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I'll go for a walk

~涼しかったら散歩にいくよ~

志田峠

2011-12-03 01:37:36 | 柴犬

  Photo_2  11月26日は平山橋を渡って愛川町の田代まで歩いたので、29日は田代運動公園に車をを止めて田代から甲州道を歩いてみました。

1_2 田代の交差点です。今日はここから歩き始めます。

右端に舟繋場の石碑があります。昔はここに中津川が流れていて、舟を繋いで出水に備えたというようなことが書いてあります。

2 田代の交差点から県道54号線を50mほど西に向かったところを入っていきます。

3 関場坂の標柱がありますが、高いところにあり、横に何が彫られているのかわかりません。

5 関場坂から600mほど進んだところの馬渡方面からの道と合流するところで、甲州道の道標があります。すぐ横の案内には以下のように書かれています。

「この道は、かつて甲州みちであった。厚木市上荻野の打越から、当町の海底を経て、中津川をわたり、関場坂からここに至りそれから志田峠を越え、津久井の鼠坂の関所を過ぎて吉野宿へと通じる、小田原から甲州への通路であった。道標には、『甲州道中』『右よしのねんさか道』とあり、江戸中期ころの建立とされてる。また近世には、領主の使臣が村むらを巡視する道すじであったことから『巡見道』とも呼ばれ、ほかに、『津久井道』『志田道』の名もあった。

8道標が指し示す通り、右に進んでいきます。このあたりは歩道がなく歩きにくいです。

 

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このあたりは、武田信玄と北条氏照・氏邦が戦った三増峠の戦いがあったところで、その時の首級を除いた遺体がここに埋葬してあるそうです。

 

11 せっかくなので甲州道を少し外れて、合戦場の記念碑のところまで行ってみました。

三増峠の戦いは、あまり知られていないように思えるが、両軍合わせて3000人ほどの死者が出たということなので、三方ヶ原の戦いよりもずっと大規模な戦ということになります。

この戦で武田の武将、山県昌景が志田峠を越えて北条側の背後を突いたことで、武田を勝利に導いたそうです。

027 その山県昌景が越えてきた志田峠に向かうため、甲州道に戻ります。

志田峠への道の入口のところに首級が葬られている首塚があります。

地元の方でしょうか、花が手向けられてあります。

17 志田峠への道は初めは舗装されていますが・・

083 やがてかなり荒れた車道になります。

路面状態がかなり悪いところもあったので、乗用車で入っていくのはそれなりの覚悟が必要です。

20年くらい前に、大きな四駆で志田峠を越えようとして、結構大変だったことがあります。

今は歩いていますが、20年前も今日も、人ひとり、車の一台も途中で出会いません。

20年前の記憶では、峠にベンチとテーブルがありました。今日はそのあたりで昼食にするつもりでいます。

093 志田峠にでました。確かに昼食にするのに良さそうなテーブルがありますが・・

095 昔は山の中の峠だったはずが、ダンプカーの出入り口の正面になっていて、次々とダンプカーが出たり入ったりしています。

097 12時に田代を歩き始めて1時間30分ほどになりますが、こんなところで昼食をとるのはあきらめて、ダンプカーの横を歩いて下ります。

このあたりも昔はこんなに広い道幅はありませんでした。112

朝から曇りでしたが、このあたりから晴れてきました。

ダンプカーを避けながらですが、紅葉が美しいポイントもありました。

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峠を越えてから30分ほどで国道412号線に突き当ります。

もう2度とここには来ないと思います。

疲れているので国道を半原に向かって歩きます。

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やがて半原日向の交差点に出ました。

20年以上前のことですが、私は写真に写っている右折レーンで車を止めて、青信号になるのを待っていました。夕方であたりは薄暗く、車も人影もありません。今でこそコンビニなどがありますが、当時は何もなく、またどうした訳かその日は、田代への分岐からここまでほとんど車とすれ違いませんでした。

すると後ろから1台の車が近づいてきて、隣の直進レーンに静かに止まりました。中から30歳位のかなりきれいな女性が降りてきて、私の車の助手席の窓ガラスを『コツコツ』と叩きます。

そんなに小心者でないつもりですが、その時点で私はかなり驚いていました。

なぜなら当時の私の車は、運転席や助手席の窓ガラスまで真っ黒なスモークを張っていて、外からは中が全く見えない状態でした。

人気もなく薄暗い状況で、そんな私の車をノックする女性の神経が信じられませんでした。

あわてて助手席の窓を開けると、「相模湖インターに行くには真っ直ぐでいいのでしょうか?」と聞いてくるので、相模湖インターまでの道を簡単に伝えて、女性が車に乗り込むのを見届けて、半原日向の交差点を右折しました。

ただこれだけの出来事ですが、その日はなんとなく重たい空気感が車の中に漂っていました。

カーステレオの音量を上げて半原の街を抜けていきました・・

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日向橋です。向こう側に紅葉を始めた山が迫っています。

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半原の神社の前です。

半原はかつては撚糸業が盛んで、太平洋戦争後の昭和24年には全国の絹縫糸の生産量の80%を占めるほどだったそうです。

半原神社前の和菓子屋さんの看板には糸最中とあります。

当時の繁栄の面影も今は失われています。

149 半原神社のトウカエデの樹です。半原の街の繁栄を見届けてきたからでしょうか、それほどの巨木ではありませんが、ご神木といった趣があります。

 

 

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半原神社を過ぎてしばらく進むと民家がなくなり、道は中津川のすぐ横に近づいていきます。

20数年前のあの日、重たい空気感を打ち消すように、やや車のスピードを上げてこのあたりを走っていました。

すると、『コツコツ・・』確かにそう聞こえました。スピードを上げて走っている私の車の窓ガラスを叩く音が聞こえたのです!

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『コツコツ・・』事件のあたりから10分ほど歩くと愛川橋が見えてきます。

この橋は町名が橋の名につけられており、造りも立派ですが、この先は行き止まりという不可解な橋です。

初めて今日はこの橋を渡ってみました。

橋の向こう側は隠川という地名がつけられています。

なんでも三増峠の戦いの折、北条方の武将、内藤秀行らが、運よくこの地に逃げ隠れたので隠家と呼ばれていたことが由来になっているという説があるそうです。

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愛川橋から7~8分ほど歩いたところに田代方面に続くトンネル(愛川トンネル)があります。トンネルを迂回して桟敷戸集落の中を歩きました。

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トンネルがあるので、おそらく地元の方以外の車が通ることもないでしょう。静かでなんとも言えない雰囲気のある集落です。175_2

愛川トンネルから200mほど進むと馬渡橋があります。

歴史を感じる橋ですが、もう3時を過ぎています。ここまで全く休まずに歩いてきて疲れたので、急いで橋を渡って田代運動公園の駐車場に戻りました。

さて『コツコツ』という音ですが、後日、花火大会の会場の近くを車で通ったところ、花火が打ち上げられる音が、車の中で『コツコツ』と聞こえることがわかりました。

きっとあの時も近くで花火が打ち上げられたに違いない・・と思うことにしました。

 

 


甲州道(打越峠から海底へ)

2011-11-26 23:11:41 | 柴犬

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11月24日に厚木の峠の中で最も北に位置する打越峠に行ってみました。

甲州道が国道412号線と合流する上荻野の三叉路から打越峠を通って愛川町の海底(おぞこ)の集落に抜けるコースを進みます。Photo

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A地点:国道412号から田尻方面への入口です。車の通りも少ないここから田尻の集落に入っていきます。

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B地点:しばらく歩くと国道412号線からの道幅の広い道と合流します。

ここを右に向かいます。

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C地点:車がスピードを出して通り過ぎますが、歩道が整備されています。

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D地点:右に進むと中津川カントリークラブの入口です、ここを左に向かいます。

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だんだん薄暗い山の中に入っていきます。

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猪の出没に注意を促す張り紙があちこちに貼られています。

猪は犬を見ると向かってくるそうですが、今日も犬連れの散歩です。

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E地点:しばらく歩くと行き止まりの看板がありますが、そのまま真っ直ぐ進みます。

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F地点:車が入れなくなっていますが、人や犬の通行は問題なさそうです。12

F地点から50mほど進むと打越峠にでました。峠の周辺はかなり広い場所で、いわゆる峠のイメージとは違います。

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峠を越えて愛川町側に入ります。

急に薄暗い山道になります。

 

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明治15年頃の地図では、今の愛川町方面へ向かう道は田代に出ています。

つまり現在の国道412号とほぼ同じあたりを進んで、平山橋の方に向かっています。

Photo

江戸時代の地図には、田代に向かう道は描かれていません。左下の赤い線は宮ケ瀬に向かう道で、右上の赤い線は三増峠に向かう現在の県道65号線にあたる道と思われます。

そうすると荻野付近を抜ける大きな甲州道はなかったようにも見えます。

打越峠は甲州道の一部というより、海底集落の人達が荻野へ抜ける近道のようなものだったのかもしれません。

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海底に向かって急こう配を下り終えたあたりに馬坂と書かれた標柱があります。

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馬坂標柱のところには金毘羅神社へ上がる階段があります。

37_2 馬坂の標柱のところを大きく左に曲がると愛宕神社が見えてみます。

 

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さらに進むと日月神社の前に出ます。

25 日月神社の前にはご神木と呼ぶにふさわしいような銀杏の大木があります。         

                                                                               

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銀杏が神社の石垣を降りてくるように見えます。22_2

日月神社から中津川に向かって進むと、角田大橋から田代半僧坊を結ぶ道と交差するところにお地蔵様が祀られている。地蔵は子供の守り神として信じられています。供えられた風車が良く似合います。27_2

さらに中津川に向かって進んだところに道祖神が祀られています。石像自体は新しいものですが、石碑は古いもののように見えます。

神社も地蔵も道祖神も、集落の外から禍を招き入れないための結界の役割をするものです。

そうすると打越峠からのこの道は、昔はこの集落を通る主な道だったように思えてきます。

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中津川に突き当りました。川の堤防の上の道を平山橋に向かって進みます。

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平山橋です。

昔はここを車で通っていましたが、すぐ隣に新しく平山大橋が架かってからは車の通行は出来なくなりました。

平山大橋のところの説明板によると、平山橋は現存する神奈川の橋の中では最古の橋ということで、戦時中に戦闘機の機銃掃射を受けた傷も残っているとあります。

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大正十五年六月完成とあります。

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これが機銃掃射の跡でしょうか。

鉄の柱に穴が開けられています。

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田代運動公園でテツと二人で昼食にしました。

今日はテツは久しぶりにハーネスを付けました。今見ると少しキツい感じに見えます。

少し太ったでしょうか。

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帰りは来た道を戻ります。

中津川の河原にヤギが繋がれていました。

40_2 馬渡からの木々に覆われた暗い急坂を登りきると、地下からはい出たように峠の方が明るく見えます。

 

 

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打越峠です。

ここから20分ほどで上荻野に戻りました。

この日は12時40分に上荻野を出て、15時に戻ってきました。

 

 

テツの里帰り

2011-10-16 21:48:02 | 柴犬

162 秦野戸川公園の帰りにテツを譲っていただいた、ブリーダーさんのペットショップに行ってみました。

実は私はそれほど柴犬について詳しくはないのですが、秦野奈護呂荘という犬舎号でかなり知られているらしいです。テツが我が家来るときにたまたま本屋で買った柴犬の本の巻末にも撮影協力で秦野奈護呂荘が紹介されていました。

秦野奈護呂荘といってもこのお店自体は小田原にあります。一応ペットショップとなっているので、他の犬種も扱っているようですが、店の周辺には柴犬が何頭も繋がれています。

しかしこうしてみるとここの犬はかなりテツに似ています。

0244 2009年10月18日にこの店で娘に抱かれているテツです。

初めはこんな色でした。素人では大人になってどんな毛並みになるかわかりませんね。

店長さんはテツに関して、毛並みが良くなることと、それほど大きくならないということをその時におっしゃっていましたが、結果的にそのとおりになったと思っています。

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カメラを持って店内に入ってきた私を見て、店長さんが2頭の犬を外のゲージに出してくれました。

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「うーんなんだろう大きな展覧会での入賞犬かな」などと思ってみていると、しばらくして犬とは思えないような行動に・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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最終的には2頭揃ってこんな決めポーズで写真に納まってくれました。

これでも逃げ出したことはないそうです

 

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テツの成長した姿も見ていただき、最後に店長さんから来店記念のお土産までいただいて大感激です。

店長さんにお礼を言って車に戻る途中で一頭の雌犬を見つめるテツです。

自分好みの娘だと思っているのか、まさかお母さんじゃないよね。


紅いもと豆乳のショートケーキ

2011-09-05 22:23:04 | 柴犬

017 今日はテツの2歳の誕生日なので、犬用のショートケーキを買いました。

娘が買ってきたのは、コミフというブランドの「紅いもと豆乳のショートケーキ」という商品です。

もったいぶってペロペロ舐めながら完食しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

022 お祝いに新しい首輪にしてみました。

027 しかしこういうものは人間の自己満足なので、当人がうれしいかどうかはかなり疑問です。

029 赤毛の柴犬に茶色の首輪が似合うかどうか心配でしたが結構いいかも

 

 

 

 

 

 

 

 


八菅橋BBQ

2011-08-07 23:43:01 | 柴犬

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今日は八菅橋付近の中津川の河原でバーベキューをしました。

10時前に河原に到着してみると、川の流れに面したところは既に車でいっぱいです。

みなさん早朝から場所取りをしているようです。

八菅橋周辺の情報はこちら

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河原でだいぶ汚れたので、シャワーを浴びせた直後の様子です。

結構不機嫌です。

028 バスタオルに八つ当たりです。

2日連続で連れまわされてテツもお疲れぎみのようです。明日も休みですが、そっとしておきます。