが、後でまとめてマークした人の失敗談の方をよく聞きます。1問1問塗った方が、解答番号を気にするクセがつくので私も勧めたいのですが。
とまあ、こんな感じです。最近はセンターをなめてかかる受験生が増え、センターで成功した生徒の話はめっきり少なくなりました。しかし、状況を見極め、難問で詰まったりハマったりしたときの対応がうまく行けば、必ず自己ベストは出せます。
※ 病院に行く程度に体調が悪いときは、焦らずに追試験に切り替えましょう。要項によると、試験前日から試験2日目まで追試験の申請が可能とのことですから、前日からやばい場合は思い切って追試験にする方がいいです。東京が追試験の場所の一つですから、受験場所でめんどくさいことになることもありません。ただし、申請可能時間が短いので注意して下さい(詳しくは要項を参照)。
では。一発かましてこい!!
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