価値観と優先順位

前ブログ・フォーカス27「時空の先」

「問題は対策かなぁ」

2008年08月27日 | 前ブログ フォーカス27「時空の先」

「問題はそんなとこじゃないと思うよ」

 

自衛官の自殺、年間80~90人 対策打ち出せず(朝日新聞) - goo ニュース

{記事一部}
防衛省広報課によると、自衛官の自殺者数は98~03年度は59~78人だったが、04年度に前年度から19人増の94人となった。その後の3年間も93人、93人、83人と続く。

同省は00年以降、カウンセリング態勢の充実やメンタルヘルスに関する啓発教育などの自殺防止策を進めたが、自殺者の大幅な減少は見られない。この点について、原告弁護団は「上官の行き過ぎた言動が黙認される一方、悩みを抱える隊員が外部にアドバイスを求める制度的保障がない」と自衛隊の組織的な問題を指摘した。

と、括ってますけどね。

確かに自衛隊という閉鎖的な空間の中では、一般企業にはない体育会系的なノリの先輩後輩のキツイ上下関係、更には陰湿ないじめ的な体質があるだろうと安易に想像できる。

しかし、しかしである。
(以下、勝手な私感です)

そんなのは学生時代に何かの運動部にでも所属していればどこにでもある事である。

もっと言えば、不良とか「悪」と言われる世界に足を突っ込んでれば、そんなのは当然の掟である。


自衛隊という中での上下関係やいじめといった構造は、昔からずっと続いている体質だと思う。

問題は、ただ、入隊する「人間そのもの」の経験不足(身体的精神的両面で)、

人としての耐性の低下としか思えないのである。


私の同級生や過去知り合いだった奴にも自衛隊に入った奴が居るが、はっきり言って、何の使命感も無く、「タダで免許が取れる」とか「飯付き住居付きだから」とか「入りたい職場がなかったから」とか殆どがそういった理由だ。

防衛大学卒でもなければ、高卒で自衛隊に入る奴なんて、殆どがその程度の気持ちだったり、或いは「銃とかガン好き」だったり、普段からサバイバルゲームをやっていたりで「趣味の延長」位でしか入ってないのが現状で、それはずっと変わっていない実状ではないだろうか。
(勿論、中には志高く入隊した方も居るとは思いますが・・)

そういう方達は、結構オタク的存在であったり、いつも目立たない教室の隅っこで一人遊んでたりと、いわゆる「上下関係」とか人間の「醜い争い」とかとは無縁に育ったであろう人種が圧倒的に多いのではないだろうか。


要は、

1・昨今の「甘えた奴らを増産する風潮」の中で育った温室的人間の増加。

参考過去記事「無意味」

2・更にその中でも他人と上手く融合せず(自ら好きで関わらなくしてきた)にオタク的に生きてきた人間関係の未熟さ。

そこへ、
3・初めて社会に出た「自衛隊」という閉鎖的な空間で、初めて経験する「上下関係」「いじめ」。

この3つの要素が直接原因なのでは? と、強く思うのだ。


勿論、私は、いじめを肯定する訳でも容認したい訳でもない。

明らかに立場の弱い相手に権利権力を盾に必要以上の強要や要求をする奴らなんて、ボッコボコにしてやりたい。

いじめや無理強いはあってはならない(しかも社会人になってまで)

いじめやそういった事をなくす対策は必要だとは思うし、早急に実行せねばなるまい。


しかし、そういった体質は昔からあった筈である。

自衛隊員の自殺者増の直接原因は、上記の要因が重なり、またその割合(特に1)が増えただけだと感じるのは私だけでしょうか?


「いじめはなくせ!しかし、見当違いな対策は意味ねぇぞ!」


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雑巾がけだって得意だよ♪ | トップ | ニート支援 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

前ブログ フォーカス27「時空の先」」カテゴリの最新記事