残酷なのはむしろマスコミ（香田さん殺害事件）

少し前の話になりますが、イラクで香田証生さんが殺害された事件について。

いくつかのサイトでは「政府が香田さんの遺体を日本に送る際の費用を家族に請求する予定」であることに対して「残酷だ！」という書き込みがあります。これについては私も安易に自己責任論をふりかざすつもりはありません。日を改め丁寧に書きたいと思っています。

むしろ今の日本の風潮を表現しているものとして気になったのは、香田さんの遺体が発見されたかどうかについての報道が、遅い上に扱いが非常に小さかったことでした。

例えば始めに別人を見つけたときは、「香田さん発見か？」の報を初めて伝えたのは日本テレビでした。NHKは、例の深夜用の「何かあったらお伝えします」という旨の表示ばかりでした。外務省報道官の記者会見をリアルタイムで深夜に放送したのも日本テレビでした。一応日本の代表的メディアとされているNHKでは、朝５時からのニュースで、しかも２番目の扱いで報道されました（もちろん最初のニュースは、あの地震の余震について）。

もう寝るので忘れないうちにこの事実だけメモ書きしておきます。問題提起自体も明日以降に持ち越します。この問題も軽々しく「これでいいのでしょうか」などと言うつもりはありませんから（だったらカクナというツッコミもごもっともですが、忘れないうちに事実くらいはメモっておきたかったわけです）。


※　そういえば『血と骨』は、今週の映画ランキングの４位でしたね（byテレビ朝日『虎ノ門』）。確か１位は…『いま会いに行きます』だっけか？純愛路線といえば『電車男』なので、『電車男』の映画化についても近々語りたいですね。TBのお礼もしないと…。